カワサキが誇るスーパーネイキッド・Zシリーズの末弟となるのがこの「Z125 PRO」。コンパクトながらエッジの効いた精悍なフォルムを持つボディに、パワフルなエンジン、4速ミッションを組み合わせ、ストリートをキビキビと駆け抜けるホットな一台に仕立て上げている。

カワサキ「Z125 PRO」試乗インプレ&解説(太田安治)

素直なレスポンスと軽快なハンドリングが楽しい!

画像: KAWASAKI Z125 PRO 総排気量:124cc メーカー希望小売価格:35万2000円 2020年モデルの発売日:2020年2月1日

KAWASAKI Z125 PRO

総排気量:124cc
メーカー希望小売価格:35万2000円
2020年モデルの発売日:2020年2月1日

かつて、日本ではオートバイの入門用モデル=マニュアルミッションの50㏄スポーツ、というのが定説だった。クラッチやシフト操作を覚え、楽しさと難しさを体感しながら、徐々に排気量の大きなモデルにステップアップしていくのが「王道」とされていた。

価格が手ごろで、維持費も安く、小さな車体ゆえ世間の目が優しいのも利点だったが、国内市場の縮小とともに50㏄スポーツが姿を消した現在、代わってその役割を担っているのが125㏄のスポーツモデルだ。

Zシリーズの末弟・Z125の日本仕様は4速マニュアルミッション採用のZ125 PRO。シリンダーが水平に近い角度にセットされている空冷エンジンや前後12インチのホイールを装備したコンパクトな車体から、かつてミニモタード的なルックスで人気を博したKSR125の後継機種と思うかもしれないが、その内容は別物だ。

画像: 短く切り落とされたかのような、大胆なテールセクションは、兄貴分のZシリーズにも通じるデザイン。小さいながら精悍なフォルムだ。

短く切り落とされたかのような、大胆なテールセクションは、兄貴分のZシリーズにも通じるデザイン。小さいながら精悍なフォルムだ。

Z125PROはインジェクションを採用し、フレームも兄貴分のZと同様に、プリロード調整機構付きのリアショックユニットをオフセットマウントする専用開発品。ボリュームのあるタンク形状やシュラウド、フロントマスクやテールライトの形状もZシリーズと呼ぶにふさわしいデザインになっている。

走り出してすぐ気づくのは、エンジンのピックアップが素晴らしいこと。低回転域でのトルクが豊かで、ゼロ発進が力強い。そこから8000回転までは一気に吹け上がって小気味よく加速し、約10000回転でリミッターが効くまで軽やかに回る。

どの回転域でも不快な振動はなく、レスポンスもエンジンブレーキの効きも自然だから、ストリートユースにピッタリだし、マニュアルミッションを活かしたキビキビ走りにも応えてくれる。

画像: カワサキ「Z125 PRO」試乗インプレ&解説(太田安治)

コンパクトな車体を活かしたフットワークの軽さも美点で、前後サスを含めた車体の剛性バランスが高く、タイヤの接地感がしっかり伝わってくる。ライバルとなるホンダのグロムはどっしりと落ち着いた操縦性だが、Zはほぼ同じ車格ながら、軽快でシャープなハンドリングに仕立てられている。

カワサキ自慢のストリートファイター・Zをデフォルメしたような可愛いルックスだが、Z125PROはエンジンフィールやハンドリングにメリハリがあり、ライダーの操作に対する反応が分かりやすいスポーツバイク。思わずヤンチャな走りにチャレンジしたくなるほど元気いっぱいの一台だ。

文:太田安治/写真:南 孝幸・島村栄二

カワサキ「Z125 PRO」主なスペックと価格

全長×全幅×全高1700×750×1005mm
ホイールベース1175mm
最低地上高155mm
シート高780mm
車両重量102kg
エンジン形式空冷4ストSOHC2バルブ単気筒
総排気量124cc
ボア×ストローク56.0×50.6mm
圧縮比9.8
最高出力7.1kW(9.7PS)/8000rpm
最大トルク9.6N・m(0.98kgf・m)/6000rpm
燃料タンク容量7.4L
変速機形式4速リターン
キャスター角26.0゜
トレール量69mm
タイヤサイズ(前・後)100/90-12 49J・120/70-12 51L
ブレーキ形式(前・後)Φ200mmシングルディスク・Φ184mmシングルディスク
メーカー希望小売価格35万2000円(税込)
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