1985年から2007年までの伝説的企画、特集を一冊に凝縮。この連載では、モーターマガジン社全面協力の元、同社出版誌である【名車の記憶】ホンダスポーツクロニクルより、ホンダの名車の歴史を振り返り、紹介をしていきます!(あぁこ@ロレンス編集部)
画像1: 【名車の記憶 ホンダスポーツクロニクル】路面を力強く蹴るような走りを実現!エンジン3.2ℓへ拡大したNSXの詳細。

1997年2月からNSX初のビックマイナーチェンジが行われ、MT車はすべて3ℓから3.2ℓ、6速になりました。NSXtypeSは、ストリートで他と比べものにならない強さの“S”。まさに最強スポーツの称号ですね ♥︎ 今回は、3ℓのタイプRに匹敵するほどの性能とは一体どのようなクルマなのか、『オールタイプRの詳解』からNSXtypeS(NA2型)についてより詳しく紹介しています。

画像2: 【名車の記憶 ホンダスポーツクロニクル】路面を力強く蹴るような走りを実現!エンジン3.2ℓへ拡大したNSXの詳細。

R専用 ではないものの、抜群の乗りやすさ。

デビュー以来、小改良のたびに進化してきたNSXだったが、大変換は7年目に起こった。エンジンの3.2ℓ化+ 6速MTの採用である。新たなC32B型エンジンは、それまでのC30A型のボアを3㎜広げ3179ccとしたもので、パワーは〝自主規制〞時代だったため280psに据え置かれたが、トルクは1kgm太くされていた。また、MTはファイナルレシオに変更はなかったが、よりクロスさせたことでV6パワーをフルに引き出すことができた。このチェンジを機にスポーツグレードとしてタイプSが登場。

画像: R専用 ではないものの、抜群の乗りやすさ。

クロススポークのホイールで差別化を図っていた。さらに、そのタイプSをベースに豪華装備を省き、サーキット走行も楽しめるようにしたタイプS ゼロも用意された。タイプSゼロはそれまでのタイプRに相当するものだが、本格的なチューンは施されていなかったため敢えて“R”の名を冠することはなかったのだ。それゆえ目立つ存在にはなりえなかった。 この3.2ℓ+ 6速MTは格段に乗りやすくなった。エンジンはシフトアップ時に1段飛ばしても十分加速していくほどのフレキシブルさを持ち合わせていたからである。さらに、ワインディングロードや高速走行でギア選択の幅が広がったことで、 走りをさらに楽しめるようになった。

『オールタイプRの詳解』からNSXtypeS(NA2型)を一挙にご紹介!

画像: 2001年にはエクステリアの大幅な変更をともなったマイナーチェンジが行なわれた。大きなところではリトラクタブルヘッドライトが固定式に変更され、フロントバン パーやリアバンパースカート、リアコンビランプなども新デザインに。タイヤサイズも前後17インチとなり、操縦安定性やコーナリング時の限界性能を向上させている。 www.motormagazine.co.jp

2001年にはエクステリアの大幅な変更をともなったマイナーチェンジが行なわれた。大きなところではリトラクタブルヘッドライトが固定式に変更され、フロントバン パーやリアバンパースカート、リアコンビランプなども新デザインに。タイヤサイズも前後17インチとなり、操縦安定性やコーナリング時の限界性能を向上させている。

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画像: 3ℓから3.2ℓに排気量アップ、シリンダーヘッドも赤に塗られ た C32B。エンジンブロックの重量も3kgの軽量化を達成。吸排気系を見直したことでトルクアップを実現した  www.motormagazine.co.jp

3ℓから3.2ℓに排気量アップ、シリンダーヘッドも赤に塗られ た C32B。エンジンブロックの重量も3kgの軽量化を達成。吸排気系を見直したことでトルクアップを実現した

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画像: おなじみのMOMO製本革巻きステアリングホイールに、チタンシフトノブなどを専用装備。タイプ S・ゼロはオートエアコンやパワーステアリングなどの装備が省かれる。 www.motormagazine.co.jp

おなじみのMOMO製本革巻きステアリングホイールに、チタンシフトノブなどを専用装備。タイプ S・ゼロはオートエアコンやパワーステアリングなどの装備が省かれる。

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画像: BBSと共同開発した軽量の鍛造 アルミホイール。これにより1台当 たり4kgもの軽量化を実現してい る。デザインも専用のものだ。 www.motormagazine.co.jp

BBSと共同開発した軽量の鍛造 アルミホイール。これにより1台当 たり4kgもの軽量化を実現してい る。デザインも専用のものだ。

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