『GONIN サーガ』は、2015年9月26日に公開された石井隆監督による日本のバイオレンス・アクション映画作品。主演は東出昌大。 石井監督によって制作された1995年公開の『GONIN』の正統続編にあたり、『GONIN』から19年後を描いた作品となっている。 - wikipediaより
石井隆監督によるクライムサスペンスの続編
19年前に起きた暴力団襲撃事件によって人生を狂わされた5人の男女が織りなす、バイオレンスアクション。
ことの発端は暴力団の金を強奪した5人の男たちと、彼らを追う暴力団の激しい抗争だった。19年経って、事件の真相を突き止めたのは、暴力団襲撃事件で命を落としたヤクザや警官の遺児たち。彼らは復讐のため、再び暴力団事務所が隠し持つ大金の強奪を目指す。
果たして彼らは首尾よく金を奪って逃げ切れるのか?それとも・・・
リアルな暴力と復讐劇を、割り切って楽しみたい
前作の『GONIN』のそうだったが、本作もまた、ハッピーエンドではない。
バッドエンド、ではないが、敵も味方もほとんど生き残らないのが、このシリーズの特徴であり、スカッとしたクライムサクセスストーリーを期待するなら見ないほうがいい。
(そういう僕は観てしまったが)
ただ、窮鼠猫を噛むかのごとく追い詰められた若者たちが、隠し持っていた牙を剥き、暴力の世界に身を投じるが、そのことによって破滅への道へと追い込まれていく様を、短い時間でさっと描いており、映画としてはよくできた作品と思う。
また、前述のごとくハッピーエンドではないものの、主人公たちは想いを遂げており、これはこれでいいかとも思える。
激しい銃撃戦やリアルな暴力を、フィクションで楽しみたい方にはオススメの作品と言える。
(ひとつだけ苦言を書くと、銃を横向けて撃つアクションはダサいからやめてほしい)
コメントを読む・書く