クルマ好きなら一度は憧れたことがあるだろうスーパーカー。その黎明期から現代までをたどる連載企画。第68回は「ランボルギーニ レヴェントン」だ。

ランボルギーニ レヴェントン(2007-2009年)

画像: ボディパネルはカーボンファイバー製。ツヤ消しのボディカラーが迫力を増幅させていた。

ボディパネルはカーボンファイバー製。ツヤ消しのボディカラーが迫力を増幅させていた。

アウディの傘下となり、経営状態の安定したランボルギーニは、それまでのラインアップだけでなく、少量生産を目指したスペシャルモデルや将来的に市販も検討されるプロトタイプを手がけるようになる。その最初のモデルともいえるのが、ここで紹介するスペシャル ランボルギーニの「レヴェントン」だ。

レヴェントン(Reventon)という車名は、ランボルギーニの伝統に則って闘牛の名前に由来している。ワールドプレミアは、2007年のフランクフルト モーターショー。ベースとなったのは当時のフラッグシップ モデルのムルシエラゴだ。基本的なフォルムはムルシエラゴを踏襲しているが、米軍のステルス戦闘機「F-22 ラプター」からインスパイアされたスタイリングは、ムルシエラゴよりも直線を強調した鋭角的なものとなっている。

こうしたレヴェントンのディテールは、ムルシエラゴの後継モデルとなるアヴェンタドールにも一部が継承されていくことになる。ちなみに、レヴェントンのサイズはムルシエラゴより全長が90mmほど長くなっているものの、全幅や全高、ホイールベースもまったく同じ。車両重量も変わっていない。

ミッドシップ搭載されるパワーユニットは、6.5L(正確には6496cc)と排気量もムルシエラゴと変わらないV型12気筒のDOHCだが、最高出力は10psアップされた650psとなっていた(最大トルクは690Nmで同じ)。ミッションはセミATの「e-ギア」のみで、6速MTは設定されなかった。駆動方式も4WDのみだ。

画像: メーターパネルにはTFTフル液晶モニターを採用。シートはフルバケットタイプを装着していた。

メーターパネルにはTFTフル液晶モニターを採用。シートはフルバケットタイプを装着していた。

インテリアもムルシエラゴがベースだが、エクステリア同様にステルス戦闘機をモチーフにして、メーターパネルは当時としては最新のTFT液晶ディスプレイを採用しており、アナログ風やデジタル風など、さまざまな表示が可能だった。シートもフルバケットタイプを装着していた。

レヴェントンは20台限定で販売され、その価格は100万ユーロ(当時のレートで約1億6000万円!)と、ムルシエラゴの5倍以上ものプライスが付けられていた。それでも発表前には完売し、アジアでは日本に1台だけ輸入されているという。

2009年のフランクフルト モーターショーではロードスター バージョンも発表された。エンジンは670psにパワーアップされ、15台限定で価格は110万ユーロ(約1億7600万円)。こちらも日本には1台だけ輸入されているようだ。

画像: リアエンドのデザインもエッジの効いたものとなり、リアコンビランプも変更されている。

リアエンドのデザインもエッジの効いたものとなり、リアコンビランプも変更されている。

ランボルギーニ レヴェントン 主要諸元

●全長×全幅×全高:4700×2058×1135mm
●ホイールベース:2665mm
●重量:1665kg
●エンジン種類:60度V12 DOHC
●排気量:6496cc
●最高出力:650ps/8000rpm
●最大トルク:690Nm/5500rpm
●駆動方式:縦置きミッドシップ4WD
●トランスミッション:6速AMT
●タイヤサイズ:前245/35ZR18、後335/35ZR18

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