世界的に有名なスコッチウィスキー・ブランドの一つ、ジョニー・ウォーカー。同社のブルー・ラベルのプロモーションムービーとして製作されたコチラの作品、なかなか面白いです。
出演するのは名優、ジュード・ロウとジャンカルロ・ジャンニーニ。
実はこちらのムービー、『紳士の賭け事』というショートムービーの第2作。前作では1928年製のイタリアの船をめぐり、ふたりの男がとある賭け事をする・・・というストーリーでした(興味のある方はYouTubeをチェックしてみてください)。でも私見ですが、クルマ贔屓という私の属性を抜きにして、作品としては第2作の方がはるかに良いです!
ジャンニーニが演じる老紳士の邸宅に、人知れず保管されていた1938年製ドライエ135S。この名車を賭けて、ロウは翌日の昼までにローマより南にあるこの地から、モナコのゴールまでレースをすることを提案します。
40年間走らせずにいたこのドライエを、これから24時間以内に、メンテナンスを施してから700km以上走らせる・・・この無謀な賭けを受けたジャンニーニは、車だけじゃなくこの屋敷ごと譲ることを約束します。
お金よりも大事なもの・・・それは冒険心と友情!と言える男になりたいです。
作品は11分ちょっとと長めですが、モナコを目指すロウとドライエの奮闘を応援しながら見ていると、あっという間に時が過ぎていきます。結末は貴方の目でお確かめいただきたいですが、見終えた後に、ロウが本当に求めていたのは、ドライエでもなく、勝利の満足感でもない・・・ことがわかると思います。実は敗者のいない賭け事・・・それがこの作品の面白さだと言えるでしょう。
この、お金では手に入らないモノを手に入れたふたりの男の物語・・・には、カメオ出演でふたりのF1チャンピオンが出演しています。そちらも注意しつつチェックして、ムービーをお楽しみください。