2020年2月から7月にかけて133回連載して人気を博した「スーパーカー年代記」。その中から人気の高かった10モデルを夏休み特別企画としてプレイバックしよう。第9位は「ランボルギーニ ミウラ」の歴代モデルだ。

ランボルギーニ ミウラの歴代モデル(1967〜1975年)

ランボルギーニ ミウラ 400SVは、いわばミウラの集大成的モデルであったが、それ以前や以降にもミウラのバリエーションは存在する。その中から、代表的なモデルをいくつか紹介しておこう。

ミウラ P400

画像: 流麗という言葉だけで言い切れないオーラが漂うスタイルがミウラの特徴。タイトル写真もP400。

流麗という言葉だけで言い切れないオーラが漂うスタイルがミウラの特徴。タイトル写真もP400。

ミウラのお披露目から1年後の1967年、初の市販モデルとなったのがP400。ダラーラが開発したシャシにガンディーニがデザインしたボディを架装したものだが、スタイルの美しさは別格で、FRが当たり前だった時代に新風を吹き込んだと絶賛された。4LのV12をミッドに横置きするレイアウトはFFのMINIから着想したと言われる。

エンジンはウエーバーの3チョークキャブレター×4基で350psを発生。車重は1075kgで最高速度は290km/hに達した。ただ、前42:後58の重量配分、前後同サイズのタイヤなどがハンドリングを阻害し、リアがブレイクすると制御困難に陥ったとも言われる。それでもアウトストラーダ(太陽道路)で250km/h巡航を楽にこなす実力は、元祖スーパーカーの名に恥じないものだった。

ミウラ P400S

画像: P400、P400Sともヘッドライトには「睫毛」が付けられていた。

P400、P400Sともヘッドライトには「睫毛」が付けられていた。

車名の末尾に付けられたSは、スピント=チューニングを表す。1969年に登場したミウラ 400Sは、エンジンは燃焼室形状の改良による圧縮比アップ、インテークマニフォールド径の拡大といったチューニングにより最高出力は370psまでパワーアップしている。

また居住性にも配慮したのがSの特徴で、パワーウインドーを標準装備するほかエアコンも装着可能となった。オーバーヘッドコンソールが装備されたのも、このP400Sからだ。P400SVに移行するまでに約140台が生産された。

ミウラ SVR

画像: 幻のスーパーカー、イオタのレプリカ風に改装されたミウラ SVR。

幻のスーパーカー、イオタのレプリカ風に改装されたミウラ SVR。

ミウラをベースに作られた実験車両が「J(イオタ)」というのはスーパーカー好きには有名な話。P400をベースにイオタ レプリカのSVJに改装し、レカロ製シート、BBS製ホイール、ウルフ仕様カウンタックのリアウイングなどを装着したワンオフモデルがミウラ SVRだ。

本物のイオタはエンジンをドライサンプ化し、圧縮比とカムを変えて、パワースペックは440ps/8800rpmまでチューンされていたというが、このSVRの詳細に関しては不明だ。それにしてもワイドタイヤを履かせるためのリアの超ワイドフェンダーや、2m近い全幅の迫力ある姿はただ者ではない。

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