各メーカーの技術の粋が詰まった1000ccスーパースポーツマシン。その核心的部分といえるエンジンと電子制御システムを見てみよう。

ホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」/税込価格:278万3000円

画像: ホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」/税込価格:278万3000円
画像: 総排気量:999cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 最高出力:160kW(218PS)/14,500rpm 最大トルク:113N・m(11.5kgf・m)/12,500rpm

総排気量:999cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
最高出力:160kW(218PS)/14,500rpm
最大トルク:113N・m(11.5kgf・m)/12,500rpm

サーキット最強性能を目指し、ホンダが持てる技術をフル投入したのが新型CBR1000RR-R。MotoGPの最強マシン、RC213Vで培ったノウハウを惜しまず投入し、エンジンはボア・ストロークまで同じにするという徹底ぶり。シャシーもユニットプロリンクとすっぱり決別するなど、貪欲なまでに勝利を徹底追求している。先代でようやく投入された電子制御は一足飛びにアップデート。いまやクラスを牽引するほどの先進ぶりだ。

主な電子制御一覧 
 
ライディングモード(3モード)
電子制御サスペンション(3モード)
トラクションコントロール
ウイリーコントロール
エンジンブレーキコントロール
ローンチコントロール
コーナリングABS
クイックシフター

画像: TFT液晶メーターは多彩なメニューを表示可能だが、SPの場合メニュー内容が多すぎて、オーナーは慣れるのに時間がかかりそう。

TFT液晶メーターは多彩なメニューを表示可能だが、SPの場合メニュー内容が多すぎて、オーナーは慣れるのに時間がかかりそう。

画像: SPのオーリンズ製電子制御サスペンションは第二世代。しなやかな動きと乗り心地の良さで月刊オートバイのテスター陣の評価も高かった。

SPのオーリンズ製電子制御サスペンションは第二世代。しなやかな動きと乗り心地の良さで月刊オートバイのテスター陣の評価も高かった。

画像: ライド・バイ・ワイヤを採用してリニアなアクセルレスポンスを実現。電子制御デバイスとのマッチングも良さそうだ。

ライド・バイ・ワイヤを採用してリニアなアクセルレスポンスを実現。電子制御デバイスとのマッチングも良さそうだ。

ヤマハ「YZF-R1M」/税込価格:319万円

画像: ヤマハ「YZF-R1M」/税込価格:319万円
画像: 総排気量:997cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 最高出力:147kW(200PS)/13,500rpm 最大トルク:113N・m(11.5kgf・m)/11,500rpm

総排気量:997cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
最高出力:147kW(200PS)/13,500rpm
最大トルク:113N・m(11.5kgf・m)/11,500rpm

電子制御満載のYZF-R1Mがデビューしたのは2015年。今回モデルチェンジした新型は全身アップデートを果たしている。メカ面ではフィンガーフォロワーロッカーアームの採用やヘッドの新作など大掛かりなもので、電子制御面ではエンジンブレーキとブレーキコントロールが追加された。

主な電子制御一覧 
  
ライディングモード(4モード)
電子制御サスペンション
トラクションコントロール
ウイリーコントロール
スライドコントロール
エンジンブレーキコントロール
ローンチコントロール
ブレーキコントロール
クイックシフター

画像: すでに先進的だった多機能カラーTFTメーターは視認性の高いもの。ビッグマイナーチェンジを遂げた2020年モデルの電子制御メニューの追加に合わせて表示項目も追加された。

すでに先進的だった多機能カラーTFTメーターは視認性の高いもの。ビッグマイナーチェンジを遂げた2020年モデルの電子制御メニューの追加に合わせて表示項目も追加された。

画像: オーリンズ製電子制御サスペンション。フォークのトップにはステッピングモーターを内蔵、リアルタイムに減衰力制御を行う。

オーリンズ製電子制御サスペンション。フォークのトップにはステッピングモーターを内蔵、リアルタイムに減衰力制御を行う。

カワサキ「Ninja ZX-10R SE」/税込価格:270万6000円

画像: カワサキ「Ninja ZX-10R SE」/税込価格:270万6000円

総排気量:998cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
最高出力:149kW(203PS)/13,500rpm ラムエア加圧時:156kW(212PS)/13,500rpm
最大トルク:114N・m(11.6kgf・m)/11,200rpm

ワールドスーパーバイクのエンジン回転数規制に対応した戦闘力の増強として、エンジンの高回転化などのアップグレードを果たしたのがSBK現王者のZX-10R。特にレース対応グレードの「RR」はサーキット性能の増強を狙ったモデル。このSEは快適性も視野に入れたグレードだ。

主な電子制御一覧
  
パワーモード(3モード)
電子制御サスペンション(3モード)
トラクションコントロール
ウイリーコントロール
エンジンブレーキコントロール
ローンチコントロール
コーナリングABS
クイックシフター

画像: ZX-10R SEに採用されているKECSは、スタンダードのZX-10R用サスペンションをベースとしたセミアクティブサスで高い快適性が自慢。

ZX-10R SEに採用されているKECSは、スタンダードのZX-10R用サスペンションをベースとしたセミアクティブサスで高い快適性が自慢。

画像: ライディングモードはなく、パワーモードとサスペンションモードの組み合わせ。機能面では引けを取らないが、メーター操作がやや難解。

ライディングモードはなく、パワーモードとサスペンションモードの組み合わせ。機能面では引けを取らないが、メーター操作がやや難解。

ドゥカティ「PANIGALE V4S」/税込価格:344万2000円

画像: ドゥカティ「PANIGALE V4S」/税込価格:344万2000円
画像: 総排気量:1103cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型4気筒 最高出力:157.5kW(214PS)/13,000rpm 最大トルク:124N・m(12.6kgf・m)/10,000rpm

総排気量:1103cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型4気筒
最高出力:157.5kW(214PS)/13,000rpm
最大トルク:124N・m(12.6kgf・m)/10,000rpm

CBR1000RR-Rに先駆けて、MotoGPテクノロジーをフル投入したのがパニガーレV4。デビューから2年で早速のアップデートを敢行した新型はたゆまぬ熟成と進化を遂げ、高速域でダウンフォースを生むウイングまで装備。圧倒的な動力性能にさらなる磨きをかけ、ライバルの一歩先を行く。

主な電子制御一覧
  
ライディングモード(3モード)
電子制御サスペンション(3モード)
トラクションコントロール
ウイリーコントロール
スライドコントロール
エンジンブレーキコントロール
ローンチコントロール
コーナリングABS
クイックシフター

画像: トラクションコントロール、エンジンブレーキコントロール、など電子制御満載。ライディングモードはレース、スポーツ、ストリートの3種類。

トラクションコントロール、エンジンブレーキコントロール、など電子制御満載。ライディングモードはレース、スポーツ、ストリートの3種類。

画像: 上級グレードのV4 Sにはオーリンズの電子制御サスを採用。フォークは43㎜径のNIX-30で、マウントは従来より4㎜下げられた。

上級グレードのV4 Sにはオーリンズの電子制御サスを採用。フォークは43㎜径のNIX-30で、マウントは従来より4㎜下げられた。

BMW「S 1000 RR」/税込価格:231万3000円~283万4000円

画像: BMW「S 1000 RR」/税込価格:231万3000円~283万4000円
画像: 総排気量:999cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型4気筒 最高出力:152W(207PS)/13,500rpm 最大トルク:113N・m(11.5kgf・m)/11,000rpm

総排気量:999cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型4気筒
最高出力:152W(207PS)/13,500rpm
最大トルク:113N・m(11.5kgf・m)/11,000rpm

単なる性能アップではなく、扱いやすさも視野に入れた進化を遂げたのがS1000RR。パワー特性をフレキシブルに変化できるシフトカムの導入や電子制御の充実、しなやかさを重視した新構造フレームなど、目指しているのがレースパフォーマンスの向上だけでないことがうかがえる。

主な電子制御一覧 
 
ライディングモード(4モード)
電子制御サスペンション(3モード)
トラクションコントロール
ウイリーコントロール
スライドコントロール
エンジンブレーキコントロール
クルーズコントロール
コーナリングABS
クイックシフター

画像: 6.5インチという大型のカラーTFTメーターを採用。表示機能も多彩になったほか、各種設定もしやすくなっている。

6.5インチという大型のカラーTFTメーターを採用。表示機能も多彩になったほか、各種設定もしやすくなっている。

画像: フロントフォークはマルゾッキ製で、ブレーキキャリパーはアメリカのヘイズ社製。電子制御サスのDDCはパッケージオプション。

フロントフォークはマルゾッキ製で、ブレーキキャリパーはアメリカのヘイズ社製。電子制御サスのDDCはパッケージオプション。

まとめ:オートバイ編集部/写真:赤松 孝、南 孝幸、鶴身 健

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