第33回東京国際映画祭ジャパニーズ・アニメーション部門より、11月5日一ノ瀬颯と小宮璃央がトークショーに登壇した。

『劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャー VSルパンレンジャーVSパトレンジャー/ 魔進戦隊キラメイジャー エピソード ZERO スーパー戦隊MOVIEパーティー』出演のリュウソウレッドの一ノ瀬颯とキラメイレッドの小宮璃央は、10月31日から開催中の第33回東京国際映画祭のトークショーにて、スーパー戦隊についてトークを展開した。

一ノ瀬 颯〈騎士竜戦隊リュウソウジャー リュウソウレッド/コウ役〉

画像: 一ノ瀬 颯〈騎士竜戦隊リュウソウジャー リュウソウレッド/コウ役〉

小宮璃央〈魔進戦隊キラメイジャー キラメイレッド/熱田充瑠役〉

画像: 小宮璃央〈魔進戦隊キラメイジャー キラメイレッド/熱田充瑠役〉

役が決まった時のこと

一ノ瀬颯「僕はあの瞬間は一生忘れられないと思います。今でも鮮明に思い出されますね。僕はリュウソウジャーが一番最初の俳優としての最初のお仕事だったので、それまでオーディションとかでも何をしたらいいのかもわからないまま、演技っていうものがどういうものかってわからないまま演技していて、大丈夫なのかなって思っていた時に、戦隊のオーディションを受けるって聞いた時は、“ああ、戦隊ね、まあいい経験じゃん”みたいな、どうせ受かるわけないじゃんと思ってたんで、本当にそれで受かったと聞いた時は、鼻水・涙・手汗止まらなかったですね、ダラダラ。それくらい本当に感動したことなので今でもはっきりと鮮明に覚えています」

小宮璃央「僕の場合、一ノ瀬さんと一緒で、本当に鮮明に覚えているんですよ。1年前の今頃、その時事務所に呼ばれて社長はじめ幹部の方、マネージャーさんが会議室に集まっていて、“俺、やらかしたかな”って思ったら、まさかのスーパー戦隊の配役が決まりましたということで、本当に受かると思ってなくて、たった1回で受からせていただいて頑張るしかないなという不安とワクワク感を覚えながら、涙を流しながら、“ありがとうございます!”と、すごくうれしかったのを覚えています」

スーパー戦隊のイメージ

一ノ瀬颯「僕は、朝のTVを家で30分しか見られない家庭で育ったので、どっちを見るか、戦隊を見るか、仮面ライダーを見るかという選択肢しかなかったんですよ。でも友だちが、そのころ幼稚園の年少とかで、戦隊もののごっこ遊びをしていたので、戦隊ものを見ると決めて、友だちと遊ぶ時も、1人で遊ぶ時もごっこ遊びをしておもちゃとか使って遊んでたんで、僕の幼少期そのものと言っても過言ではないくらい、大きな存在でした。その頃はガオレンジャーとか、そこから続けて見ていてアバレンジャー、シンケンジャーという感じでした」

小宮璃央「僕がすごく見ていた戦隊というのが、シンケンジャーで。みなさんからしたら最近だろと思うかもしれないんですけど、僕が6歳くらいの時に松坂桃李さんですね、小さい頃からイメージがあって、一ノ瀬さんのお家は30分ということですが、僕のお家は見ていてよかったので、保育園とか家を出るギリギリまで見ていたというのを覚えていますね」

役を演じるにあたっての工夫や役作り

一ノ瀬颯「僕が演じさせてもらったコウは、ちっちゃい頃から持ってるレッドのイメージそのものという感じで、すごく元気だし前向きだし、何があってもあきらめない。悪く言うとおバカな感じですね。(会場の観客に向けて)ね、そうですよね!そういう感じだと思うんですけど、でも知らないうちに周りがついて行きたくなるような、手を貸してあげたくなるようなそういう存在という風なイメージが最初にあって。僕全然コウと違って、考えて考えて考えても行動しない、できないみたいな、石橋をたたいて壊すという感じなので、なかなか本当自分との性格との乖離が激しい役だと思ったので、監督に日々の生活からコウでいろ!というようなことを言われて、まあ無理だろうと思いながら、大声出して生活していました」

小宮璃央「僕の場合は、熱田充瑠くんは同年代の男の子の役と聞いているんですけど、歴代の戦隊レッドはコウみたいに熱血のカッコいいイメージがあったんですけど、熱田充瑠は周りからも冷たい目で見られたり、友だちも少なかったり、弱々しい体力もない文科系の男の子なので、僕のイメージしていたレッドと真逆だったんですよね。だからこそ役作りというものも難しかったし、アフレコの時とか、変身してテンション上がって強気になるんですよ、先輩にのことも呼び捨てにしちゃうしみたいな、違いを見せることろが難しかったりします」

進行役――小宮さんは制作発表の時に客席にいて、そこからテンションMAXで登場する演出をやられてましたけど、お客さんの前で初めて充瑠が目に触れた瞬間だと思うんですが、あの時は緊張しましたか?
小宮璃央「すっごい緊張しましたね。本当お客さんが入る直前くらいまで、この位置からこの位置に移動してとかシミュレーションしながら、こけないように頑張ってました。緊張したのを覚えています」
進行役――そこからテンションMAXまでギアを上げていかなくてはいけないんですよね?
小宮璃央「まだ慣れてない状態だったので、テンションを上げあげながらいくというのは難しく、そもそも自分がテンションあんなに上げる性格ではないので、そこら辺はギアチェンジをしながら演ってました」

進行役――一ノ瀬さんは監督から常にコウでいろ。というお話でしたが、メインの監督だった上堀内さんでよろしいんですか
一ノ瀬颯「はい、その通りでございます」
監督からいろんなことを言われましたか?
一ノ瀬颯「そうですね、やっぱり作品に対して熱意を持っている監督だったので、本当にこだわりが強くて、すごくボコボコにされましたね(笑)」
進行役――それは言っちゃっていい話なんですか?
一ノ瀬颯「殴ってないですよ(笑)」
進行役――マインド的なことですよね
一ノ瀬颯「鍛えてもらったんですよ、本当に」
小宮璃央「最初の頃、僕もそうでした。僕の基盤というか、お芝居の土台になった監督が山口監督という方で、本当にボコボコに。育てていただきました」

進行役――ほかの監督さんのも含め撮影中に言われて覚えていることはありますか?
一ノ瀬颯「そうですね、認めてもらえた時が一番うれしいですよね。カットをたくさん演らせてもらって、はいOK、はいチェックとか、その言い方次第でなんとなくわかるわけですよ。めっちゃいいOKなんだなとか、ちょっとあれだったのかなとか、それで一喜一憂しちゃうんですよね。そういう時にあとで、あの時よかったよとか言ってもらえたら、うれしかったなと思いますね。それはどの監督においても」

進行役――小宮さんは監督に演技指導されて、言われた印象的なことってありますか?
小宮璃央「一番最初の第1話を撮る時の本読みでは、カメラは回ってはいないんですけど、会議などでたくさんお芝居のアドバイスをいただいたりしまして、本当に作品愛があって、ずっと特撮の監督をしている方なので、長年の経験値を僕に与えてくださるような厳しくも優しくもすごく頼りにしている方です。今でも」

アクションについて

進行役――撮影だと、アクションが欠かせないと思うんですけど、アクションの苦労というか、トレーニングをして臨むわけですよね?
一ノ瀬颯「あんまりやらなかったですね。全然やってないですね。転がる練習とか、そうしたらその後その場でと」
進行役――え、これやるんだということもあったわけですね
一ノ瀬颯「ありました!アクションあると聞いてなくて、坂本監督の時ですね。ここアクションやるよって、えって、そこでアクション監督の福田さんが考えたものをもらって、1回ゆっくりやってみるんです、すぐ、はい、テストって。えっーーて。大体色順だから赤からなんですよ」
会場「(笑)」
一ノ瀬颯「そうなんですよ、だからみんな練習してるんですよ。僕がテスト入ってるのに。あんまり慣らせてないので本意気でやりつつも、終えて納得いかなくてもっと演りたかったなって思ってる時に、ブラックのタツ兄がドヤ顔で演ってるんですよね。悔しいっ!というのを覚えています」
進行役――小宮さん、アクションで思い出はありますか?
小宮璃央「アクションをしないんですよ、僕って。文科系男子っていう設定なので、なかなかアクションすることが少ないんですけど、ごくまれに怪人と戦った時に、アクション監督に褒められた時はすごくうれしいですね。なかなかない機会なので」

映画の話に移って、先輩戦隊と共演してみて

一ノ瀬颯「やっぱりさすがだなと思いましたね。一番最後にそれぞれの役を演じられてから、この作品に至るまでの時間って結構空いてると思いますし、その間に違う役とかもお仕事をされていく訳で、それでもやっぱり1年間演ったものは、体に残っているんだなとうか、そのキャラクターが心の中に生き続けてるんだなというのを感じましたね。現場に入ってすぐに当時のキャラクターに戻って演じられるというのは、常に心の中に生き続けてるのかなと感じました」
進行役――ルパンレッドの伊藤(あさひ)さんとの絡みが多かったかなと思うんですけど、いかがでしたか
一ノ瀬颯「リュウソウには全然いない飄々としているキャラクターだったので、一緒に会った時に、自分と心が通じ合えるかどうかというところは楽しみにしていたんですけど、実際思っていた以上に、化学変化が起きたというか、すごく観ている方々も楽しんでいただけたんじゃないかなという感じですね。2人の絡みに関して言えば。最初の出会いのシーンは性格の違いも出ていてコウは真面目だから全部避けられて、最終的に掃除道具でという」

進行役――小宮さんのほうは、1話の前に劇場版があって初登場となった訳ですけど、映画の撮影いかがでしたか?
小宮璃央「僕変身していないんですけど、歴代で先行公開という形でレッドが出たのは初めてで、44年間続いている作品で初めてというのはすごくうれしいですね。なかなかそういう経験ができることはないので、うれしかったです」
そういう意味では並行して1話2話も撮っていたと思うんですけれど、見直したりはしますか?
小宮璃央「今恥ずかしくて見られないですよ、本当に。あと5年後とか10年後見るってなったら笑い話で見れると思うんですけど、恥ずかしいかもしれないですね。生々しいですね」

一ノ瀬さん、1年演じ切って小宮さんへもしアドバイスがあったらお願いします
小宮璃央「いただけますか!」
一ノ瀬颯「僕がなんか言えると思いますか?」
会場「(笑)」
小宮璃央「一ノ瀬さんなら、はい」
一ノ瀬颯「そうですか!そうですね、俳優としての土台すべてを作ってくれたそういう存在に
、今でもどの現場に行っても基にすることころはリュウソウジャーだった、スーパー戦隊だったんだよね。だからまずは(キラメイジャーが)終わるまで、最後のこの役を、充瑠を、一番愛せるのは小宮くんしかいないから、小宮くんが充瑠をめっちゃ愛して、みんなにも、もっと愛してもらえるようにそういうキャラクターにして、で、その1年間役を大切にするってことを覚えたから、次の次のお芝居とは限らず何にするにしても、絶対に役立ってくると思うから、日々楽しんで毎日大事に、手洗いうがい消毒してください」
小宮璃央「ありがとうございます!本当に」
一ノ瀬颯「とんでもございません」
会場「拍手」
小宮璃央「なかなかこういう機会がないので、本当にありがたいですね。こういう時間って。一ノ瀬さんとも本当に久しぶりで、1年ぶりくらいじゃないですか?いや違う違う、間違えた!」
一ノ瀬颯「1年まだ演ってないもんね」
小宮璃央「間違えちゃった。あの、今年の2月、3月ぶりくらいじゃないですかね」
一ノ瀬颯「そんなに経ったか」
小宮璃央「早いですね」
一ノ瀬颯「早いね」
小宮璃央「お会いできる機会が少ないのに、こういうお言葉をいただけるのはうれしいです。ありがとうございます」
一ノ瀬颯「とんでもございません」
小宮璃央「キャラを、充瑠を愛し、愛されるように頑張ります!」
一ノ瀬颯「頑張ってくださいませ!」

キラメイジャーで44作目、スーパー戦隊が長く続いている理由は?

一ノ瀬颯「やっぱり全部ですよね。ストーリーから、ロボットは魅力であり、スーツもそうですし、毎回ビジュアルも違ったりして、世界観とかも全部みんなを虜にするような、そういう要素がたくさん詰まっている、それがどんどん代を重ねるごとに増していくからこそ、ずっと愛されるのかなというふうには感じていますね。僕がこのリュウソウジャーを演じさせていただく時に、やっぱり自分の幼少期にとってあこがれの存在であったので、僕が憧れられるかどうかは置いといて、憧れられる存在になった時に、何ができるのかなと考えると、子どもたちが見て感じるような道徳的なお手本でありたいなというふうに考えていて、ストーリーでもそういうところが、盛り込まれているわけですよね、コウも昔は狂暴だったとか、きれいな話じゃないところも含んで、それでもキャラクターが愛されるようなストーリーで出来上がってるので。だからみんなの心に響く要素が多いところがずっと続く理由なのかなと思っています」

小宮璃央「戦隊の醍醐味といえば、一ノ瀬さんがおっしゃったロボ戦だったり、人数が多いことなんですよね。追加戦士も入れて6人、7人。基本的に5人それぞれの個性、みなさんにも好みとかいろいろあると思うんですよね、そういう自分の好きな個性を持っている人が現れたら見たくもなりますし、それも44年も続ている証というか、理由なのかなと僕思いましたね」
進行――小宮さん、今度の11月8日が30話なので、いよいよ後半戦ですが抱負はありますか?
小宮璃央「あっという間でしたね、30話になるまで。今後みなさんがどうなっていくか予想もつかない展開になっていくと思うので、僕も飽きられないようにこれからまた愛されるようにがんばっていくので、ずっと見ていてください、お願いします!頑張ります!」
会場「(拍手)」

最後にメッセージ

一ノ瀬颯「みなさん、本日はありがとうございました!久しぶりにこういう場をいただけて緊張しておりました。小宮くん緊張してるって言ってめちゃくちゃしゃべれてたので、僕はビックリしてまーす」
会場「(笑)」
小宮璃央「恥ずかしいです」
一ノ瀬颯「僕は一番最初全然しゃべれなかったんですけど、こうやってみなさん温かくいてくださったおかげで、いろんなイベントを通して話していくうちに、僕もある程度緊張しながらもしゃべれるようになって、というのもここにいるみなさんが温かく見守ってくださってるからだと思っております。リュウソウジャー愛してる人、挙手!」
会場「(挙手)」
一ノ瀬颯「ありがとうございます!イエーイ。キラメイジャー愛してる人、挙手!」
会場「(挙手)」
一ノ瀬・小宮「ありがとうございます!」
一ノ瀬颯「これからもスーパー戦隊愛してください、よろしくお願いします。ありがとうございました」
会場「(拍手)」

画像1: 最後にメッセージ

小宮璃央「みなさん、あらためまして今日はご来場いただきありがとうございます。 2回目、3回目?片手で数えられるくらいの舞台挨拶だったんですけど、みなさんが温かい目で見守っていただけているこの状況のおかげで、あまり緊張もせず、無事に終われることをありがたく思います。一ノ瀬さんもありがとうございました」
一ノ瀬颯「ありがとうございました。限界は?」
小宮璃央「越えないためにある」
一ノ瀬颯「違う!」
会場「(笑)」
小宮璃央「えっ」
会場「(笑)」
小宮璃央「え、あの、本当に本日はありがとうございました。これからもスーパー戦隊、愛してこれあらも見守り続けてください。よろしくお願いします。ありがとうございました!」
会場「(拍手)」

画像2: 最後にメッセージ
画像3: 最後にメッセージ

第33回 東京国際映画祭2020

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