2015年11月12日、イタリアの自動車デザイン会社、ピニンファリーナが、インドの自動車大手マヒンドラ・ アンド・マヒンドラに買収される見込みであることを発表しました。
フェラーリやマセラッティ、ロールスロイス、キャデラックなどの数多くの名車のデザインを手掛る。
1930年にバッティスタ・ピニン・ファリーナが創設したピニンファリーナ社。現在はバッティスタの孫であるパオロ・ピニンファリーナがCEOを務めています。
フェラーリに代表される自動車のデザインおよびエンジニアリング、中規模の生産工場を持ち委託生産を主とし、特に既存車からカブリオレ、バリオルーフなどのコンバーチブルにリデザインすることを得意とする。また、デザイン分野において垣根がなく船舶、電車、トラック、バス、トラクター、モーターサイクル、フォークリフト、オフィスチェア、プロジェクター、スピーカー、エスプレッソマシン、ゴルフクラブ、電話機、サングラス、時計、靴、歯ブラシ、ジャクージ、PC周辺機器などまで幅広く手がける。
ピニンファリーナはフェラーリやマセラッティ、ロールスロイス、キャデラックなど数多くの名車のデザインの手掛けてきました。しかし、大手自動車メーカーの自社デザイナー採用などにより、経営が悪化。何年にもわたって損失計上が続き、6月末時点の純債務は日本円で約69億円。そして、ついにインドの大手自動車会社である、マヒンドラ・ アンド・マヒンドラに買収される見込みであることが発表されたのです。
フェラーリ・ディノやデイトナ、F40、テスタロッサも…。
ピニンファリーナが手掛けた名車達。フェラーリだけでも豪華すぎる顔ぶれです。
ピニンファリーナが買収される見込みである、インドのマヒンドラ・ アンド・マヒンドラ社は、主に多目的車(MUV)、小型商用車(LCV)、オート三輪、トラクターなどを生産しています。
ネット上では「残念すぎる」、「これも時代の流れか…」、「もう、ピニンファリーナのエンブレムは見られないなんて悲しすぎる」といった声が多く上がっています。
いつの日か、またピニンファリーナにスーパーカーのデザインを手掛けて欲しい…そう願うばかりです。