2023年シーズンは、あのドゥカティがワンメイク方式の電動車両プロバイダになることが決定している「エネル MotoE ワールドカップ」。よって2022年シーズン最期のレースとなる9月4日(日)のサンマリノ・レース2は、2019年のMotoE初年度からエゴ・コルサを提供してきたエネルジカにとっても、ひとまず最期のMotoE決勝レースになります・・・。

初代MotoE王者が、エネルジカ エゴ・コルサ最期のレースで勝利!

日曜日のレース2、スタート後にポールポジションのドミニク・エガーター(ダイナモルト インタクトGP)らを従えてホールショットを獲得したのは、マティア・カサディ(ポンス レーシング40)でした。昨2021年のサンマリノ・レース2の勝者であるマッテオ・フェラーリ(フェロ グレシーニ MotoE)はスタート位置から3つもポジションを落とすも、1周目の第4コーナーまでに2つポジションを回復して5番手で先頭を追います。

画像: ポールポジションからスタートする2022年王者のD.エガーター(77番)。ミサノのレース2は2019年から続いた、エネルジカ時代最期のMotoE決勝となりました。 www.intactgp.de

ポールポジションからスタートする2022年王者のD.エガーター(77番)。ミサノのレース2は2019年から続いた、エネルジカ時代最期のMotoE決勝となりました。

www.intactgp.de

4周目、先日のレース1で今年度のタイトルを決めたエガーターが、第14コーナーでカサディをパス。しかし次の周の第8コーナーで再びカサディが抜き返すという、ワンメイク方式のMotoEならではの激しい首位争いが繰り広げられます。

Twitter: @motogp tweet

twitter.com

エガーターとカサディのバトルの間、レース1のノーポイントという結果でチャンピオン争いから脱落したエリック・グラナド(LCR E-チーム)が両者に接近。前戦オーストリアまでに5勝をあげているグラナドとしては、今シーズン最期のレースでも勝利をあげて、有終の美を飾りたいところでしょう。

そして先頭集団は1〜3位に追いついたフェラーリを含む4台となり、終盤戦に突入。7周目にフェラーリはグラナドをパスして3位に浮上。そして最終周、カサディが第2コーナーで転倒しそうになり、その影響を受けたエガーターをフェラーリとグラナドがかわします。そしてカサディとのバトルを制覇したフェラーリが、昨年最終レース同様にウィナーとなりました。

Twitter: @motogp tweet

twitter.com

2023年、ドゥカティ時代初年度となる新時代のMotoEに期待しましょう

画像: 2019年に初代MotoE王者となったフェラーリは、2022年ランキング3位となりました。最終戦の勝利は今シーズン2勝目であり、2019〜2022年のエネルジカ時代に彼は通算7勝を記録したことになります。 www.gresiniracing.com

2019年に初代MotoE王者となったフェラーリは、2022年ランキング3位となりました。最終戦の勝利は今シーズン2勝目であり、2019〜2022年のエネルジカ時代に彼は通算7勝を記録したことになります。

www.gresiniracing.com

表彰台の最後の位置の3番手はグラナドが獲得。唯一の日本人MotoE参戦ライダーの大久保光は9位でゴールし、前戦終了時点でのランキング6位の座を、わずか1ポイント差で守り抜きました!

画像: 2022年シーズン6位となった大久保光。大久保の95.5ポイントに対し、7位のN.カネパ(WithU GRT RNF MotoE チーム)は94.5ポイント、という僅差でした。 ajo.fi

2022年シーズン6位となった大久保光。大久保の95.5ポイントに対し、7位のN.カネパ(WithU GRT RNF MotoE チーム)は94.5ポイント、という僅差でした。

ajo.fi

2019年フェラーリ、2020〜2021年J.トーレス、そして2022年はエガーターと、"エネルジカ時代"のMotoEは3人の電動車王者を生み出すころになりました。2023年からはじまる"ドゥカティ時代"のMotoEでは、どのようなドラマが展開されることになるのでしょうか? 鬼に笑われそうですが、来シーズンのおとずれが今から楽しみですね!

MotoE2022 第6戦サンマリノ レース2 リザルト
1 11 マッテオ・フェラーリ Felo Gresini MotoE 13'52.5530
2 27 マティア・カサディ Pons Racing 40 +0.1954
3 51 エリック・グラナド LCR E-Team +0.673
4 77 ドミニク・エガーター Dynavolt Intact GP MotoE +1.092
5 40 ジョルディ・トーレス Pons Racing 40 +1.304
6 7 ニッコロ・カネパ WithU GRT RNF MotoE Team +2.876
--------------------------------------------------------------------
9 78 大久保光 Avant Ajo MotoE +6.434

MotoE2022 ランキング 最終結果 
1. D.エガーター スイス 227
2. E.グラナド ブラジル 192.5
3. M.フェラーリ イタリア 162.5
4. M.カサディ イタリア 156
5. M.ポンス スペイン 124
6. 大久保 光 日本 95.5

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.