先日発表されたばかりの最新のハーレーダビッドソンRoadster™の試乗会が、南フランスのマルセイユからサントロペのルートで開催されました! スポーツスター・ファミリーのニューフェイス、XL1200CX Roadster™「ロードスター」の走りの実力をレポートいたします。

現地取材:北岡博樹(モーターマガジン社) デジタル編集:宮崎健太郎@ロレンス編集部
取材協力:ハーレーダビッドソン ジャパン株式会社

ロー&ロングじゃない、"走り"のハーレー。

Roadster™はフロント19インチ、リヤ18インチという、ハーレーとしては異色のホイールサイズを採用。タイヤはダンロップ製ラジアルをチョイス。軽量アルミキャストホイールは、新設計されたものをおごります。

サスペンションは、プレミアムライドと名付けられたフロントの43㎜径倒立フォーク、リアはストローク量を充分確保したショックが装備。足まわりの装備の充実ぶりがRoadster™の特徴のひとつです。

画像: Roadster™に搭載されるエンジンは、スポーティな味付けが特徴のエボリューション1,200cc。足まわりの装備の充実ぶりからは、ハーレーダビッドソンが「走り」に本気で取り組んできたことを感じさせます。

Roadster™に搭載されるエンジンは、スポーティな味付けが特徴のエボリューション1,200cc。足まわりの装備の充実ぶりからは、ハーレーダビッドソンが「走り」に本気で取り組んできたことを感じさせます。

ワインディングで本領を発揮! 味わいを楽しめるスポーツ。

跨って気づくのはハンドルの低さ! けっこう前傾姿勢のライディングポジションです。ハンドルの垂れ角もコーナーでの操作にフィットする設計で、ドカッと座って、のんびり走るイメージは全然ありません。シートがハーレーとしてはすこし腰高なのも、熱い走りっぷりを期待させてくれます!

郊外のワインディングこそが、Roadster™の真骨頂を発揮する舞台です。ヨーロッパは市街地だと制限速度が低めだけれど、郊外に出ると時速70㎞/hまでOKなんて当たり前。場所によってはワインディングなのに90㎞/hもOKなんて場所もたくさんあります。

画像: ヨーロッパの市街地は石畳の道が多かったりしますが、いざ走ってみたらビックリ! Roadster™の足まわりは、すごくしなやかで快適&安心です。車体のコンパクトさもあって、街中をクルクル駆け回れます。この街乗り機動力なら日本の都市でも楽しめそう!

ヨーロッパの市街地は石畳の道が多かったりしますが、いざ走ってみたらビックリ! Roadster™の足まわりは、すごくしなやかで快適&安心です。車体のコンパクトさもあって、街中をクルクル駆け回れます。この街乗り機動力なら日本の都市でも楽しめそう!

前傾のライディングポジションと軽く足を前に出すミッドコントロールのステップ位置。スポーティなスタイルだから、日本のスーパースポーツみたいな気分でシートの前寄りに座ってコーナリングしてみると……アレ?なんだかしっくりこない? ちょっとフラつくかも?

色んなライディングフォームを試してみる。そんな中で、よし、決まった!と思ったのは思いっきりシートの後ろに座った時。リアタイヤがグッと路面をつかんでいるのが感じられて、後輪を軸に、前輪がライダーのイメージよりもタイヤ1本分くらい外を回っていきます。この乗り方は、Roadster™以外のハーレーにも共通するもの。なるほど前傾姿勢だけど、操り方はハーレーらしさを踏襲しているのです。

画像: ヴィンテージなカフェレーサーを走らせる気分で、丁寧にコーナー手前でブレーキングしてそのままコーナーへ入っていくと、スッと鼻が入っていく感じ・・・そしてコーナーの出口が見えたら、前後ラジアルタイヤのグリップ力を頼りにスロットルをドカンと開ける・・・コーナーの侵入では優しく、でも脱出は大胆に・・・それがRoadster™にマッチしたライディングスタイルです。

ヴィンテージなカフェレーサーを走らせる気分で、丁寧にコーナー手前でブレーキングしてそのままコーナーへ入っていくと、スッと鼻が入っていく感じ・・・そしてコーナーの出口が見えたら、前後ラジアルタイヤのグリップ力を頼りにスロットルをドカンと開ける・・・コーナーの侵入では優しく、でも脱出は大胆に・・・それがRoadster™にマッチしたライディングスタイルです。

ニッポンで一番楽しめるハーレーかも?

ワインディングを抜け、海岸線を低めのスピードで流す・・・Roadster™のエンジンは鼓動感たっぷりで、大排気量Vツインでしか味わえない旅の情緒に浸らせてくれます。

街では機動力が高くて、ワインディングはエキサイティング、そして旅先でのクルージングはテイスティ・・・スポーツスター系はもともと、この3つが自慢のハーレーですが、最新のRoadster™はその中でも「ワインディング」がいちばん楽しくアップグレードされています。でも、ギリギリ限界を攻めることを楽しむのではなく、コーナリングをマシンと対話しながら駆け抜けるのが楽しい、味わい深い稀有なスポーツモデルと言えるでしょう。

画像: バイクをライダーが積極的に操って、うまくリズムに乗せてやる。ピタリとRoadster™とライダーである自分がシンクロできる瞬間・・・それが何とも言えず気持ちイイ!

バイクをライダーが積極的に操って、うまくリズムに乗せてやる。ピタリとRoadster™とライダーである自分がシンクロできる瞬間・・・それが何とも言えず気持ちイイ! 

今回は南フランスというシチュエーションでしたが、このRoadster™は日本の環境でこそ活きてくるんじゃないか?ってことを試乗中常に考えてしまいました。カフェレーサーとして街を駆け、タイトなワインディングも自分らしく楽しめる。そしてツーリングも楽しめる・・・。

つまり、日本で人気のスポーツスター・ファミリーに、もっと日本の道が楽しめるテイスティ・スポーツが加わったわけです。"ジャスト・イン・ニッポン"と呼べるRoadster™で、日本国内を走ることが今から楽しみになってきました!

画像: Roadster™の価格は仕様により異なります。ビビッドブラック(ピンストライプ:チャコールデニム)は1,540,000円(本体価格1,425,926円)。ブラックデニム(ピンストライプ:レッド)とベロシティーレッドサングロ(ピンストライプ:レッド)のモノトーンカラーは1,562,000円(本体価格1,446,296円)。そしてビレットシルバー/ビビッドブラック(ピンストライプ:バーガンディ)のツートーンカラーは1,584,000円(本体価格1,466,667円)です。

Roadster™の価格は仕様により異なります。ビビッドブラック(ピンストライプ:チャコールデニム)は1,540,000円(本体価格1,425,926円)。ブラックデニム(ピンストライプ:レッド)とベロシティーレッドサングロ(ピンストライプ:レッド)のモノトーンカラーは1,562,000円(本体価格1,446,296円)。そしてビレットシルバー/ビビッドブラック(ピンストライプ:バーガンディ)のツートーンカラーは1,584,000円(本体価格1,466,667円)です。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.