2020年11月17日、カワサキはメグロブランドの展開を開始することを表明。復活第一弾となるモデルとして「メグロ K3」を発表しました!まずはどんなモデルか、早速見ていきましょう!

メグロからカワサキへ、そして令和、カワサキがメグロを発表!

2020年11月13日、カワサキはSNSで一枚の写真を公開。添えられた文言は一切なく、さまざまな憶測を呼び、ここ数日大きな話題となっていました。

そして、11月17日13時、カワサキはこのモデルを「メグロK3」として正式発表。

「メグロ」ブランドがおよそ半世紀の時を経て復活を果たしました!

画像1: Kawasaki MEGURO K3 総排気量:773cc エンジン形式:空冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒 発売日:2021年2月1日 メーカー希望小売価格:税込127万6000円

Kawasaki MEGURO K3

総排気量:773cc
エンジン形式:空冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒
発売日:2021年2月1日
メーカー希望小売価格:税込127万6000円

メグロ(目黒製作所)は、1924年に創業した日本の名門オートバイメーカー。部品製作から始まり、その後自社のエンジンを開発。1937年に最初のモデル「メグロZ97」を発表しました。

目黒製作所「メグロZ97」(1937年)

戦時中はオートバイの製造の中断することになりますが、戦後に製造を再開。1950年代に発売されたモデルは、浅間火山レースで活躍するなど大きな功績を残します。

ところが、戦後生まれたメーカーの勢いはすさまじく、業績は悪化。1960年に川崎航空機工業(現:川崎重工業)と提携を開始。その後、1964年に川崎航空機工業に吸収され戦前から続く最後のオートバイメーカーは姿を消すことに。しかしメグロは、カワサキのオートバイ部門の成立において、大きな役割を果たしました。

今回発表されたK3は、みなさんご存知のカワサキの現行モデル「W800」と基本コンポーネントを共有しています。実はこのW800、メグロブランドと深いつながりのあるモデルなのです。

カワサキ伝統のWシリーズ。その原点は、メグロにあります。ルーツは、1965年に発売された「カワサキ500メグロK2」。

画像: カワサキ500メグロK2(1965年)

カワサキ500メグロK2(1965年)

当時画期的だった空冷のバーチカルツインエンジンを搭載。この後、同じ空冷並列2気筒エンジンは改良を重ねながら、650-W1、W2、W3へと進化を遂げていきます。

1999年にはW650が登場。四半世紀ぶりにWシリーズが復活します。「美しいモーターサイクルを作りたい」という想いから生まれたW650は、ベベルギアによるカムシャフト駆動を採用。

画像: カワサキ W650(1999年)

カワサキ W650(1999年)

2006年には兄弟車となる普通二輪免許で乗れるW400も誕生します。

その後、排ガス規制により2009年にどちらも生産終了となるものの、Wの火は途絶えませんでした。2011年に「W800」が登場。排気量を773ccに拡大し、吸気機構をキャブレターからフューエルインジェクションに。

画像: カワサキ W800(2011年)

カワサキ W800(2011年)

初代W800は、2016年の排ガス規制で一度姿を消すも、2019年に再度の復活。「W800ストリート」と「W800カフェ」の2つの新たなスタイリングで発売。

画像: カワサキ W800ストリート(2019年)

カワサキ W800ストリート(2019年)

画像: カワサキ W800カフェ(2019年)

カワサキ W800カフェ(2019年)

そして、2019年10月の東京モーターショーでスタンダードの「W800」も再登場。同年12月1日に発売されました。

画像: カワサキ W800(2020年)

カワサキ W800(2020年)

現行モデルは、2020年10月1日に販売開始された2021年モデル。ラインアップは「W800」「W800ストリート」「W800カフェ」で、いずれも新色になっています。

何度も不死鳥のごとく蘇り、ブランドの火を絶やさないWシリーズは、初登場からおよそ半世紀たったいまもカワサキのひとつの象徴であり続けています。

カワサキ「メグロ K3」の特徴

画像2: Kawasaki MEGURO K3 総排気量:773cc エンジン形式:空冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒 発売日:2021年2月1日 メーカー希望小売価格:税込127万6000円

Kawasaki MEGURO K3

総排気量:773cc
エンジン形式:空冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒
発売日:2021年2月1日
メーカー希望小売価格:税込127万6000円

今回発表された「メグロK3」は、W800シリーズと並行して販売されます。

ベースモデルで言うと、19インチのフロントタイヤを採用する、スタンダードの「W800」がもっとも近似したモデルです。ただ、このK3では、各部に専用装備や特別な塗装などが与えられています。

燃料タンクには、「MEGURO」の文字が入った立体エンブレムが輝き、サイドカバーには「メグロ」の赤文字が。ボディ全体がモノトーンで構成されているのもクラシカルな佇まいに一役買っていますし、1965年の「カワサキ500メグロK2」の面影をしっかりと感じさせてくれるものです。

画像1: カワサキ「メグロ K3」の特徴

W800と同様にヘッドライトはLED、ブレーキはABSを搭載した前後ディスクブレーキ。アシスト&スリッパークラッチやグリップヒーター、ETC2.0車載器を標準装備。単なるクラシックモデルではなく、最新装備を各部に採用しているのです。

画像2: カワサキ「メグロ K3」の特徴

このK3はハンドルが幅広のタイプに変更されているのも大きな特徴。全幅はW800が790mmなのに対し、925mmまで増幅しています。ツートンの燃料タンクの塗装は、H2やH2Rにも採用された銀鏡塗装。フューエルキャップにはクロムメッキ処理が施されています。

画像: 燃料タンクの塗装には自己修復機能を持つハイリーデュラブルペイントも採用。

燃料タンクの塗装には自己修復機能を持つハイリーデュラブルペイントも採用。

また、2灯の丸形メーターの文字盤も専用カラーのホワイトで、スピードメーター下には赤文字で「メグロ」のロゴが。ディテールまでこだわった、上質な仕上げが光ります。メーターベゼルには、黒色酸化皮膜処理が施されているのも特徴。

画像3: カワサキ「メグロ K3」の特徴

W800とはまた味わいの異なる、上質で気品ある仕上がりが魅力的なメグロK3。メーカー希望小売価格は、税込127万6000円。W800との価格差は+17万6000円となっています。発売日は2021年2月1日(月)です!

まとめ:西野鉄兵

カワサキ「メグロ K3」主なスペックと価格

全長×全幅×全高2190×925×1130mm
ホイールベース1465mm
最低地上高125mm
シート高790mm
車両重量227kg
エンジン形式空冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒
総排気量773cc
ボア×ストローク77.0×83.0mm
圧縮比8.4
最高出力38kW(52PS)/6500rpm
最大トルク62N・m(6.3kgf・m)/4800rpm
燃料タンク容量15L
変速機形式5速リターン
キャスター角27゜
トレール量108mm
タイヤサイズ(前・後)100/90-19M/C 57H・130/80-18M/C 66H
ブレーキ形式(前・後)Φ320mmシングルディスク・Φ270mmシングルディスク
メーカー希望小売価格127万6000円(消費税10%込)
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