「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前の国産車は環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は「ホンダ ストリーム」だ。

ホンダ ストリーム(2009年:2代目マイナーチェンジ)

画像: スポーツ仕様となるRSTのインパネ。ステアリングに赤いステッチを入れ、ステンレス スポーツペダル&フットレストで雰囲気を盛り上げる。

スポーツ仕様となるRSTのインパネ。ステアリングに赤いステッチを入れ、ステンレス スポーツペダル&フットレストで雰囲気を盛り上げる。

2006年7月に登場した2代目ストリームが、3年目でマイナーチェンジを受けた。今回はエンジンの変更はない。もともとi-VTECは1.8Lでも低速域がトルクフルで5速ATとの組み合わせは軽快だし、2Lはフラットな特性で高回転域のパンチもあり、CVTとの相性も上々だった。

というわけで、改良は足まわりのリファインが中心だ。具体的にはリアサスのアーム取り付け部を強化した。これにより荷重による変位を抑え、よりスムーズに動くようにしている。併せてバネレートやダンピングも微調整された。とくに標準のXは硬さを指摘する声があったので、乗り心地を重視したという。

そのXに試乗してみたが、乗り心地志向と言っても単純にソフトになったわけではなかった。初期型が持っていたシャキッと締まったストリームの個性を残しながら、突き上げの角を丸めた質の高い乗り味になっている。だから路面の凹凸に乗った時など鋭い入力が入ると、それなりにコツンとは来る。だが平滑な路面ではいたってフラットでスムーズ。ダンピングが強すぎて揺すられるような挙動は完全になくなった。

スポーツ系のRSZは、この辺の割り切りがはっきりしていて若干ダンピングの強さを意識させる。タイヤが17インチであることも大きいのだろう。それでも改良の効果はしっかり出ており、ザラついた感触が格段に減った。スポーツを意識するユーザーには十分許せる乗り心地と言っていいだろう。

画像: エンジンはマイナーチェンジ前と基本的に同じ。2LのSOHC i-VTECはCVTと組み合わされるのも変わらない。

エンジンはマイナーチェンジ前と基本的に同じ。2LのSOHC i-VTECはCVTと組み合わされるのも変わらない。

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