画像: 【念願の初優勝!】古澤恵がドラッグレースでトップを狙う(インタビュー付き)

元レースクーン古澤恵がレーサーとなる

バイク乗りたちから絶大な人気を集めるモデルの古澤恵。レースクイーンからキャリアをスタートさせバイク雑誌を中心にモデルとして活躍、現在はBS11で放映中のTV番組「大人のバイク時間 MOTORISE」のパーソナリティも務める彼女は、自らもハーレーダビッドソンFXR-Sを駆るバイク乗りだ。レースクイーンからモデル、TVタレントとキャリアを積み重ねてゆく古澤恵は、さらにモータースポーツの世界でレーサーとしてのキャリアも刻もうとしている。

モータースポーツの中で最も「男前」なレース

彼女がいまチャレンジしているのはドラッグレースだ。アメリカが発祥とされるドラッグレースとは、1/4マイル(約400m)の直線コースを2台のバイクが並んで、ヨーイドンでどちらが速くゴールするかを競う単純明快な「男前」のレースである。
彼女が参戦しているのは2013年に設立されたV.D.A.(V-Twin Drag race Association)という、ハーレーダビットソンで競うドラッグレースの団体で、公式ライダーとして全国4カ所で開催される大会に年間エントリーしている。

3年目の挑戦で勝ち取った優勝メダル

先週の3月14日(土)・15日(日)に岡山県笠岡ふれあい空港で開催されたROUND 1では、念願の優勝メダルを手にすることになった。予選タイムでA〜Cに分けられた決勝Cクラスでの優勝ではあるが、決勝は4ヒートあるので4人のライバルに競り勝ってもぎ取った優勝メダルなのである。
V.D.A.ではニトロでもターボチャージャーでも何でもありの最高峰クラス「UNLIMITED CLASS」から、サイドバッグ付きのツアラーモデルを対象とした「BAGGER CLASS」まで、全部で10クラスのレギュレーションがあるが、古澤恵が出場しているのは上から2つ目の「PROSTREET CLASS」だ。何でもありの最高峰クラスを別格とすると、事実上の最上位クラスとも言える激戦区なのだ。そんな強豪を相手に闘っている彼女に聞いてみた。

画像: ドラッグレース専用に製作された古澤恵のマシン

ドラッグレース専用に製作された古澤恵のマシン

なぜドラッグレースを始めることになったの?
「普段乗っている愛車のハーレーダビッドソンFXR-Sでお世話になっているカスタムショップ『MAIDS motorcycle』さんが、V.D.A.というドラッグレースの団体を作ることになり、公式ライダーとしてお声をかけていただいたのかキッカケです。ハーレーは見た目のカッコよさに憧れて、自動二輪免許を取る前から「いつかはハーレーに乗りたいな〜」と思っていたほど好きなのですが、そのハーレーでまさかドラッグレースに出場するようになるとは、ってカンジですね」

画像: フロントタイヤが浮くのを防ぐため後方に伸びたウィリーバーに本気を感じる

フロントタイヤが浮くのを防ぐため後方に伸びたウィリーバーに本気を感じる

ドラッグレースの魅力ってどんなところ?
「V.D.A.(V-Twin Drag race Association)はハーレーダビッドソンによるドラッグレースで、年間を通したシリーズ戦のポイントを競い合うレースの場を提供する団体です。今では全国で加盟店が30店舗以上もあってどんどん盛り上がっています」
「始めた頃は「バイクで真っ直ぐ走るだけでしょ!」と若干舐めていたんですが(笑)、いざ走ってみるとスタートのタイミング、シフトアップやアクセルワーク、全てが繊細で何度走っても思い通りに走らせられませんでした。でもその単純な様で難しいところが魅力ですね」

画像: バーンナウトはスタート前の儀式のようなもの

バーンナウトはスタート前の儀式のようなもの

画像: クリスマスツリーと呼ばれるシグナルを合図にこの直線の先のゴールを目指す

クリスマスツリーと呼ばれるシグナルを合図にこの直線の先のゴールを目指す

スタート前の気持ちとスタート後の数秒間の気持ちは?
「そもそも私、あがり症なんです。なのでスタートが近づいてくるといつも吐きそうになってます(笑)スタート前なんか緊張して喉がカラカラですね。でもバーンナウトを成功してクリスマスツリーを見ている時は、それがすっかりワクワクに変わってしまいます。ステージランプが点いたらもう前を向いてアクセルを開けることしか考えていません!」

画像1: 3年目の挑戦で勝ち取った優勝メダル

画像2: 3年目の挑戦で勝ち取った優勝メダル

念願の優勝メダルを獲得したけど今後の目標は?
「3年目にしてようやくマシンにも慣れて、自分でも乗れてきたと思うので今年は結果を出したいです! 今年の目標はプロストリートクラス優勝! ハーレーで最速の女を目標に頑張ります!」
「私が目指しているのは、バイクとの付き合い方を通して楽しいことも辛いことも自分で経験して伝える事です。今後もロレンスに取り上げてもらえるように頑張ります! ロレンスも私もまだまだ走り続けていきますのでお見逃しなく♡」

画像3: 3年目の挑戦で勝ち取った優勝メダル

もうすでにハーレー最速の女ではないかなぁ

私は2013年6月に富士スピードウエイで開催されたV.D.A.の大会に、恵ちゃんの応援をするためにプライベートで観に行ったことがある。出走前のパドックで出会った彼女はいつもの笑顔で迎えてくれたが「もう〜、緊張し過ぎて吐きそうですよぉ〜」とその時も言っていたのをよく覚えている。そんな彼女は「PROSTREET CLASS」で現在ランキング3位。クラス優勝への道はけっして易しくはないと思うが「ハーレー最速の女」を目指す彼女を、これからも応援してゆきたいと思う。いやいや、いまでも充分にハーレー最速の女ではないかとも思うが。。。

■V.D.A. ROUND 2
開催日時:2015年5月6日(水・祝)
会  場:富士スピードウエイ

V.D.A.(V-Twin Drag race Association)

写真提供:古澤恵

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