中村倫也主演映画『人数の町』が9月4日の公開に先立ち、縁起が良いとされる日本橋福徳神社での大当たり祈願と完成記念会見を実施した。
画像1: 中村倫也&石橋静河、映画『人数の町』大当たり祈願&記者会見イベントに登場

主演の中村倫也と石橋静河が、浴衣姿にて宝くじご利益の神社と知られる日本橋福徳神社にて大当たり祈願を行った。

画像2: 中村倫也&石橋静河、映画『人数の町』大当たり祈願&記者会見イベントに登場
画像3: 中村倫也&石橋静河、映画『人数の町』大当たり祈願&記者会見イベントに登場
画像4: 中村倫也&石橋静河、映画『人数の町』大当たり祈願&記者会見イベントに登場

※日本橋福徳神社について
福徳神社は、文政 5 年より幕府公認の富くじ(現在の宝くじ)興行「御免富」を許可されてきた神社である。 当時は私的な富くじ(宝くじ)は禁止されており、由緒ある寺社に限り、堂舎修復費捻出のための富くじ興行を公認されていた。福徳神社はその縁起の良い社号「福徳」に加えて、江戶幕府の第2代征夷大将軍 徳川秀忠により江戶城から合祀された弁財天が福財神として庶⺠の注目を集め、人気を博した。

場所を移して、中村倫也と石橋静河とメガホンをとった荒木伸二監督が完成記念会見に登場。

画像5: 中村倫也&石橋静河、映画『人数の町』大当たり祈願&記者会見イベントに登場
画像6: 中村倫也&石橋静河、映画『人数の町』大当たり祈願&記者会見イベントに登場
画像7: 中村倫也&石橋静河、映画『人数の町』大当たり祈願&記者会見イベントに登場

役柄について

主人公・蒼山哲也役について、中村は「特徴もなく、流されるままに生きてきた男」と解説。続けて「主義がない男だけど、石橋さん演じるヒロイン・木村紅子やさまざまな人と出会うことで変わってどうかわっていくのかが見どころです」と述べた。対して紅子は明確な意思を持っているキャラクター。演じた石橋は「その頑固さで、“町”に馴染めずに、どこかおかしいよということを必死に訴えています。そのあとは......、ね(笑)」とネタバレにならないようにキャラクター説明をしなければならない状況に、複雑な表情を浮かべる場面もあった。
映画が完成したことについて、荒木監督は「たった一人で孤独に脚本を書き始めるところから始まりました。それが今、日本で最高レベルのお二方に演じてもらうことで立体化したことに感動しています。撮影中は、リハーサルの段階から、うれしくて涙が溢れそうになるのを必死に抑えて、ベテラン監督のように堂々と振る舞うように心がけていました」とコメント。すると、中村が「堂々とした印象はなかったです」と記者たちに暴露し、笑いを誘っていた。映画の着想について、荒木監督は「子供の頃から、人間そのものというより、人間が塊になると怖いというイメージがありました。多数決とかって怖いなと感じていたんです。スピルバーグ監督が『怖いものがあれば映画になる』と言って いたのを聞いて、『これだ!』と思ったのがきっかけです」と明かした。
舞台となる“町”は、ちょっとした労働のようなことをやれば衣食住が保証されるという不思議な場所。そんな“町”の印象について、中村は「場所、空間、表情、言葉遣いなど、ひとつひとつがなんか異様でしたし、違和感はぬぐえませんでした。でも考え方を変えて、頭を切り替えれば居心地が良かったりするのかなという感覚でいました」と振り返る。石橋は「紅子は町に入って行く側の人。ひたすら怖いし、気持ち悪いし、不気味で嫌な場所だと思っていました」とコメントした。

画像: 役柄について

注目ポイント

注目してほしいポイントについて、中村は「石橋さんの......」としばらくためてから「瞳です」とアピール。その理由は「本当にキレイな瞳なんです。こんなに光が集まる眼球僕、持ってないですもん」と独特の表現で石橋の瞳の美しさを解説。続けて「紅子の登場で物語が動き、⻘山も揺さぶられて行く。それが成⻑なのかどうかわからないけれど、変わるきっかけとなる紅子の登場は見どころですね」と強調した。石橋は大きな意味があるシーンではないと前置きしながら「逃避行して海辺でけだるそうに過ごす二人のシーンがすごく好きです」と告白。「二人が大変な生活をしている様子がよくわかるシーンです」と説明していた。荒木監督は「僕の映画作りの狙いは、画面の中でいろんなものがいっぺんに動いていること。つまり、絶対ここを見て!という注目ポイントを作らないことを心がけました」と映画作りのこだわりを明かしていた。

画像: 注目ポイント

映画の楽しみ方

映画の楽しみ方について中村が「映画や作品は、観る人のコンディションが影響するものだと思っています。自由に受け取ってもらえたら本望です」と語ると、石橋も「私自身、1回目と2回目の感想は違いました。そういう効果のある作品だと思うので、自由に観ていただければうれしいです」と笑顔を浮かべていた。

取材陣からの質問

ここからは質問タイムへ。記者からの質問で初共演の印象について聞かれた中村は「初めてとは思えないくらいの信頼感と安心感がありました」としながらも「僕が一方的に思っているだけかもしれないけど......」と付け加え、いたずらっぽく微笑む。続けて「現場でも仕事の話はせずに僕がずっと喋っているところに、石橋さんがツッコミを入れ、それにまた乗っかって......、そしてだんだん無視されます」とコメント。「でも、無視されると仲良くなったと思えるタイプなので大丈夫です(笑)」と満足の表情を浮かべていた。「中村さんと石橋さんは水と火という真逆のタイプだと思いました。さらさらっと流れるように演じる中村さんと、圧力でグッグッ押してくる石橋さんという感じですね」と二人の印象を語る荒木監督のコメントに「圧が強い女優って言われているよ」と中村がツッコミを入れると、石橋は「なんか嫌だなぁ」と苦い表情を浮かべ、荒木監督がすかさず「タイプが違いすぎると思ったけど、二人揃ったらピタッとハマったのですごくうれしかったです」とフォローする場面もあった。
会見前「大当たり祈願」に絡めて、人生の大当たりについて聞かれた中村は「小学校のときに懸賞で当たったE賞」と大当たりではないエピソードを披露。それには理由があり「大人になると、子どもの頃の残念な話が回収できて、当たったなって思えるのがいい」と解説。すると、石橋も「私は小学生の学芸会で、一番やりたくなかった豚のお母さん役をやったことです。今こうして話せるので大当たりなのかもだけど、すごくショックでしたね。早く終わらないかなと思いながら演じていたのを覚えています」と振り返った。

画像: 取材陣からの質問

締めの挨拶

最後の挨拶で荒木監督は「お気を確かに持ってご覧ください」と呼びかけ会場の笑いを誘う。石橋は「おもしろい作品になっているので、映画館に足を運んで観ていただければうれしいです」とニッコリ。中村は「映画を観た方の反応が楽しみな作品なので、早く皆さんの感想が聞きたいです」とアピールし、会見は幕を閉じた。

STORY

借金取りに追われ暴行を受けていた蒼山は、⻩色いツナギを着たヒゲ面の男に助けられる。
その男は蒼山に「居場所」を用意してやるという。蒼山のことを“デュード”と呼ぶその男に誘われ辿り着いた先は、ある奇妙な「町」だった。
「町」の住人はツナギを着た“チューター”たちに管理され、簡単な労働と引き換えに衣食住が保証される。それどころか「町」の社交場であるプールで繋がった者同士でセックスの快楽を貪ることも出来る。
ネットへの書き込み、別人を装っての選挙投票......。何のために? 誰のために? 住⺠たちは何も知らされず、何も深く考えずにそれらの労働を受け入れ、奇妙な「町」での時間は過ぎていく。ある日、蒼山は新しい住人・紅子と出会う。彼女は行方不明になった妹をこの町に探しに来たのだという。ほかの住人達とは異なり思い詰めた様子の彼女を蒼山は気にかけるが......。

映画『人数の町』

2020年9月4日(金)新宿武蔵野館ほか全国ロードショー

出演
中村倫也 石橋静河
立花恵理 橋野純平 植村宏司 菅野莉央 松浦祐也 草野イニ 川村紗也 柳英里紗 / 山中聡

脚本・監督:荒木伸二
製作:木下グループ
配給:キノフィルムズ
制作:コギトワークス
©2020「人数の町」製作委員会

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