モンキー125はの定地燃費は「71㎞/L」、スーパーカブC125は「69.0km/L」。このカタログデータって実際はどうなんだろう……。そんな疑問がちょっとでも浮かんだから、やってみました満タンチャレンジ! ホンダが誇る好燃費原付二種の2台。ガソリン約500円でふたりはどこまで行けるのか!
文:ノア セレン/同行者:中村浩史/写真:富樫秀明

同じ125cc、果たして燃費に差は出るか?

最初は「ノア、やってこい!」の指令だったんです。カブを預けるから、好きなコースを選んで、タンクが空っぽになるまで走り続けろ、と。こりゃ気が楽だぞ、どこまで行こうかな。静岡の方に向かって、超燃費走行で東海道をどこまで踏み込めるか……。カブが110ccになった時に鈴鹿8耐を見にそのカブで走っていった楽しさを思い出してました。

そしたらロバ先輩……あ、僕はこう呼んでるんですけど、オートバイ編集部の中村浩史さんが「やっぱ俺も行くわ。モンキーと燃費対決しよう」なんて言い出した。え〜? だって同じエンジンじゃん。燃費だって同じだよ。一人悠々ツーリングについてこられたんじゃたまらないと抗議したものの「キミの地元発着にしてあげるから! 楽でいいでしょ?」ですって。強引なの、この人!

画像: ガソリンコックが装備されていないインジェクション仕様の2車は、ガソリンがなくなるまで走ったらストップ必至! なので1Lの携帯用ガソリンタンクを持っての走行です。写真右が私 ノア セレン(筆者)、左は〝ロバ先輩〟こと編集部中村浩史。

ガソリンコックが装備されていないインジェクション仕様の2車は、ガソリンがなくなるまで走ったらストップ必至! なので1Lの携帯用ガソリンタンクを持っての走行です。写真右が私 ノア セレン(筆者)、左は〝ロバ先輩〟こと編集部中村浩史。

かくして、基本的にはクラッチのあるなし以外では同じエンジンを搭載する125cc2台による燃費対決が、県別魅力度最下位常連の、僕の地元茨城県で行われることになったんです。

魅力度は何で判断してるのかはわからないんですけどね、少なくとも小排気量でトコトコ走るには素晴らしい道がたくさんあるって意味ではかなり魅力的な茨城県。伊豆や箱根みたいに路面のいい高速ワインディングはないから大排気量では満喫しにくいかもしれないけど、カブにはむしろ最適。

そしてなんつっても交通量が少ない! 自分のペースを維持しやすいし、イキッても自慢したりカッコつけたりする相手がいないんだから、結局安全運転にもなると思う。

しかも県道や市道、舗装林道を繋げばほとんど信号がないから燃費を伸ばすにもかなり有利なルート。カブ系・小排気量系の集まりが茨城県に多いというのも納得です。

「茨城〜? なんもないでしょー?」と相変わらず口の悪いロバ先輩だけど「だいじだいじ(大丈夫の意)!」と茨城ツーリングルートを設定。

画像: タンク容量5.6Lのモンキー125からガソリンを抜いて、カブと同じ3.7Lに。走行前のふたりの予想では「200㎞はいかないでしょう。150㎞ってところかな?」だったのに…。

タンク容量5.6Lのモンキー125からガソリンを抜いて、カブと同じ3.7Lに。走行前のふたりの予想では「200㎞はいかないでしょう。150㎞ってところかな?」だったのに…。

まずは出発地点でカブの方を口切りタプタプ満タンに。そしてモンキーの方もタプタプにしてから、カブと同じガソリン量にすべくその差分を醤油チュルチュルで抜き取った。これで2台ともほぼきっちり3.7Lになったはず。まぁ、誤差もあるだろうけど一定の目安にはなるでしょう!

まだ梅雨空ながら何とか小雨で済んだこの日、茨城は県庁所在地水戸近辺から出発した2台。よっしゃーイッチャウヨ〜と飛び出した僕に対して、いきなり超燃費走行で後ろに渋滞ができても絶対に慌てず急がずのロバ先輩。おいおい、その調子で一日走るの? 先は長いぞ?

実はカブツーリング天国!茨城県の県道市道を繋ぐ

画像: Honda Mokey 125 ABS 総排気量:124cc 定地燃費値:71.0km/L メーカー希望小売価格:44万円(税込)

Honda Mokey 125 ABS

総排気量:124cc
定地燃費値:71.0km/L
メーカー希望小売価格:44万円(税込)

画像: Honda Super Cub 125 総排気量:124cc 定地燃費値:69.0km/L メーカー希望小売価格:40万7000円(税込

Honda Super Cub 125

総排気量:124cc
定地燃費値:69.0km/L
メーカー希望小売価格:40万7000円(税込

さてこの2台、エンジンは一緒とはいえ、スペック上はちょっと違う所もあって、燃費の数値はモンキーの方がわずかに良い。重量もちょっと軽くどうやら燃費について有利な様子。ロバ先輩はいつの間にかバイク勝負ではなくライダー勝負に盛り上がっていて、「俺がモンキーだ」と譲らない。

だけど僕は最初から実燃費はカブの方がいいと思っていた。というのも、やっぱり細身のオンロードタイヤは転がり抵抗が少ないだろうし、レッグシールドのおかげで空力も良いはず。カブの方が大柄と言えば大柄ではあるものの、モンキーのようにライダーの上半身が全部露出している感じよりはカブの方がフィット感が高い気もする。

しかもモンキーはタイヤがファットタイヤで、しかもオフロードパターンは転がり抵抗が大きいし空力的にも不利なのはミニバイクレースの祭典「DE耐」でも証明済み。うーん、こと燃費に関してはカブの面目的にも負けるわけにはいくまい! でも楽しさを削ってまで燃費走行はイヤだけどね!

僕が設定したツーリングルートは原付免許を取得した16の頃から走り慣れた、北茨城に向かう様々な県道や市道、舗装林道などをなんとなく繋いでいくルート。まさにピンクナンバーにぴったり、125㏄のパワーがいい具合にちょうどよく、ロバ先輩が頑なに燃費走行を維持しなければ、かなり楽しめる道ばかり。

そんな燃費走行に付き合ってられない僕は気持ちよさ優先でスイスイと走り、分岐点で待つってことを繰り返してました。だって特別に燃費走行しなくても自然に出てくる数値こそが実燃費でしょう? あと、大変スムーズで快適なペースを維持できるスーパーカブC125であんまりゆっくり走る続ける忍耐は、僕には正直、なかったなぁ!

画像: 実はカブツーリング天国!茨城県の県道市道を繋ぐ

最初の目的地は道の駅常陸大宮「かわプラザ」。ここは水戸付近の喧騒(と言うほどのものもないけど)を抜けてちょっと走ったところにある新しい施設で、立派な屋根付きバイク駐輪場があって、地元の色んな食べ物を楽しめるだけでなく、川遊びもできる道の駅。この日は小雨も降ったからアレだったけど、最近注目されてる「パパツー」なんかにうってつけでしょう!

ガス残量はカブがまだ燃料計1目盛りも減らず。モンキーは残量調整で最初から半分ぐらい。タンク容量が違うのにメーターは同じ6目盛りだから減っていく感覚はだいぶ違います。

画像: ボクのふるさと茨城県の名物は納豆だけじゃない! こんにゃくでしょ、レンコンでしょ、白菜だってレタスだって収穫量日本一! メロンも鶏卵もピーマンも青梗菜も水菜もね!

ボクのふるさと茨城県の名物は納豆だけじゃない! こんにゃくでしょ、レンコンでしょ、白菜だってレタスだって収穫量日本一! メロンも鶏卵もピーマンも青梗菜も水菜もね!

画像: レンコンのはさみ揚げ、食べてみて、って勧めたら、ロバ先輩ったら「うーん、美味い…か?これ。普通だ普通」ってちくしょう! あ、売店で売っていたおにぎりは酢飯です。

レンコンのはさみ揚げ、食べてみて、って勧めたら、ロバ先輩ったら「うーん、美味い…か?これ。普通だ普通」ってちくしょう! あ、売店で売っていたおにぎりは酢飯です。

画像: こんにゃく関所では、さんざん文句言ってたロバ先輩、ご家族にお土産で「こんにゃく詰め合わせ」をお買い上げ。美味しいですもんね♪ 「普通だ普通」ってコノヤロー…。

こんにゃく関所では、さんざん文句言ってたロバ先輩、ご家族にお土産で「こんにゃく詰め合わせ」をお買い上げ。美味しいですもんね♪ 「普通だ普通」ってコノヤロー…。

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