鈴鹿サーキットで行われたスーパーGT選手権第6戦のGT300クラスで、予選6番手からスタートしたHitotsuyama Audi R8 LMSが勝利。2012年からアウディR8で参戦を続ける同チームにとって2016年第3戦以来の優勝となった。

ダンロップタイヤ装着車が序盤を支配

ポールポジションを獲得した96号車K-tunes RC F GT3、2番手に61号車SUBARU BRZ R&D SPORTと、ダンロップタイヤ装着車がフロントロウ。レースがスタートすると序盤はこの2台によるドッグファイトが続く。決着がついたのは7周目、96号車RC Fの真横に並びコーナーをアウトからクリアした61号車BRZが、次のコーナーではイン側となり前に出ることに成功。この後トップを疾走する61号車とは対照的に徐々にペースダウンする96号車は、6号車ADVICS muta 86MC、11号車GAINER TANAX GT-Rそして21号車Hitotsuyama Audi R8 LMSにも抜かれてしまう。

画像: 今年初の有観客興行レースを迎えた鈴鹿、29台のスタートシーンがグランドスタンドを沸かせる。

今年初の有観客興行レースを迎えた鈴鹿、29台のスタートシーンがグランドスタンドを沸かせる。

画像: 100kgのウェイトハンディを積みながらもコーナリングでRC Fを抜き去るBRZ。

100kgのウェイトハンディを積みながらもコーナリングでRC Fを抜き去るBRZ。

ピットインのタイミングが命運を分ける

61号車BRZがトップのままやがてレースが17周を経過しピットインのタイミングが訪れる。最初にピットへ向かったのは2番手走行中の6号車86MC、直後に21号車R8もピットイン。上位陣ではこの2台がピット作業を済ませた段階で、52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTがコースアウトのアクシデント。これによりSC導入となり、他のマシンはピットインできぬまま隊列走行を強いられる。26周目にSC解除となり61号車BRZを始めとする先頭集団は続々とピットインするが、すでにピット作業を終えていた下位のマシン達に先を越されることとなってしまう。

画像: ミニマム周回数でピットに入りトップに立った6号車だが、同じ作戦の21号車にこの後追われる展開に。

ミニマム周回数でピットに入りトップに立った6号車だが、同じ作戦の21号車にこの後追われる展開に。

画像: BRZ、GT-R、プリウスら速さがあるマシンも不確定要素には勝てなかった。

BRZ、GT-R、プリウスら速さがあるマシンも不確定要素には勝てなかった。

幸運を呼び込んだ若手とベテランの力強い走り

ピットインを済ませトップ走行する6号車86MCを追いかけるのは21号車R8、SC解除の翌周には背後にピタリと迫りそして難なくこれを抜き去った。その後も21号車 Hitotsuyama Audi R8 LMSは力強く走り続けトップチェッカーを受け、ドライバーの川端伸太郎と近藤翼にとってスーパーGT初勝利となった。2位には6号車ADVICS muta 86MC、そして3位には4号車グッドスマイル 初音ミク AMGが、ベテランの粘り強い走りで5号車マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号をかわし表彰台を獲得した。

画像: 作戦がピタリとはまっただけでなく、マシンのポテンシャルも高い今年のR8。

作戦がピタリとはまっただけでなく、マシンのポテンシャルも高い今年のR8。

画像: 若手に襲い掛かるベテラン、今年の初音ミクはヒール役なのか。

若手に襲い掛かるベテラン、今年の初音ミクはヒール役なのか。

GT300クラス 決勝結果

1位 21号車 Hitotsuyama Audi R8 LMS(川端伸太郎/近藤翼)
2位 6号車 ADVICS muta MC86(阪口良平/小高一斗)
3位 4号車 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)
4位 5号車 マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号(坂口夏月/平木湧也)
5位 96号車 K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)
6位 87号車 T-DASH ランボルギーニ GT3(高橋翼/山田真之亮)
7位 55号車 ARTA NSX GT3(高木真一/大湯都史樹)
8位 7号車 Studie BMW M6(荒聖治/山口智英)
9位 25号車 HOPPY Porsche(松井孝允/佐藤公哉)
10位 65号車 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)
11位 2号車 シンティアム・アップル・ロータス(加藤寛規/柳田真孝)
12位 61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)
13位 88号車 JLOC ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)
14位 60号車 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3(吉本大樹/河野駿佑)
15位 11号車 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)
16位 56号車 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/J・P・デ・オリベイラ)
17位 360号車 RUNUP RIVAUX GT-R(青木孝之/大滝拓也)
18位 31号車 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(嵯峨宏紀/中山友貴)
19位 35号車 arto RC F GT3(ショーン・ウォーキンショー/マティアス・ベッシェ)
20位 30号車 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(永井宏明/織戸学)
21位 10号車 TANAX ITOCHU ENEX with IMPUL GT-R(星野一樹/石川京侍)
22位 33号車 エヴァRT初号機 X Works R8(ショーン・トン/佐々木孝太)
23位 50号車 ARNAGE AMG GT3(加納政樹/安岡秀徒)
24位 9号車 PACIFIC NAC D'station Vantage GT3(藤井誠暢/ケイ・コッツォリーノ)
25位 48号車 植毛ケーズフロンティア GT-R(田中優暉/柴田優作)
26位 22号車 アールキューズ AMG GT3 (和田久/城内政樹)
27位 34号車 Modulo KENWOOD NSX GT3(道上龍/ジェイク・パーソンズ)

画像: この表彰台に乗った3組が揃って年間ランキングTOP10に加わった。

この表彰台に乗った3組が揃って年間ランキングTOP10に加わった。

GT300クラス ドライバーズランキング(上位10組)

1st 蒲生尚弥/菅波冬悟(65号車 LEON PYRAMID AMG)51pt
2hd 平中克幸/安田裕信(11号車 GAINER TANAX GT-R)41pt
3rd 高木真一/大湯都史樹(55号車 ARTA NSX GT3)38pt
4th 藤波清斗/J・P・デ・オリベイラ(56号車 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R)36pt
5th 井口卓人/山内英輝(61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT)34pt
6th 吉田広樹/川合孝汰(52号車 埼玉トヨペットGB GR Supra GT)33pt
7th 加藤寛規/柳田真孝(2号車 シンティアム・アップル・ロータス)31pt
8th 川端伸太朗/近藤翼(21号車 Hitotsuyama Audi R8 LMS)29pt
9th 阪口良平/小高一斗(6号車 ADVICS muta MC86)23pt
10th 谷口信輝/片岡龍也(4号車 グッドスマイル 初音ミク AMG)21pt

画像: レース展開が悪くともキッチリ1ポイントを加えトップをキープ。

レース展開が悪くともキッチリ1ポイントを加えトップをキープ。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.