"密にならないアウトドアレジャー" というキーワードも手伝って、ここ数年我が国のキャンプ人口は爆発的に増加しているそうですが、彼の国アメリカではキャンプ用品メイカーが初源的でチープなミニバイクをじゃんじゃん造り、ウォルマートやターゲットみたいな大衆スーパーマーケットで (一流バイクメイカーの半値にも満たない金額で!) いつでも買える日常がそこにあるみたいですよ。

もしも "外遊び" のレパートリーの1つに "モーターサイクル" を加えたら

WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTSレースプロモーターのハヤシです。昨年2021年に生誕60周年を迎えたホンダの小さな銘品 "モンキー" は、当初は東京都下・日野市にオープンしたホンダによる遊園地 "多摩テック" (2009年閉園) の遊具として誕生し、その派生型である市販公道用モデルは1963年に輸出仕様が、1967年に国内仕様が登場しました。

画像: 日野観光協会 目でみる社会科 東京日野 (1962) より

日野観光協会 目でみる社会科 東京日野 (1962) より

"モータースポーツを老若男女もっと身近なものに" という、ホンダ創業者の想いを具現化したこの施設と乗り物のコンセプトが、姿を変えて現代に生き続けるひとつの形が、本日ご紹介するアメリカのキャンプ用品メイカー "コールマン" の販売する一連のパワースポーツ製品です。

キャンプグラウンドやアウトドアでの荷物運びや "チョイ乗り遊び" に特化した廉価な同社のラインナップの中で、大人も乗れる最もスタンダードなモデルがこちらの CT200U です。

画像: もしも "外遊び" のレパートリーの1つに "モーターサイクル" を加えたら

低圧走行が可能な小径ファットタイヤ・燃料タンク一体の196cc空冷4ストロークエンジン・前後サスペンションなし・車重70kg前後というこれ以上ないほどのシンプルな構成のこの中国製造のミニバイク、あちらの大手スーパーマーケットやキャンプ用品店での実勢価格は650ドル (およそ9万円) くらい。Amazonなどの通販サイトだと重量物なので送料分?200ドルほど高いようです (残念!日本へ向けての発送は不可とのこと) 。

原動機は某社製汎用エンジンのコピー?、フレームの溶接精度とか各所の仕上がりも価格なり・お客様のほうで各自きっちり仕上げてね、という感じみたいですが、コストパフォーマンスとか気軽さは相当なものです。ちなみにさらに一回り小さいキッズ向け100ccモデル・CT100Uはセール中だと400ドルを切ることも。それに引き換え?世界のホンダのキッズ用モトクロッサーCRF50Fは2,698ドル!同クラスの電動マシン (CRF-E2) は2,950ドルです。比べてみると値段も本格的ですね・・・。

こちらのコールマンのミニバイク、某プレミアム・ファッションブランドとのWネームモデルなんてのもあって、泥よけとシートにブランドロゴが加えてあるだけで数倍〜10倍!?のプレミアが付いたりもするみたいですが。これまたナイスなビジネスですよね・・・。

親しみやすいチープなオモチャだって!弄って!競って!吹っ飛んで!

価格は手頃でDIY的に手直しのしどころ満点、ホットロッダーの血が騒ぐ?とでも言うべきか、カスタマイズがモーターカルチャーの重要な一部であることをビシビシと感じさせるこちらのミニバイク、2台集まればさっそく競技性を帯び始めるのも彼の国ならではの光景ですね。

画像: Mini Bike Racing at its Finest: Texas Tornado Bootcamp Outlaw Final youtu.be

Mini Bike Racing at its Finest: Texas Tornado Bootcamp Outlaw Final

youtu.be

ちょっと弄る、ちょっと遊ぶ、ちょっと競う、ちょっと吹っ飛ぶ?の度合いが可笑しいですが・・・上辺だけなぞって模倣しても、なかなかこの (実は真剣な) 雰囲気は出ないですよねー。没入できるって素晴らしいと思います。

ではまた金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!

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