画像: SUZUKI GSX-1100S

SUZUKI GSX-1100S

「GSX1100S カタナ」は、1980年ドイツ・ケルンショーに試作車を出展。ドイツ人デザイナーのハンス・ムート氏による、日本刀をイメージした前衛的なデザインで世界のバイクファンの注目を集めた。翌年、輸出仕様車(排気量1100cc)の販売を開始。日本では、1982年から排気量750ccの「GSX750S」を販売し話題を呼んだ。また、1994年からはファンの要望に応え、「GSX1100S カタナ」の国内販売も開始した。

カタナ、と聞いただけで気合が入るバイク乗りは多いはず

カタナといえば、やはり、『バリバリ伝説』を思い出す人は多いと思います。

主人公の巨摩郡を追い詰めた最大のライバル、聖秀吉の愛車、として記憶に残っていると思います。
さらに、同じくバイクマンガの金字塔『あいつとララバイ』では、最速の公道レーサー首都高のキングの愛車として、強烈な印象を残しています。

画像: ©楠みちはる先生「あいつとララバイ」より www.amazon.co.jp

©楠みちはる先生「あいつとララバイ」より

www.amazon.co.jp

そしてもちろん、より強烈なのは、やはり東本昌平先生の『キリン』でしょう。
デカ尻女こと、ポルシェ911とのバトルを繰り広げたカタナの勇姿には、多くのバイク乗りが胸を熱くしたと思います。

画像: 映画『キリン POINT OF NO-RETURN』より www.kirin-movie.com

映画『キリン POINT OF NO-RETURN』より

www.kirin-movie.com

1980年のケルンモーターサイクルショーでその衝撃的な姿を披露して以来、今日に至るまで、多くのカタナ乗りが生まれています。
オートバイは数多くありますが、バイク乗り、ではなく、カタナ乗り、のように車名をそのまま当てはめた呼称をつけられるバイクはそうはありません。おそらくは、Z乗り、ニンジャ乗り、マッハ乗り、ハヤブサ乗り。そのくらいではないでしょうか??(他にあったらごめんなさい)

いずれにしても、バイクが好き、というより、カタナが好き!というライダーは今でもとても多いと思います。
エンジン 1,074cc(空冷4ストロークDOHC直列4気筒)
最高出力 111馬力
最大トルク 9.8kg-m

カタナは最終的に2000年にファイナルエディション1,100台が製造されたあと生産中止となりました。

一流中古バイク販売サイトのGooBikeで調べてみると、200万円くらいで玉がありそうですね。

第1回目に紹介したマッハだと、その辺に停めていると、”古いバイク”が止まっているな、という感じがすると思いますが、前回のNinja GPZ900Rや、このカタナは30年以上前のバイクながら、きっと知らない人がみたら今のバイクのように思うような気がします。

中身はともかく、デザインに関しては、今見ても古びない。古いバイクとしてレトロチックにかっこいいのではなく、時代を超えて、現代に通じるエッジな感覚を有したバイク。そう思います。

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