2021年シーズンから、MotoGPのMoto3クラスに参戦を開始するガスガスが、3月19日のカタールでのオフィシャルテストで、トラックデビューを飾りました。まだタイムを云々する段階ではありませんが、それでもタイムが気になるのが人情・・・ですね?

ライダー2人は若きスペイン人・・・オール・スパニッシュ体制です!

3月19日から21日にカタールサーキットで予定されているMoto3クラスおよびMoto2クラスの公式テストですが、テスト開始前夜に「GASGASガビオタ・アスパル」のカラーリングが発表されました。1980年代に創業したスペインのガスガスは、2019年からKTMグループ傘下のブランドとなりましたが、2021年のMoto3に参戦するマシンは「ガスガスRC250GP」を名乗っています。

画像: ガスガスのコーポレートカラーである「赤」をメインとした、2021年型ガスガスRC250GP。

ガスガスのコーポレートカラーである「赤」をメインとした、2021年型ガスガスRC250GP。

新チームのライダーに起用されたのは、ホンダライダーとして昨シーズン終盤の2戦(ヨーロッパGPとバレンシアGP)でMoto3クラス2位表彰台を獲得した17歳のセルジオ・ガルシア。そして昨年度のFIM CEV Moto3ジュニア世界選手権でKTMを駆り、5勝を記録して見事チャンピオンに輝いたイサン・グエバラ。彼は16歳で、Moto3クラスのルーキーシーズンに挑戦することになります。

画像: 2018年にジュニアMoto3で年間2位となり、2019年から「エストレア・ガリシア0,0」の一員としてMoto3に参戦したS.ガルシア。これまでホンダユーザーとしての2年間で、Moto3クラスで優勝1回、2位3回を記録していますが、ガスガスに乗る2021年を飛躍の年にできるか、が期待されています。

2018年にジュニアMoto3で年間2位となり、2019年から「エストレア・ガリシア0,0」の一員としてMoto3に参戦したS.ガルシア。これまでホンダユーザーとしての2年間で、Moto3クラスで優勝1回、2位3回を記録していますが、ガスガスに乗る2021年を飛躍の年にできるか、が期待されています。

画像: 前年度のジュニアMoto3タイトル獲得者であるI.グエバラは、16歳でMoto3クラスデビューを果たしました。ジュニアMoto3よりも長いシーズンを今年は戦うことになるので、シーズンオフは体力を向上させることに重点を置いてトレーニングに励んだそうです。

前年度のジュニアMoto3タイトル獲得者であるI.グエバラは、16歳でMoto3クラスデビューを果たしました。ジュニアMoto3よりも長いシーズンを今年は戦うことになるので、シーズンオフは体力を向上させることに重点を置いてトレーニングに励んだそうです。

初年度のガスガスがどんな活躍をするか、注目しましょう!

3月19日のテスト初日。ドライコンディションで行われたセッションで1、2番時計を記録したのはペトロナス・スプリンタ・レーシングのダリン・ビンダー(2'05.750)とジョン・マクフィー(2'05.776)の2人。まだタイムを云々する段階ではありませんが、上位5台いずれもホンダ勢でした。そして、注目のガスガス勢はI.グエバラが9位(2'06.126)、S.ガルシアが13番手(2'06.728)で初日を終えています。

画像: I.グエバラを従え、コーナーを駆け抜けるS.ガルシア。

I.グエバラを従え、コーナーを駆け抜けるS.ガルシア。

画像: ルーキーながら、先輩のS.ガルシアより良いタイムを記録したI.グエバラ。若き2人が切磋琢磨することで、初年度のガスガスチームを盛り上げることを期待しましょう。

ルーキーながら、先輩のS.ガルシアより良いタイムを記録したI.グエバラ。若き2人が切磋琢磨することで、初年度のガスガスチームを盛り上げることを期待しましょう。

欧州から遠く離れたアメリカ大陸では、去る1月に今年からスーパークロスに挑戦するガスガスチームが、見事メインイベントの450SXクラスでデビューウィンを飾り話題になりました。

果たしてMoto3の方では若きスペイン人ライダーの2人がどのようなパフォーマンスを3月28日にカタールの開幕戦で披露してくれるのか・・・? 楽しみにその日が来るのを待ちたいです。

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