ロードレースの第一線で戦う世界中のプロライダーたちが、その日常のトレーニングメニューにフラットダート・ライディングを取り入れることがひとつのトレンドになりつつある昨今、彼らがより好むトラックレイアウトは左右様々なターンの複合する "TTレイアウト" 。オーバルレーサー的視点だと何かちょっと歯がゆい感じなんですが、そこにはどのようなイメージの差があるのでしょうか?

第一線を退いても"おらが農場"で若手をビシビシ追い立てるんでしょうか?

WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTSレースプロモーターのハヤシです。今シーズン限りでのmotoGPからの引退を表明したレジェンドライダー、ヴァレンティーノ・ロッシ。今後は4輪レースへのガチ転向・・・"楽しむために走るつもりはない" そうで・・・も囁かれる彼が、父や仲間、多くの支援者たちと共に造り上げた一大フラットダート・トレーニング施設 "ランチ = 牛囲い" は最早あまりに有名ですが、本日は彼らがそこに集って切磋琢磨する "わけ" をサラっと明かしたショートムービーをご紹介しましょう。

画像: Valentino Rossi: The Why & How of Training on Dirt youtu.be

Valentino Rossi: The Why & How of Training on Dirt

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唯一のベストラインを奪い合うか、20以上(!)ものあの手この手の戦いか

トレーニングフィールドとしてフラットダートがいかに優れているか、についてはヴァレンティーノ本人の談話を参照していただくことにして (すんごいイタリア訛ですがわかりやすい英語です。よく見れば字幕オプション付き!) 、注目したいのは続く若いライダーの一言。

"TTレイアウトは最速のベストラインを正しくトレースして奪い合う・オーバルトラックのライン取りには20以上の選択肢がある" ・・・だから自分にとってオーバルは苦手分野、とおおいに謙遜するんですが、つまり本業のロードレースへの、より明確なフィードバックを狙うなら、TTレイアウトに勝るものなし、といったところなのでしょう。プロたちは常に目的をもって走っているわけですから、当然の選択なのかも。

画像1: 唯一のベストラインを奪い合うか、20以上(!)ものあの手この手の戦いか

オーバルトラックには20以上のラインの選択肢・・・もちろん打ち負かすべき相手とヨーイドンしてバッチバチにやりあう場面からこそ得られる体験ではあるわけですが、こんな風に冷静に分析されると自分のなかにどれほど引き出しがあるか、確認してみたくなりますね (5つくらいだったりして) 。やはりレイアウトは単純だけど、その分考えて乗らないとダメだな。貴方はどちらが好みですか?

ではまた金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!

画像2: 唯一のベストラインを奪い合うか、20以上(!)ものあの手この手の戦いか
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