モーターサイクルレーシングに向けた体力作りのために、なにか他のアクティビティを取り入れるべきか否か?40歳の不惑の年を迎えるあたりまでは、週に1回レーストラックへ足を運んで朝から晩まで走り回ってさえいれば、まあまあキレよく動けるフィジカルは維持できている気がして一応満足していました。ここ数年、個人的な乗車時間がほとんど取れないまま過ごしたあと、限られた時間のなかで少しでも良いパフォーマンスを取り戻すべく、"なにかしなくちゃ (汗) " モードでジム行く?ランニング?水泳?とない知恵を絞ってみたのですが・・・我が家からたった30分のところに自治体管理のパブリックなBMXトラックがあることを思い出したのです。それもなんと走行料フリーで!

気分はあの名作モーターサイクルムービー冒頭の自転車少年たちの如く?

WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー / FEVHOTSレースプロモーターのハヤシです。名匠ブルース・ブラウンによる伝説のモーターサイクル・ムービー "On Any Sunday = 栄光のライダー" の冒頭パートは、まだ自力で郊外でのオートバイ遊びに出かけていくには若すぎるカリフォルニアの少年たちが、BMX (バイシクル・モトクロスの略) レースに熱中するシーンから始まります。

画像: On Any Sunday - 40th Anniversary youtu.be

On Any Sunday - 40th Anniversary

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個人的なイチオシ映画の雰囲気に倣って、ということもありますが、1970年代初頭にカリフォルニアの子供達が自転車でモトクロスの真似をし始めたことから始まったBMXそのものの歴史のなかで、我らが愛するフラットトラックレース用のコンペティション・フレームビルダーたち・・・チャンピオンとかレッドラインとか・・・はその金属加工のノウハウと精度を最大の武器に、全米に広まりつつあったBMXブームの立役者にもなっていきました。クロモリ・パイプのカスタムメイドフレームをもつ2輪車、という共通項からも、ダートトラック・ファンには堪らない親和性があります。

考えてみれば路面作りや維持管理の苦労も競技規模?も似たもの同士かも

というわけでBMX、まずはご近所個人売買アプリで上物の中古車を格安入手。衣装や防具は土の匂いのするモーターサイクル用品がほぼほぼそのまま使えてしまう (やや過剰装備かも) し、 やがてはどこまでのめり込むかは未知数ですけど、あくまでフラットトラックに向けて自分史上最高に (?) カラダをあっためる目的で、最低でも毎週1回ペースで通ってみようかと考えています。

画像1: 考えてみれば路面作りや維持管理の苦労も競技規模?も似たもの同士かも

我が家からクルマで下道30分のこちらのBMXトラック、ほぼ全面が高速高架下でちょっとした雨なら路面を痛めず走れそうな気配。市の公園の一部を有志が頼み込んで?コース化することになったらしく、常駐スタッフの方はいないようですがめちゃくちゃクリーンに管理されています。もちろんスタートヒルありで時にレースイベントも開催されてるようで、夕方とか週末はお子さん連れとか多数でワイワイしている様子。平日昼間も路面への撒水やワダチの補修などでボランティアの方が作業されています。しかもココってば一般開放されている公園なので走行無料ですって!いやはやまったく侮れないぞBMXシーン・・・。

まだまだ深みにはまって詳しく状況を把握しているわけではないのですが、下半身強化などモーターサイクル向けのトレーニングにもすごく効きそうですよ。小一時間マジメに乗ったらだいぶカラダにきます。派手に飛べたり速く走れたら尚更に楽しくなりそうですが、本業以外で火傷しても本末転倒なのでまずは転ばない程度にプッシュ。朝から動けば幼稚園のお迎え時間にも余裕で間に合います。

まぁ平日の昼間からたむろして、隙あらば逆走したりキャイキャイする地元のキッズ (やんちゃめの子たち) とかも若干いらっしゃいますけどね、概ね治安とか風通しは良さそうだし子連れでも楽しめる素敵な遊び場なのじゃないでしょうか。ダートオーバルもかくあってほしい雰囲気があります。

画像2: 考えてみれば路面作りや維持管理の苦労も競技規模?も似たもの同士かも

さらに調べてみると都内から2時間圏内にいくつもBMXトラックってあるようで、なかには全面LED照明付きでナイター使用可の立派なところなども。走行音も静かでしょうしねぇ。うーむコレ本当にトレーニングの範疇で済むのかな?どっぷりハマって毎週金曜日の当コラムに帰ってこなくなることはおそらくありませんけど・・・。いろんな意味で乞うご期待、ということで。

ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!

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