2011 YAMAHA YZR-M1:ロレンソが孤軍奮闘するも 年間タイトルを手放す
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)

画像: (Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社) www.motormagazine.co.jp

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800cc最終シーズンに向け、2010年型をベースにさらに熟成。初代モデルから受け継ぐ並列4気筒エンジンはクロスプレーンクランクシャフトやフライバイワイヤー、ニューマチックバルブなどの新技術を積み重ね、卓越した性能と耐久性、扱いやすさを実現している。ロレンソ が奮闘するも、3勝にとどまり年間タイトルを逃してしまった。

レース活動50周年を迎えたYAMAHAが3年連続の3冠を達成した前年モデルからの熟成進化を重ね、投入した800㏄最後のM1。残念ながら4年連続のタイトルは獲得できなかったが、HONDAのケーシー・ストーナーとのタイトル争いに、第16戦オーストラリアGPでの転倒、第17戦の欠場を余儀なくされてもなお、ロレンソがランキング2位でシリーズを終えるというライダー、マシン共に高いポテンシャルを見せたシーズンとなった。

2012 YAMAHA YZR-M1:1000ccの 初代チャンプはロレンソ+YZR-M1の手に!
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再び排気量が1000ccとなったことで、増大したパワーに対応するため、積極的にマシンの前後重量配分に手を入れた12年モデル。ホイー ルベースを伸ばして、分布荷重をフロント寄りとしているのだ。他にもスロットル開度とエンジンのレスポンス特性も改良したが、これも+200ccの排気量アップによる出力特性に最適化したものだろう。

レギュレーション変更により、エンジン排気量が再び1000ccに拡大された事で、全体的なマシン性能ではなく、細かい重量や操作性の見直しをする事により全てにおいて理想的なバランスを追及したマシンとなった。
NEWマシンとなり展開が全く予想できないシーズンだったにも関わらず、2012年シーズン全18戦にわたる戦いでトップ争いを繰り広げ、ロレンソが見事タイトルを獲得!YAMAHAは2年ぶりのタイトル奪還に成功した。

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