昨年アメリカ・ラグナセカで初開催され多くの話題を集めた、アメリカンクルーザーを競技車とするユニークなロードレースである"キング・オブ・ザ・バガーズ"。その好評ぶりを受け、2021年度はモトアメリカのイベントのひとつとして、年間5戦が開催されるそうです! 

SNSなどで大反響!

アメリカの各種ロードレースシリーズを運営する「モトアメリカ」の、2020年シーズンが終わってからの10月23〜24日、記念すべき最初の「キング・オブ・ザ・バガーズ」が開催されたのは、記憶に新しいです。

モトアメリカが公式Facebookページで明らかにしたデータによると、この"奇想天外"なロードレースは各種SNSで世界的な話題となったことがわかります。なんとFacebookだけでも、「キング・オブ・ザ・バガーズ」の反響は投稿へのリーチ数が990万! 投稿のビュー数が370万! そして投稿のシェア数は4万2,300にも達したそうです!!

モトアメリカ代表を務める3度の世界ロードレースGP500ccクラス王者、ウェイン・レイニーは、「正直なところ、ラグナセカでのキング・オブ・ザ・バガーズの(昨年の)デビューレースは、私たちが予想していたよりも上手くいきました」と、予想外の人気ぶりに驚いたそうです。

そして、この反響を受けてモトアメリカは、2021年シーズンのモトアメリカ・スーパーバイクシリーズの併催イベントとして、キング・オブ・ザ・バガーズを5戦のシリーズとして開催することを決めたのです!

初代王者となるのは? 2021年のバガーたちの熱い戦いに注目しましょう!

ハーレーダビッドソンとインディアンという、アメリカの2大ブランドが激突するキング・オブ・ザ・バガーズの2021年シーズンは、4月末のロードアトランタ(ジョージア州)が開幕戦になります。以後、6月にロードアメリカ(ウィスコンシン州)、7月にラグナセカ(カリフォルニア州)、8月にピッツバーグ(ペンシルベニア州)とシリーズ戦は続き、そして9月のバーバー・モータースポーツ・パーク(アラバマ州)が最終戦になります。

画像: 2020年10月のキング・オブ・ザ・バガーズのデビューレースは、S&Sインディアンを駆るタイラー・オハラが、ヴァンス&ハインズ ハーレーダビッドソンのヘイデン・ギリムとのバトルを制して優勝! 3位には、ローランドサンズデザインがスポートしたフランキー・ガルシア(インディアン)が入りました。 motoamerica.com

2020年10月のキング・オブ・ザ・バガーズのデビューレースは、S&Sインディアンを駆るタイラー・オハラが、ヴァンス&ハインズ ハーレーダビッドソンのヘイデン・ギリムとのバトルを制して優勝! 3位には、ローランドサンズデザインがスポートしたフランキー・ガルシア(インディアン)が入りました。

motoamerica.com

なお昨秋のイベントは招待制エントリー方式でしたが、2021年からのシリーズ戦はアメリカの2輪競技を統括するAMAのライセンス保持者なら誰もが参加OKになっています。5戦で最多ポイント獲得者がナショナルチャンピオンになるのも、他のAMAレースシリーズ同様です。

果たしてシリーズ戦最初の王者になるライダー&マシンは? 注目したいですね!

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