『若き詩人』『泳ぎすぎた夜』のフランスの俊英ダミアン・マニヴェル監督の最新作で、第 72 回ロカルノ国際映画祭最優秀監督賞を受賞した『イサドラの子どもたち』が2020年9月26日(土)より公開されることが決定した。

ダンス映画の枠を超え一篇の詩のように私たちを魅了する

モダンダンスの始祖として知られる伝説的なダンサー、イサドラ・ダンカン(1878〜1927)。20 世紀初頭、舞踊の世界に革命を起こした彼女は、1913 年 4 月、二人の子供を事故で亡くし、その痛みに苦しみながら、亡き子どもたちに捧げるソロダンス「母」を創り上げた。それから 100 年の時を経て、現代に生きる 4人の女性がイサドラの「母」と邂逅するーー。

『若き詩人』『泳ぎすぎた夜』(五十嵐耕平との共同監督)が話題を呼んだフランスの俊英ダミアン・マニヴェルが、まったく新しい試みで「母」の翻案に挑み、イサドラと子どもたちの物語を紡ぎあげる。

女たちの身体を通して呼応し、伝播していく、喪失と再生の物語。イサドラの抱えた痛々しくも狂おしい愛が、時を超え、いま私たちに継承される。

物語を綴るのは、それぞれ異なる身体/年齢/境遇にある 4 人の女たち。イサドラの自伝と舞踊譜をもとに「母」の踊りと向き合う、振付師のアガト。対話を通じて新しい「母」を共作する若きダンサーのマノンと振付師のマリカ。そして「母」の公演を観劇したエルザは、自らと重ね合わせながら今夜の記憶を反芻する。

悲しくも崇高な物語が、ミニマムな物語形式と情感溢れるカメラワークによって紡がれ、ロシアの作曲家アレクサンドル・スクリャービン(1872〜1915)の楽曲が美しく彩る。その先鋭的な映画手法は、コンテンポラリーダンサーとしても活躍した監督だからこそなしえたもの。それはダンス映画の枠を超え、一篇の詩のように私たちを魅了する。

本作は山形国際ドキュメンタリー映画祭 2019 での日本プレミア上映が大反響を受け、日本公開が熱望されていた。

イサドラの子どもたち
2020年9月26日(土)より、シアター・イメージフォーラム他全国順次公開
配給:コピアポア・フィルム

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