先月公開の映画『きみの瞳が問いかけている』のメガホンをとった三木孝浩監督のティーチインイベントが行われた。

吉高由里子と横浜流星がダブル主演を務める映画『きみの瞳(め)が問いかけている』は、三木孝浩監督の最新作で、不慮の事故で、視力と家族を失った女(明香里):吉高由里子と、罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた男(塁):横浜流星、光を失って生きてきた二人が織りなす運命のラブストーリーだ。

監督から見た吉高由里子さん、横浜流星さんの凄いところは?

三木監督「吉高さんはパブリックイメージでは、いつも明るく楽しいキャラクターというイメージかもしれないけど、それをわざとやっている部分があって、現場を和ませることを気にしてくれてるんです。スタッフをよく見て、声をかけて明るく和ませてくれるし、そういうところは座長として信頼しています。お芝居だけでなく現場全体のテンションを気にして現場に入るところはすごいところだと思います」

画像1: 監督から見た吉高由里子さん、横浜流星さんの凄いところは?

三木監督「(流星くんは)1本、1本にかける集中力がすごくて、鬼気迫るものがありました。セリフの間違いとか芝居のミスによるNGはほとんどなかった。(横浜流星の意外な面は)寒さに弱いところ。でも(キックボクサー役で)体脂肪を相当落としてるのでしょうがないんです。水浴びをするシーンは時期も時期だったのでガタガタ震えていました」

画像2: 監督から見た吉高由里子さん、横浜流星さんの凄いところは?

イメージしていた曲は?

撮影に入る前に、世界観をイメージするために自分で様々な曲を集めてサントラを作り、キャスト陣やスタッフとも共有することもあるという三木監督。

三木監督「(本作ではBTSの「Your eyes tell」が主題歌となったが)サム・スミスの『How Will I Know』は、このラブストーリーのテンションに合うなとロケの間もずっと聴いていました」

吉高由里子から三木孝浩監督への質問

吉高由里子「私は恋愛映画が恥ずかしいのですが、三木監督の恥ずかしいものは何ですか?」

三木監督「(本作のパンフレットの中の自身の写真が)恥ずかしかった(苦笑)」

三木監督「演出の時は、無意識にキャラクターの気分で、その顔を作っていることが多くて。(横浜流星に対して演出しながら)塁の顔を触っている時は、明香里の気分でいるので、改めてその写真を見ると恥ずかしいです…」

画像: 吉高由里子から三木孝浩監督への質問

横浜流星から監督への質問

横浜流星「恋愛映画の名手と呼ばれる三木監督ですが、実際に奥様にプロポーズした台詞が何だったのか聞いてみたいです」

三木監督「そんなの個人的に聞いてくれればいいのに! 映画に関係ないし(笑)。すごくシンプルで『これからもずっと一緒にいてください』と言ったら、『いいです』とすごく軽い感じの返事で、『おや? もしかしてプロポーズと気づいてないのか?』と聞いてみたら『え? いまのプロポーズ?』って(苦笑)。指輪とかも用意していなかったので、気づかれなかったという恥ずかしい話でした」

役名の由来

横浜演じる「塁」の名前が日本人NBAプレイヤーの八村塁からとられていることは副音声上映で明かされていたが、一方吉高演じる明香里については?

三木監督「(明香里の)明るいキャラクターを名前からも出したくて、“あかり”にしたんですが、そこに“匂い”という要素――目が見えない分、匂いも感じ取ろうとしているというのを文字でも出したかった」

画像: 役名の由来

映画のタイトルバックが出てくるタイミングについて

映画のタイトルバックが出てくるタイミングがなぜ、あのタイミングなのか? かなりマニアックな質問も飛び出した。

三木監督「塁がどこで明香里に惚れたか?という問題で、みなさん、いろいろ推察されていますが個人的にはあの瞬間、タイトルが出る直前だと思ってます。相手が盲目だとわかってて、自分の視線を気にしないとわかっていても、見つめ合って目が合った時に射抜かれた感じ――特に流星くんの表情がすごくよくて、タイトルのポイントはここだなと編集後の段階で思いました。(ちなみにこのシーンの背景が細かい星空のような画になっている点は)点字をイメージしています」

画像: 映画のタイトルバックが出てくるタイミングについて

原案と異なる終わり方

原案となった韓国映画『ただ君だけ』が「愛してる」というセリフで終わっているのをあえて、今回の映画では変更した理由について

三木監督「脚本づくりで悩んだんですが、韓国語の『サランヘヨ』(※『愛している』の意だが、恋人以外にも日常的に使われる)の『愛している』とはニュアンスがだいぶ違うので、それこそ昔『月がきれいですね』という言葉で「I love you」を表現したように、直接的じゃない愛情表現で終わらせたくて、最後にひねり出しました」

横浜流星のキックボクシングシーン

監督自身がしびれた格闘シーンは?

三木監督「マニアックですが、塁がハイキックを2連発するところ。普通の格闘家でも、軸がぶれてしまうところで、あんなきれいなハイキックを2連発! 格闘ファンとしてはアガるところです!」

画像: 横浜流星のキックボクシングシーン

最後にメッセージ

三木監督「本当にみなさんの応援のおかげで、新作が次々と公開される中、こうして満席にしていただいています」と改めてファンの支えへの感謝を口にし、会場は温かい拍手に包まれた。『きみの瞳が問いかけている』は公開中。

STORY

目は不自由だが明るく愛くるしい明香里(吉高由里子)と、罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた塁(横浜流星)。小さな勘違いから出会った2人は惹かれあい、ささやかながらも掛け替えのない幸せを手にした――かに見えた。ある日、明香里は、誰にも言わずにいた秘密を塁に明かす。彼女は自らが運転していた車の事故で両親を亡くし、自身も視力を失っていたのだ。以来、ずっと自分を責めてきたと言う明香里。だが、彼女の告白を聞いた塁は、彼だけが知るあまりに残酷な運命の因果に気付いてしまっていた――。

映画『きみの瞳が問いかけている』

大ヒット上映中

吉高由里子 横浜流星
やべきょうすけ 田山涼成 野間口徹 岡田義徳/町田啓太/風吹ジュン

監督:三木孝浩
主題歌:BTS「Your eyes tell」
配給:ギャガ
©2020「きみの瞳が問いかけている」製作委員会
©2020 Gaga Corporation / AMUSE Inc. / Lawson Entertainment,Inc.

公式サイト:gaga.ne.jp/kiminome/
公式 twitter・公式 Instagram :@kiminome_movie

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