ライカカメラ社は、6月13日11時(現地時間)、国際的な写真関連用品専門オークション「Leitz Photographica Auction(ライツ・フォトグラフィカ・オークション)」をウィーンにて開催する。

36回目の開催となる今回も出品物の多くがライカまたはライツ社が製造した製品で、高価値でレアなコレクターズアイテムが400点以上出品される予定という。

Leica M2 Black Paint “Walker Evans”

中でも注目度が高いのは、アメリカの写真家/フォトジャーナリスト、ウォーカー・エヴァンス氏が所有していた「Leica M2 Black Paint」(予想落札価格4万~5万ユーロ)。20世紀で最も偉大な写真家のひとりに数えられていエヴァンス氏。今回出品されるカメラを1962年に購入し、1973年まで使用していたという。その後はエヴァンス氏のアシスタントが譲り受け、今回、オークションに出品される運びとなった。

画像1: Leica M2 Black Paint “Walker Evans”

Leica M2 Black Paint “Walker Evans”

画像2: Leica M2 Black Paint “Walker Evans”

Leica M2 Grey Paint Betriebskamera

「Leica M2 Grey Paint Betriebskamera」(予想落札価格40万~50万ユーロ)も今回のオークションの目玉のひとつ。ライツ社は1960年にグレーペイント仕上げを施したライカM2を20台製造したが、現存するのはわずか10台ほどと言われており、複数生産されたライカカメラの中でも非常に希少なアイテムのひとつ。今回出品されるライカM2は、試作モデル(シリアルナンバーは2071)で、1958~1962 年に製造されたライカM2 ベトリーブスカメラ(シリアルナンバー2001~2082)の中の1台。

画像: Leica M2 Grey Paint Betriebskamera

Leica M2 Grey Paint Betriebskamera

Leica 0-Series Prototype

歴史的価値が非常に高い「Leica 0-Series Prototype」(予想落札価格80万~100万ユーロ)も出品予定。Leica 0-Series Prototypeは、ウル・ライカに続くカメラ開発の過程でつくられた歴史的なプロトタイプとして知られているカメラで、カメラ製造初期の時代に、開発過程が技術的にどのように進化していったのかがわかる非常に興味深い製品という。今回出品されるこのカメラは、何度か改良された形跡が残っており、おそらくテスト機として数年使用されたと推測されるもの。今回のオークションでは、本製品にオットマール・ミヒャエリー氏の解説文が付属する。

画像: Leica 0-Series Prototype

Leica 0-Series Prototype

なお、今回も出品物中の1台の落札金が慈善団体カリタス・ウィーンへ寄付されることが決定しており、対象の出品物は「Leica M10 Prototype P01」(予想落札価格8,000~1万ユーロ)。ライカM10のプロトタイプであるこのカメラは、ISO感度設定ダイヤルに「PUSH」の設定がある、前面のフォーカスボタンを装備していない、バリースロットの設計が異なるなど、細部のデザインにおいて通常のライカM10と異なる部分が多数あり、非常に魅力的なアイテムで、将来的にはコレクターズアイテムとして価値が上がることも予想される。

事前入札は、オンライン(www.leitz-auction.com)、書面、電話で受付けており、オークション当日は、会場入札のほか、ライブオークションサイト(www.liveauctioneers.comおよびwww.invaluable.com)でのリアルタイム入札も可能。

今回のオークションのカタログのハイライトを下記で見ることができる。

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