原子番号1番、元素記号H。「水素」が温暖化ガス排出を実質的になくすカーボンゼロの切り札に浮上、宇宙の元素で最も多く、燃やしても水になるだけの究極の資源Hを制する競争について日経新聞が特集している。

専門家は製法を三つに「色分け」するという。

  • グレー
    石炭や天然ガスなど化石燃料から取り出す方法
    • 二酸化炭素(CO2)が発生してしまう
  • ブルー
    製造方法は“グレー”と同じだが、発生したCO2を回収して廃棄する手段を講じる。
    • 二酸化炭素(CO2)は発生してしまうが、処理方法を考慮
  • グリーン
    持続再生型エネルギー(太陽光発電など)によって水を分解して水素を製造
    • 二酸化炭素(CO2)が発生しない

CO2を発生させないための配慮の度合いによって、グリーン > ブルー > グレー

となるが、当然コストが高い順に並べても同じ並び。現在EUはグリーン水素、ロシアやカナダなどの資源大国や石油メジャーらはブルー水素の開発に傾斜しているというが、製造コストを下げ、火力発電に用いられる石炭や石油の代替品として世界に普及させられるかどうかの競争に入っているとのこと。

英石油大手BPは「カーボンゼロならば50年の最終エネルギー消費の16%を水素が占める」とみるとのことだが、果たして 実現は可能だろうか? 夢のエネルギー 水素は、脱炭素の切り札として実用化されるのだろうか?

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