ボルボ・カー・ジャパンは2020年8月25日、コンパクトSUVのXC40に新たな電動化モデル、「XC40 リチャージプラグインハイブリッド T5(VOLVO XC40 Recharge Plug-in hybrid T5)」を日本で発売した。さらにXC90とXC60、XC40のSUVモデルのグレード展開を一新。

48V MHEVを、B4/B5/B6の3つに拡充

ボルボの電動化モデル拡充路線はとどまるところを知らない。2015年にデビューしたSUVのXC90やステーションワゴンのV90など、大型のモデルを中心にPHEV(プラグインハイブリッド)である「T8ツインエンジン」グレードを設定。

さらにミドルクラスの60シリーズにもPHEV追加するだけでなく、2020年4月にはXC90やXC60に48V電源のMHEV(マイルドハイブリッド)である「B5」を日本でも設定するなど、とにかく電動ラインアップの拡大スピードが早い。日本市場にはまだ導入されていないが、XC40のEV(電気自動車)が欧州ですでにデビューしており気になる存在である。

そして2020年8月25日、XC40のPHEV「XC40 Recharge Plug-in hybrid T5」を日本市場で発売した。従来XC40にはガソリンエンジンを搭載したT4/T5グレードしかラインアップされておらず、同モデルとしては初の電動化グレードとなる。車両価格は649万円だ。

搭載されるパワーユニットは、180ps/265Nmを発生する日本初導入の1.5L直列3気筒ターボと、60kW(約82ps)/160Nmを発生するモーターを組み合わせる。さらにトランスミッションも新開発で7速DCTを介して前輪を駆動するFFとなる。普段はハイブリッド走行となるが、ドライブモード「ピュアモード」を使えば電気のみで移動することも可能で、満充電での走行可能距離はおよそ40kmになる。

画像: ボルボ XC40に追加されたPHEVモデル、XC40 リチャージ プラグインハイブリッド T5 インスクリプション。左フロントフェンダーに充電ソケットが備え付けられている。

ボルボ XC40に追加されたPHEVモデル、XC40 リチャージ プラグインハイブリッド T5 インスクリプション。左フロントフェンダーに充電ソケットが備え付けられている。

今回の発表はここまでか、と思っていたがSUVモデルのラインアップ拡充・再編に続きがあった。ボルボはラージサイズのXC90をはじめとして、XC60やXC40のグレード展開を一新するというのだ。

従来、ガソリンエンジン仕様はT5やT6など「T」ではじまり、ディーゼルエンジン仕様はD4やD5など「D」ではじまるグレード名だった。このTとDグレードをなんと「撤廃」。新ラインアップは48V MHEVのB4/B5/B6、そしてPHEVのリチャージに統合されたのだ。つまり、ボルボSUVはすべてのグレードで電動化モデルになるというわけだ。

画像: グレード展開を一新されたミドルクラスSUVのXC60。従来あったディーゼルエンジン搭載モデルは消滅。

グレード展開を一新されたミドルクラスSUVのXC60。従来あったディーゼルエンジン搭載モデルは消滅。

新たに設定された48V MHEVグレードを順に見ていくと、「B4」はXC40にのみ設定されるもので2L直4ターボ(197ps/300Nm)のガソリンエンジンとモーター(ISGM・10kW/40Nm)が組み合わされて、FFと4WD両方をラインアップする。「B5」は2L直4ターボ(250ps/350Nm)のガソリンエンジンとモーター(10kW/40Nm)が組み合わされて、すべて4WD。「B6」は2L直4ターボ+電動スーパーチャージャー(300ps/420Nm)のガソリンエンジンとモーター(10kW/40Nm)が組み合わされて、すべて4WDとなる。

また、PHEVグレードにはXC40と同様にすべて「リチャージプラグインハイブリッド」の名称が与えられ、XC60やXC90などに展開されていたT8ツインエンジンは、「リチャージプラグインハイブリッドT8」へと変更された。

画像: XC90のPHEVグレードは「リチャージ プラグインハイブリッド T8 AWD インスクリプション」の名称に変更。

XC90のPHEVグレードは「リチャージ プラグインハイブリッド T8 AWD インスクリプション」の名称に変更。

前述のとおり、ボルボSUVからディーゼルエンジン仕様が消えた。日本市場においてはいまだに人気があるだけに、なぜ今なのかと思うが、その背景にあるのは自動車メーカーとしてのボルボの理念だろう。創業当時から人を中心とした安全性の高いクルマ開発を行ってきた企業で、現在は「人」と「人の未来」を守ることを中心にしているという。2025年までに新車販売台数の100%を電動化モデル(約50%を電気自動車に、残りの約50%をハイブリッド車)にするという目標が、いよいよ現実のものとなってきた。

ちなみに、欧州ですでに発表されているEVの「XC40 リチャージP8 AWD」は、2021年に日本でも発売予定だという。

ボルボ XC40 ラインアップ

B4:409万円
B4 モメンタム:479万円
B4 AWD モメンタム:499万円
B4 AWD Rデザイン:539万円
B4 AWD インスクリプション:539万円
B5 AWD Rデザイン:589万円
リチャージ プラグインハイブリッド T5 インスクリプション:649万円

ボルボ XC60 ラインアップ

B5 AWD モメンタム:639万円
B5 AWD インスクリプション:739万円
B6 AWD Rデザイン:799万円
リチャージ プラグインハイブリッド T8 AWD インスクリプション エクスプレッション:834万円
リチャージ プラグインハイブリッド T8 AWD インスクリプション:949万円

ボルボ XC90 ラインアップ

B5 AWD モメンタム:834万円
B6 AWD インスクリプション:1004万円
B6 AWD Rデザイン:1004万円
リチャージ プラグインハイブリッド T8 AWD インスクリプション:1139万円

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