先日、COVID-19感染拡大により中断していたMotoGPが再開しましたが、開幕戦オーストラリアを終えてからずっと中断していたSBK(世界スーパーバイク選手権)も、7月31日から再開しました!! 久々のSBKでは、今シーズン4人目となるウィナーが大活躍しています!!

再開したMotoGPと同じ、スペインのヘレスが会場となりました!

COVID-10感染拡大の影響で、今シーズンのSBKは第2戦以降は主に欧州大陸で開催されることになり、なんとスペインでは9戦中4戦が行われます! 第2戦スペインラウンドの舞台は、MotoGP第2、3戦と同じヘレスサーキットで行われました。

7月に行われたMotoGPの2戦では、真夏のヘレスの暑さがライダーとチームを翻弄しましたが、SBKも同様に暑さが大きな脅威となりました。思えば多くの世界選手権は、盛夏の時期はサマーブレイクがフツーで、レースをすることはありません。今年は異例尽くしのシーズンですね・・・。

8月1日(土)のスーパーポールは、今シーズンからドゥカティワークス新加入のスコット・レディングがポーツポジションを獲得。2位はSBK連覇中の王者ジョナサン・レイ(カワサキ)、3位はスーパーポールを得意とするBMWのトム・サイクスが獲得。そして、マイケル・ファン・デル・マークとトプラック・ラズガットリオグルが4、5位。6位にサテライトのテン・ケイトのロリス・バズが入り、レース1決勝2列目グリッドをヤマハ勢が占めることになりました。

レース1は、J.レイが好スタート。これをT.ラズガットリオグル、S.レディング、L.バズが追い、先頭集団を形成しました。

画像: 左からJ.レイ(カワサキ)、S.レディング(ドゥカティ)、T.ラズガットリオグル(ヤマハ) www.worldsbk.com

左からJ.レイ(カワサキ)、S.レディング(ドゥカティ)、T.ラズガットリオグル(ヤマハ)


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気温37度、路面温度:59度! という酷暑のなかでの戦いゆえ、各ライダーは最後までグリップをキープするため、厳しいタイヤマネジメントを強いられることに・・・。15周目、J.レイをレディングがパスし首位交代。レイも反撃しますが、そのままレディングが20周を走り切り今シーズンのSBK4人目のウィナーとなりました!

2位レイに続いて3位に入ったのは、チャズ・デイビス(ドゥカティ)の追い上げを退けたラズガットリオグル。なおチームメイトのファン・デル・マークは、8周目に残念ながらマシントラブルでリタイアに終わりました・・・。インディペンデント勢ながら奮闘のバズが5位になりました!

SBK2020 R2 スペイン レース1
1 S.レディング Ducati GBR 33'58.961
2 J.レイ Kawasaki GBR 00'01.147
3 T.ラズガットリオグル Yamaha TUR 00'02.252
4 C.デイビス Ducati GBR 00'02.699
5 L.バズ Yamaha FRA 00'03.301
6 M.リナルディ Ducati ITA 00'06.367

スーパーポールレースは、J.レイが逃げ切って優勝!

8月2日(日)、ポイント対象でレース2のグリッドを決める10周のスーパーポールレースは、J.レイが土曜日のレース1同様好スタート! T.ラズガットリオグル、S.レディング、そしてM.ファン・デル・マークが追う展開に・・・。

そのまま先頭を守り抜いたレイが、前戦オーストラリアラウンドに続きスーパーポール2連勝! ラズガットリオグルとレディングの2位争いは、残り3周でラズガットリオグルのヤマハYZF-R1にセンサー系トラブルが発生しリタイア・・・で決着。3位にファン・デル・マーク、4位にL.バズ、5位にC.デイビス、6位にT.サイクスという結果になりました。

画像: スーパーポールレースを優勝した、J.レイ(カワサキ)を祝福するKRTのスタッフたち。 www.worldsbk.com

スーパーポールレースを優勝した、J.レイ(カワサキ)を祝福するKRTのスタッフたち。

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SBK2020 R2 スペイン スーパーポールレース
1 J.レイ Kawasaki GBR 16'43.589
2 S.レディング Ducati GBR 00'00.552
3 M.ファン・デル・マーク Yamaha NED 00'02.701
4 L.バズ Yamaha FRA 00'04.804
5 C.デイビス Ducati GBR 00'06.471
6 T.サイクス BMW GBR 00'08.561

レース2は、ドゥカティワークスが2012年以来となる1-2フィニッシュ達成!

レース2も最初にリードを奪ったのはJ.レイでしたが、2周目からはS.レディングが先頭でレースを引っ張ります。一方、ラズガットリオグルはスーパーポールレースでのトラブルにより10番グリッドからスタートしますが、好スタートで1周目終了時点で4位まで順位を上げました!

レイはC.デイビス、そしてラズガットリオグルにパスされて8周目には4位に後退。さらにインディペンデントチームのドゥカティに乗るM.リナルディ、そしてチームメイトのA.ロウズにも抜かれ最終的には6位でゴール。近年絶対王者に君臨するレイが、彼としては残念な結果といえる6位にとどまったのは、2014年米ラグナセカ・レース1での6位以来のことでした。

一方、5周目以降に1-2体制を築いたドゥカティワークスのレディングとデイビスは、そのままの順位で20周のレースを終えました! なおドゥカティのSBKでの1-2は、2012年オランダ・アッセンのレース1以来の快挙でした。余談ですがこのときのマシンはドゥカティ1098Rで、1位シルバン・ギュントーリ、2位ダビデ・ジュリアーノ。なお3位もドゥカティのカルロス・チェカでした。

画像: チームメイトの影に隠れた印象だった今シーズンのC.デイビス(ドゥカティ)ですが、このレース2の2位表彰台獲得が復活ののろしとなるのでしょうか? www.worldsbk.com

チームメイトの影に隠れた印象だった今シーズンのC.デイビス(ドゥカティ)ですが、このレース2の2位表彰台獲得が復活ののろしとなるのでしょうか?

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画像: スペインラウンドで2勝をあげたS.レディング(ドゥカティ)。2位はC.デイビス、3位はT.ラズガットリオグルでした。 www.worldsbk.com

スペインラウンドで2勝をあげたS.レディング(ドゥカティ)。2位はC.デイビス、3位はT.ラズガットリオグルでした。

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3位は8周目からこの位置を守ったT.ラズガットリオグル。4位は大健闘のM.リナルディ。5位はA.ロウズという結果になりました。レース2の優勝で、レディングはSBKで6連続表彰台獲得した初の英国人ルーキーとして歴史にその名を刻みましたが、この記録はどこまで伸びるのか? 注目です。

SBK2020 R2 スペイン レース2
1 S.レディング Ducati GBR 33'51.855
2 C.デイビス Ducati GBR 00'03.082
3 T.ラズガットリオグル Yamaha TUR 00'05.472
4 M.リナルディ Ducati ITA 00'08.709
5 A.ロウズ Kawasaki GBR 00'10.772
6 J.レイ Kawasaki GBR 00'12.501

気温37度、路面温度60度! となったレース2で、レイは唯一ハードオプションのリアタイヤを選択したライダーでした。レース1でも同様の選択をしたレイでしたが、レース2はレース1のときのようには上手くいかず、なんとかゴールまでマシンを運ぶような・・・ハードな展開を強いられることになりました。

画像: カワサキワークスの2台、A.ロウズ(22番)とJ.レイ(1番)は5、6位でレース2を完走。その後方は6位のM.ファン・デル・マーク(ヤマハ)。いずれもレース2で、ヘレスの暑さとタイヤマネジメントに翻弄されることになったライダーでしょう。 www.worldsbk.com

カワサキワークスの2台、A.ロウズ(22番)とJ.レイ(1番)は5、6位でレース2を完走。その後方は6位のM.ファン・デル・マーク(ヤマハ)。いずれもレース2で、ヘレスの暑さとタイヤマネジメントに翻弄されることになったライダーでしょう。

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カワサキワークス・・・というより、絶対王者J.レイの支配が続いていた近年のSBKですが、2020年シーズンはカワサキ、ドゥカティ、ヤマハが第2戦終了時点でウィナーマシンとなっております。混戦のシーズンとなるのか? それとも誰かが抜け出すのか? 第3戦ポルトガルラウンドは今週末の8月7〜9日に開催されますが、11月までの短期決戦となったSBKを楽しみましょう!

SBK2020 ランキング ※8月2日時点
1 S.レディング Ducati 98
2 J.レイ Kawasaki 74
3 A.ロウズ Kawasaki 72
4 T.ラズガットリオグル Yamaha 66
5 C.デイビス Ducati 57
6 M.ファン・デル・マーク Yamaha 47

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