そろそろネタ枯渇?いえいえご心配には及びません。まだまだ話題は無数にあります。今日は本筋から歩数多めに距離を置き、アーティストの有名無名を問わず、本場の2輪 / 4輪ダートトラック会場をパフォーマンスのステージとして構成された "ミュージックビデオ" をピックアップしてみます!

世間一般のダートトラックイメージ = 純カントリー・ロックの世界観ね・・

WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTSレースプロモーターのハヤシです。レコーディング・アーティストの楽曲セールスを左右する大きな要素のひとつが "作品世界と演者の個性をシンプルかつストレートに伝える映像表現" であることは万国共通、疑う余地もありません。

我が国やヨーロッパの "芸風" と比べ、米国のミュージック・クリップのディレクションとして、ファンたちがストレートで骨太・あるいは軽めのステレオタイプを好む傾向にある、とたしか以前に物の本で読んだことがありますけど・・・今日ご紹介するダートオーバル・レース場を舞台とした楽曲の数々は、嗚呼やっぱり、どれも所謂 "カントリー・ロック" カテゴリー。そうなりますよねー。

近年のダートトラックシーン、アメリカ "以外" では一周回って?ラギッド的?イメージすらも感じさせるヒネた流行っぷりですが、母なる祖国ではやっぱりレッドネックとかレッドステイト (検索してくださいね) を想起させる、コンサバでトラディショナルかつマッチョなスポーツ、大雑把にはそんな世界観ということでしょう。考えてみりゃ確かに、あちらのレース会場にアフリカン・アメリカンとかヒスパニックとかアジア系って決して多くはないですもんね (というかほとんどいない) 。

今回は個々のアーティストのプロフィール解説は一切ナシで、再生回数の多い順でクリップを羅列してみます。いずれも4輪レースメインでのフィーチャーですが、本場でのソトからダートオーバル・レースカルチャーを眺める "イメージ" を垣間みる参考例としては絶好と言えるでしょう。

画像: Left Turn by Cody Hicks Official Music Video youtu.be

Left Turn by Cody Hicks Official Music Video

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画像: Abby Stewart - I'm Still Faster youtu.be

Abby Stewart - I'm Still Faster

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画像: Adam Brand - Dirt Track Cowboys (Official Video) youtu.be

Adam Brand - Dirt Track Cowboys (Official Video)

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画像: Coal Town - Dirt Track Anthem (Official Music Video) - YouTube youtu.be

Coal Town - Dirt Track Anthem (Official Music Video) - YouTube

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実は!数年前までAMAプロ選手権には公式テーマソングがあったんです!

走りの映像に合わせて楽曲を流す体裁のイメージクリップは今回取り上げていませんが、レイトモデル・ダートカーだのダートストックカーだのスプリントカーだのミジェットカーだの・・・様々な4輪カテゴリーに比べ、我らが2輪ダートトラック = フラットトラックはややおとなしい印象です。

が、アマチュアダートトラックライダー・俳優・カントリーミュージシャンの三足の草鞋を履く、ボー・ブラスウェル・・・5歳でダートトラックを始め、8歳にして初の、そしてその後も今日まで数度の全米アマチュア・チャンピオン獲得経験者・・・が歌う、その名も "サイドウェイズ" なる楽曲が実はあって、AMAプロダートトラック選手権が現在のAFT: アメリカンフラットトラックへと姿を変えるまで数年間、同シリーズの "公式テーマソング" だったことをご存知でしょうか。

画像: Sideways - Official Theme Song of AMA Pro Flat Track youtu.be

Sideways - Official Theme Song of AMA Pro Flat Track

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しかしAFT公式なのに再生回数1.6万回ってなんなの・・・?だいぶ泣かせてくれますね・・・。

といった感じでスタイル = 伝統 = プロフェッションといいますか、アメリカンの魂に深く根付いた原風景がやはりどうやらあちらのオーバルトラックレーシングにはある、ということが雰囲気からでもいくらかお分かりいただけたかと思います。様々なかたちでこのスポーツ・カテゴリーに興味を持つ方が増えはじめた昨今、我が国のシーンの将来にも明るい兆しは十二分にあると思いますけど。

ではまた金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!

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