アメコミライターとして活躍する杉山すぴ豊さんの連載コラムです。アメコミ関連の映画について、縦横無尽に楽しい知識、お得な情報などをみなさんにお届け。さて、これからアツいのはマーベルだけじゃありません。DC映画も超ものすごいラインナップ。その中からロバート・パティンソン版「ザ・バットマン」に注目!

杉山すぴ豊
アメコミ系映画ライター。雑誌や劇場パンフレットなどにコラムを執筆。アメコミ映画のイベントなどではトークショーも。大手広告会社のシニア・エグゼクティブ・ディレクターとしてアメコミ映画のキャンペーンも手がける。

マット・リーヴス監督×ロバート・パティンソン主演 新バットマン映画

「ジョーカー」の大成功、「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒BIRDSOFPREY」も快調とDC映画も勢いづいてきたのですが、ここに来てコロナ禍!公開予定日が変更しそうです。

まず6月の「ワンダーウーマン1984」が現時点で8月14日全米公開に延期。来年以降は、2021年10月1日「ザ・バットマン」、8月6日「ザ・スーサイド・スクワッド」、12月22日「ブラック・アダム」、2022年は11月4日「シャザム!2」、6月3日「フラッシュ」、12月16日「アクアマン2」となっていましたが、「ザ・バットマン」については撮影中断、他の作品については製作準備が大幅に遅れているはずで、公開のタイミングもズレるかもしれません。希望は「ザ・スーサイド・スクワッド」。もう撮影は終わっていて、ジェームズ・ガン監督は自宅で仕上げているというので予定通りの公開を期待したいものです。

さて今回は、いまは撮影が止まってはいるものの、いろいろ発表のあった「ザ・バットマン」についてとりあげます。マット・リーヴス監督×ロバート・パティンソン主演の組み合わせによる新バットマン映画。「ジャスティス・リーグ」までのベン・アフレック版をリセットしました。

バットマンの若き日の活躍を描くということで役者を若返らせ、ロバート・パティンソンを起用。彼がバット・スーツを着た写真も発表されたのですが、注目したいのは胸のエンブレム部分。バットマンのシンボルであるコウモリ・マークがちゃんとあるんですが、明らかに拳銃のグリップらしきものが見える。原作コミックには“両親を殺した銃を溶かしてエンブレムに加工し、彼らの死を忘れないために胸に装着している”という設定もあります。

従ってこの映画版のバット・スーツも両親を奪った銃を胸にはめている、のかもしれません。だとするとバットマンになりたての頃の話というのもうなずけます。

共演者にジョニデとかシャラメとか信じられない名前が挙がってます

またスピーディなヒーローにしたいということで、バイクに乗るバットマンの姿をとらえた写真がネットにあがっていて、先日発表された新バット・モービルも今までの装甲車のようなイメージから、マッドマックスやワイルド・スピードに出てくるようなスポーツカー・タイプに。ただしちょっとアングルを変えると露出したエンジン部分が、バットマンのマークのように見えるという凝ったデザインです。

画像: 共演者にジョニデとかシャラメとか信じられない名前が挙がってます

バットマンと言えばヴィランですが、コリン・ファレルがペンギン、ゾーイ・クラヴィッツがキャットウーマン、ポール・デーノがリドラー、ジョン・タトゥーロがマフィアのファルコーネ役。マット・リーヴズは6人くらいヴィランが何らかの形で登場するとも言っており、トゥーフェイス、そしてジョーカー(ジョニー・デップ説もあり!)も期待。さらに!ティモシー・シャラメがバットマンの相棒ロビンとして登場との噂もあります。

じゃあ一体どういう話になるの?バットマンのコミックには『ロング・ハロウィーン』という名エピソードがあります。祭日ごとにファルコーネ・ファミリーの関係者を殺していく謎の殺人鬼ホリディを追うバットマンに様々なヴィランが絡む、というミステリー仕立ての話。この説があるなと思うのは、『ファルコーネが登場することが決まっている』『映画にはハロウィンのシーンがあるらしい』『もともとマット・リーヴズはバットマンを探偵ものとして描きたかった』という条件と一致するのです。期待と妄想が膨らみますね。

最後にDC好きの方にトリビアを。家で「ジョーカー」を改めて見ている方もいると思うのですが、彼の部屋に“青衣の少年”という絵画のレプリカが飾ってあります。この絵はティム・バートンの「バットマン」でジャック・ニコルソン演じるジョーカーが美術館でチェックする絵なのです!さりげなく2つのユニバースがリンクしています(笑)。

前回の連載はこちら!

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