2020年9月16日、日産自動車(以下、日産)は新型フェアレディZのプロトタイプモデル「フェアレディZ プロトタイプ」をオンラインで発表した。

歴代ZのDNAをプロトタイプのデザインに織り込む

フェアレディZは、初代が1969年に発表された日産のスポーツカーだ。日本はもちろん、世界中で「Zカー」と呼ばれて愛されている。現行型は2008年に発表された6代目にあたり、今回のプロトタイプが発売されれば7代目となる。

画像: ロングノーズのファストバックスタイルは、Zの伝統だ。

ロングノーズのファストバックスタイルは、Zの伝統だ。

フェアレディZ プロトタイプ(以下、Zプロト)は日本のデザインチームによって開発され、初代S30型のシルエットや前後のアイコニックなモチーフを引き継いでいる。ボディカラーは歴代Zに採用されていた黄色をソリッドパールで鮮やかな色に開発した。これにブラックルーフを組み合わせてモダンで未来的なカラーコンビネーションとしている。

ボンネットのバルジ形状やLEDヘッドランプのティアドロップ形状はS30型のデザインを彷彿とさせる。四角い開口部のフロントグリルも歴代Zのアイコンを継承している。LEDヘッドランプ上下の2つの半円デザインは、1970年代の240ZGのヘッドランプカバーをイメージしているという。

画像: LEDの2つの半円デザインは240ZGのヘッドランプカバーをイメージしている。

LEDの2つの半円デザインは240ZGのヘッドランプカバーをイメージしている。

ロングノーズから続くルーフラインの後端で垂直にカットされたテールエンド、フロントフェンダーよりわずかに低く傾斜したリアなどが、S30型のサイドシルエットをインスパイアしている。リアのデザインは、S30型やZ32型(4代目)などのテールランプからインスピレーションを得たデザインテーマを現代風にアレンジしている。テールランプにはLEDを採用している。

サイドシルやリアバンパー、フロントバンパー下のチンスポイラーはカーボンで成形されている。アルミホイールは19インチ、テールパイプは左右出しだ。

画像: 12.3インチのフルデジタルメーターディスプレイが目を引くインテリア。

12.3インチのフルデジタルメーターディスプレイが目を引くインテリア。

インテリアでは、12.3インチのフルデジタルメーターディスプレイが目を引く。エンジン回転計の針が真上を示すと同時に、シフトアップインジケーターが点滅してドライバーにシフトアップを促す。ステアリングはZプロト専用にデザインされたディープコーン形状で、操作性の良いグリップ形状や視認性良くまとめられたスイッチ類がスポーツカーとしての性能を最大限引き出せるようなデザインとされている。センターダッシュ上にはZ伝統の3連サブメーターも備わっている。

また、ボディカラーとコーディネートされた黄色いステッチがインパネの各所に配され、シート中央部にはグラデーション加工された黄色いストライプ模様がデザインされている。

画像: LEDのテールランプはS30型やZ32型などからインスピレーションを得ている。

LEDのテールランプはS30型やZ32型などからインスピレーションを得ている。

今回は、Zプロトのスペックは以下に紹介している内容しか具体的には発表されていない。

フェアレディZ プロトタイプ 主要諸元

●全長×全幅×全高:4382×1850×1310mm
●エンジン:V6 ツインターボ
●トランスミッション:6速MT
●タイヤ:前255/40R19、後285/35R19

ただし日産としては、Zプロトはコンセプトカーではなく、デザインは完成しているという。トランスミッションはATも用意されるだろうが、Zの伝統でもあるTバールーフやコンバーチブルも設定されるのだろうか。ほぼこのままのスタイルで登場予定の新型フェアレディZ、発売時期も未定だが、その登場を世界中のZカー ファンが心待ちにしていることは間違いない。

画像: 新型フェアレディZの走る姿を1日でも早く見たいものだ。

新型フェアレディZの走る姿を1日でも早く見たいものだ。

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