『RIDE 95』の巻頭に掲載された、東本先生の書き下ろし漫画作品「Blue or Green」をご紹介します。こちらは題名の通り、青い服を着た男と、緑色の服を着た男のお話です。この二人、仲がいいんだか悪いんだか、大人なんだか子どもなんだか・・・。
夜中まで永遠とポーカーを続ける二人。
どうやら、緑色の服を着た男は最近イヤなことがあったようで、少々気が立っています。
結局なんだかんだで取っ組み合いになり、テーブルはぐちゃぐちゃ。せっかく注文したオムライスも台なしです。
「なんだお前!遅いくせに!」「なんだと!俺に勝ったことあるのかよ!」そんな言い合いをしながら、真夜中に店を後にした二人は、お互いの愛車に跨ります。
暗かった空はすっかり明るくなっています。もう何時間競い合ってるのやら。
作品の全容はぜひ『RIDE95』で確認していただきたいのですが、街中を走り、高速を抜け、海沿いを駆ける描写は、さすが東本さん。臨場感たっぷりで引き込まれてしまいます。
さて、海沿いまで競い合った二人は、朝の海岸で山崩し(棒倒し)をはじめました。まったく、大人なんだか、子どもなんだか・・・
東本さんが描いた別の作品で、カタナ乗りの男性が、若い女性にこんなクイズを出す場面があります。
「男と男の子の違いって、何だかわかる?」
そして、カタナ乗りの男性はこう答えるのです。
「それは、持っているオモチャの値段だよ」
緑と青の二人の男は、まさにこれだと思いました(笑)
女から見ると、すこし呆れてしまう反面、かわいいなと愛おしく感じてしまうんですけどね。
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