2020年9月19-20日、第88回ル・マン24時間レースが行われ、トヨタのTS050 HYBRID 8号車が3連覇を成し遂げた。7号車はトラブルで後退するも後半追い上げて3位表彰台を獲得。トヨタTS050 HYBRIDは現行のレギュレーションで行われる最後のル・マンを有終の美で飾った。

トヨタはル・マン4年連続のポールポジションと3年連続勝利を記録

3年連続ル・マン制覇を狙う8号車と、昨年の雪辱に燃える7号車。またもトヨタの中で明暗を分ける形となった。

レギュレーションの変更もあって、激しい戦いとなっているLMP1クラス。予選ではTS050 HYBRID 7号車がポールポジションを獲得するものの、TS050 HYBRID 8号車はレベリオンに2位の座を奪われて3番手からのスタートとなった。

ポールポジションからスタートしたマイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペスの7号車は決勝レースでも好調で、彼らにとってのル・マン初勝利を目指して中盤まで順調に首位を独走していたが、突然、ターボトラブルに見舞われて後退。

一方の8号車は序盤にタイヤのパンクやブレーキダクトのダメージといったトラブルに見舞われて大苦戦。それでも諦めることなく戦い続けて、なんとか2番手に浮上したことでチャンスが巡ってくる。そして後半、7号車のトラブルによりトップに立つと、終盤はペースをコントロールしながら慎重に周回を重ねて、最終的に2位に5周差をつけて優勝した。

7号車は終盤見事な追い上げを見せたものの、3位が精一杯だった。

トヨタTS050 HYBRIDは、2012年に登場した第1世代のLMP1ハイブリッド車両に対して燃料使用量は35%削減されたにもかかわらず、1000psを誇る4輪駆動レーシングカーに進化。1周あたり約10秒もラップタイムを短縮し、予選および決勝レース中のコースレコードも塗り替えて、TS050 HYBRIDでの最後のル・マンを見事な優勝で飾った。

この結果、最終戦を待たずしてトヨタのチームチャンピオンが確定。なお、8号車と7号車のトヨタ同士の戦いとなっているドライバーズタイトル争いは、11月14日にバーレーンで開催されるシーズン最終戦に持ち越されることとなった。首位の8号車と2位の7号車は僅か7ポイント差で、タイトルをかけて最終戦に臨むこととなる。

画像: レース序盤、相次ぐトラブルに悩まされたが、諦めることなく戦い続けたTS050 HYBRID 8号車。7号車が後退した後は、8号車に「トヨタのル・マン3連覇」という使命がのしかかった。

レース序盤、相次ぐトラブルに悩まされたが、諦めることなく戦い続けたTS050 HYBRID 8号車。7号車が後退した後は、8号車に「トヨタのル・マン3連覇」という使命がのしかかった。

画像: 3連覇を達成したトヨタTS050 HYBRID 8号車。左から、村田久武チーム代表、ブレンドン・ハートレー、中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ。ハートレーは2年連続、中嶋とブエミは3年連続優勝。中嶋は3年連続でアンカードライバーを務めた。

3連覇を達成したトヨタTS050 HYBRID 8号車。左から、村田久武チーム代表、ブレンドン・ハートレー、中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ。ハートレーは2年連続、中嶋とブエミは3年連続優勝。中嶋は3年連続でアンカードライバーを務めた。

2019-2020 WEC第7戦 ル・マン24時間 決勝結果(LMP1クラス)

優勝 8 トヨタTS050 HYBRID(S.ブエミ/中嶋一貴/B.ハートレー)387周
2位 1 レベリオンR13・ギブソン(B.セナ/G.メネゼス/N.ナト)+5周
3位 7 トヨタTS050 HYBRID(M.コンウェイ/小林可夢偉/J.M.ロペス)+6周
4位 3 レベリオンR13・ギブソン(R.デュマ/L.デレトラズ/N.ベルトン)+6周

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