2007 YAMAHA YZR-M1 :
軽量コンパクトをコンセプトにラップタイムは前年と同レベルに引き上げ
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)

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排気量800cc、燃料タンク容量の縮小というレギュレーション変更に対応した2007年型のM1。出力、速度低下を補うため、新設計されたエンジンは大幅な軽量・コンパクト化を実現している。 エンジンマネジメントシステムのさらなる最適化などで最終仕様で出力4%、回転数1000rpm、 燃費は3%向上。車体バランスの見直しや新型カウルの導入でラップタイムは前年と同レベルに。

990㏄から800㏄に変更となったレギュレーションへの対応に苦戦したYAMAHA。他メーカーとの圧倒的なパワーの差は歴然で、シーズンを通して試行錯誤した末、V・ロッシ選手はランキングを3位で終える結果となったが、来シーズンのマシンに向けての開発の準備を整える事ができた、学びの1年となった。

2008 YAMAHA YZR-M1 :
三冠を獲得した完成度の高いマシン
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車体ディメンジョン見直しによる前後重量バランス最適化と、フレーム剛性バランスの最適化によってハンドリング性能を高めた2008年型のM1。エンジンはニューマチックバルブシステムの採用と、ポートや燃焼室形状の見直しにより、最高出力・最大トルクを向上させている。また、バルブシステムの軽量化、リング類の最適化、潤滑方法改善などでフリクションロスを低減。ヤマハ2度目の三冠(ライダー・メーカー・チーム)獲得を実現している。

前年度の不調を糧に、かなり完成度の高いマシンを仕上げてきたYAMAHA。レギュレーションの変更に、ただ頭を抱えていた訳では無かったという事を証明した1年となった。タイヤも今まで使っていたミシュランからブリヂストンに変更た事が功を奏し、YAMAHA、2度目の3冠を達成するという快挙に加え、加入1年目のロレンソ選手がルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得するなど、圧倒的な強さを見せたシーズンとなった。

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