いやぁ、最近はすっかり寒くなってきましたね・・・皆さんも風邪などひかないようにお気をつけくださいね。ところで、季節は寒くなれど、アジアロードレース選手権は熱いです(←強引な話の持って行き方?)。1996年にスタートしたFIM アジアロードレース選手権は、今年で設立20周年を迎えることになりますが、近年は日本人ライダーの参戦も活発になって、日本での注目も高まっています。
アジアならではのカテゴリーとも言えるアンダーボーンクラス。
高橋裕紀選手、芳賀紀行選手、小山知良選手などの有名ライダーが参加するスーパースポーツ600(SS600)クラスの他、アジアプロダクション250(AP250)、Honda CBR250Rのワンメイクで争われるアジアドリームカップ(ADC)、そしてスズキFU150のワンメイクで戦われるスズキ・アジアン・チャレンジ(SAC)が開催されているアジアロードレース選手権ですが、個人的に一番面白い!と思うのが、ホンダ・スーパーカブのようなアンダーボーンフレームに、4ストローク130ccエンジンを搭載したマシンで競われる、アンダーボーン130(UB130)です。
東南アジアでの国内選手権のメインカテゴリーとなっているアンダーボーンクラス。アジアで活躍するライダーたちが必ずこのクラスを経験してから、他クラスへステップアップをしている。
カワサキ、ヤマハ、Hondaの3メーカーが参戦しているクラス。車体が軽いこの車両で勝つのには、スリップストリームを使い、巧みなレースメークが必要になる。常に集団の中で戦うことになり、レース開始から最終ラップの最終コーナーまではレースに勝つためのポジショニング。最終コーナーから立ち上がってからが、勝負の本番になり、ゴールラインでは4台5台が並んでのフォトフィニッシュになるレースが多い。アジアンレースの真髄と言っても過言ではないカテゴリーだ!
1960年代初頭から、日本のメーカーはいわゆるスーパーカブタイプのアンダーボーンフレームの原付バイクを東南アジア方面に輸出しており、アンダーボーンモデルは彼の地の人々に長年愛され続けております。また古くから、これらアンダーボーンモデルを使ったロードレースも行われてました。
いわばアンダーボーン130は、アジアならではのカテゴリーを言えるクラスです。この激戦を戦い抜いたアジアンライダーが、いつかモトGPのような頂点カテゴリーでチャンピオンになる日が来るのか・・・。楽しみですね!
今年のアジアロードレース選手権は、今週末(12月3〜6日)のタイ・ラウンドを残すのみ。YouTubeのライブカバレージでもアジアロードレース選手権は楽しめるので、ぜひチェックしてみてください!