ソニーはα7シリーズの高感度モデルα7Sシリーズの3世代目となるα7S IIIを2020年10月9日に発売する。価格はオープンで実売40万9000円(税別)。

このα7S IIIはソニーα7シリーズのスタンダードモデル、高解像度モデル、高感度モデルの3タイプあるうちの高感度仕様で昨今の動画需要に対応し、動画機能を強化したモデル。初代α7Sは2014年に登場し、世界最高のISO 409600、世界初のフルサイズセンサーで全画素読み出し動画を実現した機種。翌年の2015年にボディ内手ブレ補正機構を搭載したα7S IIとなり、今回のモデルは5年ぶりのモデルチェンジとなる。

画像1: α7Sシリーズが5年ぶりのモデルチェンジ
多彩な動画性能を実現するソニーα7S III 発表

イメージセンサーは新開発の有効約1210万画素の裏面照射型CMOSセンサー Exmor Rで、画素数は前モデルのα7S IIと変わらないが、2倍の高速読み出しにより4:2:2、10ビットの4K 120pの動画記録やローリングシャッター歪みの低減、さらにSシリーズでは初の像面位相差AFに対応した。また静止画拡張時でISO40〜409600、動画拡張時でISO80〜409600と感度が拡張し、15ストップ以上の広いダイナミックレンジを達成しているという。

さらに前モデルに比べ、高感度耐性や色再現、質感描写が向上しているという。またソニー初の静止画記録フォーマットにHEIFにも対応した。このHEIFは従来のJPEGと同等の画質を保ちつつ、約2倍の圧縮効果でファイル保存が可能になる。

画像2: α7Sシリーズが5年ぶりのモデルチェンジ
多彩な動画性能を実現するソニーα7S III 発表
画像3: α7Sシリーズが5年ぶりのモデルチェンジ
多彩な動画性能を実現するソニーα7S III 発表
画像4: α7Sシリーズが5年ぶりのモデルチェンジ
多彩な動画性能を実現するソニーα7S III 発表

映像エンジンには新画像処理エンジンのBIONZ XRを2チップ搭載する。このBIONZ XRは約8倍の高速化を実現し、従来BIONZ XとフロントエンドLSIが連携して処理していたAF、画像認識、画質調整、現像といったリアルタイム処理を集約することで、動画、静止画処理能力を大幅に向上している。

これにより高感度性能や階調表現、4K 60p/120pの動画記録などの処理、レスポンスの向上、CFexpres TypeAカードへの高速書き出しを実現しているという。

記録メディアはSDおよびCFexpress TypeAのダブルスロットで、同時に発表となったソニーCFexpress Type Aメモリーカード「CEA-G160T/CEA-G80T」も使用可能。7S IIIのウリの一つの動画性能はフルサイズ領域での全画素読み出しで、4:2:2 10bit記録が可能。また最高120p(4K)のハイフレームレート動画記録にも対応している。

4Kで最大5倍の滑らかなスローモーションの撮影もできる。動画時にも最高ISO感度409600での撮影を実現、また16bit RAW出力に対応し、ポスプロ編集に自由度を提供する。またカメラ内にプリセットされた任意の雰囲気に仕上げられるクリエティブルックを搭載し、ユーザーの好みに合わせた画作りを選ぶことができる。

AFはSシリーズ初のファストハイブリッドAFに対応し動画記録時でも動きの速い被写体にもフォーカスを合わせ続けるという。画面のほぼ全域(92%)に測距点を配置し、位相差測距点数はα9シリーズよりも多い、759点。マイナス6EVの低照度下での測距も可能。もちろんリアルタイム瞳AF/リアルタイムトラッキングにも対応している。連写性能は最高約10コマ/秒で動きの速い被写体の撮影にも有効だ。

背面液晶モニターは動画対応ということもあり、Eマウント初のバリアングル式を採用、モニターは3.0型のタッチパネル式でメニュー画面は新しくなり、タッチ操作にも対応している。メニュー画面は静止画、動画で独立した構成となった。操作系では従来C1ボタンがあった場所にMOVIEボタンを配置し、動画撮影にアクセスしやすくなっている。

バッテリーはα7Sシリーズ初となる高容量のZバッテリーを採用し、動画で95分、静止画で600枚とα7S II比で約1.6倍の撮影が可能になった。 さらにαシリーズ初となるUSB PDに対応。ACアダプターやモバイルバッテリーから給電、カメラ内電池の充電もできるという。

画像: 映像エンジンはBIONZ XRを2チップ搭載する

映像エンジンはBIONZ XRを2チップ搭載する

画像: 記録メディアはCFexpressおよびSDのダブルスロット

記録メディアはCFexpressおよびSDのダブルスロット

画像: 動画撮影を考慮してEマウント初のバリアングル液晶モニターを採用

動画撮影を考慮してEマウント初のバリアングル液晶モニターを採用

画像: 画面の92%に測距点を配置。位相差測距点数は759点

画面の92%に測距点を配置。位相差測距点数は759点

ボディ各所にシーリングが施された防塵・防滴構造

画像: 新開発の放熱構造により熱を効果的に分散、放熱させ長時間の動画撮影も可能にしている

新開発の放熱構造により熱を効果的に分散、放熱させ長時間の動画撮影も可能にしている

ソニーα7S III

●レンズマウント:ソニーEマウント
●撮像素子:裏面照射型CMOSセンサー Exmor R
●センサーサイズ:フルサイズ (35.6 x 23.8mm)
●有効画素数:1210万画素
●連続撮影速度:約10コマ/秒
●記録媒体:SD/CFexpress Type A×2
●ISO感度:ISO80-102400(拡張時ISO50-409600)
●ファインダー:0.64型電子ビューファインダー(944万ドット)
●液晶モニター:3.0型バリアングル(144万ドット)タッチパネル式
●大きさ:128.9×96.9×80.8mm
●重さ:699g(バッテリー、メモリーカード含)
●発売:2020年10月9日
●価格:オープン(実売40万9000円)

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