モータースポーツ業界も、環境問題に無関心な態度でいることを許されない昨今、世界のモータースポーツを統括する団体であるFIM=国際モーターサイクリズム連盟は、スウェーデンの電動バイクメーカーであるCAKE(ケーキ)とパートナーシップを結んだことを、6月初旬に公表しました!

大きな目標のための、小さな一歩!?

MotoGPをはじめ、各種の世界選手権を統括する団体であるFIMは、将来にモータースポーツ文化を伝承するため様々な「持続可能性戦略」を掲げています。CO2排出抑制、持続可能なトランスポーテーション、カーボンニュートラル、そしてロードレースやトライアルなどの競技の"電動化"がFIMの方策ですが、スウェーデンのCAKEはFIMの姿勢に共感し、パートナーシップを結んだことを去る6月1日に発表しました。

FIMとCAKEのパートナーシップの第一歩・・・は、大仰な話ではないですが、CAKEの電動コミューターであるÖsa=オサを2台、FIMに提供することからスタートしました。

FIMのプレジデント、ホルヘ・ビーガスと、CAKEの電動コミューター「Ösa=オサ」。

www.fim-moto.com

将来的には、すべてのパドックバイクは電動化するのでしょうか?

FIMのシンボルカラーである「青と白」に彩られた特別仕様の2台のCAKE Ösaは、いわゆるパドックバイクとして使われます。具体的には、1台は機材輸送車として、もう1台はスタッフ移動車として、使われることになるそうです。

画像: クリーンで、ミニマルなスカンジナビアンデザインが、大いに評価されているCAKEの、電動コミューターモデルである「Ösa」の、FIM仕様車。 ridecake.com

クリーンで、ミニマルなスカンジナビアンデザインが、大いに評価されているCAKEの、電動コミューターモデルである「Ösa」の、FIM仕様車。

ridecake.com

すでに各モータースポーツのシーンでは、チームによっては電動車をとっくにパドックバイクとして使っていたりします。ですので、FIMとCAKEの今回のパートナーシップは「今更感」もありますが(失礼)、FIMとCAKE双方のステートメントにあるように、あくまでこれは「第一歩」でもあります。

もちろん、何もしないよりは、何かをすることは大いに評価したいです!この第一歩を評価するとともに、 今後FIMがどのようにモータースポーツ界における「サスティナブル」を実現していくのかを、モータースポーツファンひとりひとりが、チェックしていきたいですね!

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