日本の鉄道はJR線だけでおよそ2 万km に及ぶ。国内の列車が素晴らしい景色の中を日々駆け抜ける様は「珠玉の絶景」の宝庫といえる。ここでは「見たことがない撮影地」や「写真で見たことはあるが、行き方がわからない撮影地」を中心に厳選した。今回も東海~中部編をご紹介しよう。この記事の詳細については弊社刊ムック「鉄道写真の奥義」をご参照ください。
■文・写真/杉山 慧
(※姉妹サイト Webカメラマンより)

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画像: www.motormagazine.co.jp
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東海道本線(函南~三島)

富士山と鉄道、とりわけ東海道本線の三島~函南間にある竹倉踏切付近はブルートレインと富士山が絡む絶好のポイントとして名を馳せた。ブルートレインが無くなった今、富士山の見える日には特急「踊り子」を狙いに来るレイル・ファンで賑わっている。今回紹介するのは伊豆縦貫道の開通により山が切り開かれ、新たに誕生した撮影地だ。

画像: ■90mm 絞りF11 1/800秒 ISO400 ※2019年5月8日13時9分

■90mm 絞りF11 1/800秒 ISO400 ※2019年5月8日13時9分

作例はお昼過ぎの「踊り子106号」だが、冬場なら114号を日没間近の低い光線で捉えることができる。三島玉沢インターを降りたら、県道142号を走って東海道本線をくぐって300m程で左折、錦ヶ丘団地を目指す。団地の南側で伊豆縦貫道をオーバークロスしてすぐに左折し、伊豆縦貫道の側道を450m程北上したところにある曲がり角の右手後方に階段がある。この階段を登り切ったところが撮影地である。車両は行き止まりの道路なので、通過交通はなく、階段の下に駐車ができる。

画像: 東海道本線(函南~三島)

高山本線 (上麻生~白川口)

高山本線は飛騨川に沿う路線で、渓谷やダム湖などと高山本線を絡めることができる。作例は飛水峡と呼ばれる渓谷で、付近には飛水峡と列車を絡めるポイントが点在している。被写体は特急「(ワイドビュー)ひだ」だ。頻繁に増結され、時刻表に掲載の編成とは異なることが多いので、列車の長さなどに気をつけたい。

画像: ■200mm 絞りF11 1/800秒 ISO800 ※2019年7月28日8時44分

■200mm 絞りF11 1/800秒 ISO800 ※2019年7月28日8時44分

国道41号を上麻生方面から走ってくると左手に逸れる道があるので、そちらへ入る。橋を渡ると上り勾配が始まり、連続ヘアピンカーブを抜け、高山本線を越えた先で右手の山に「No.49」と書かれた高圧電線支柱への道が上り口だ。車は付近の広いところに止めよう。支柱へのアプローチとあって、森から支柱の下までは歩きやすくなっている。支柱の下からが急斜面で、土も滑りやすいので滑落に注意。長袖長ズボンで怪我をしないように気をつけて登ろう。

画像: 高山本線 (上麻生~白川口)

名松線 (伊勢竹原~伊勢鎌倉)

名松線は松阪から伊勢奥津までを結ぶ盲腸線で、山間部をキハ11形の普通列車が行き交っている。作例は夏の日の夕方撮影で、梅雨明け後の湿った空気が山々を霞ませた。

画像: ■122mm 絞りF8 1/500秒 ISO250 ※2019年7月28日15時33分

■122mm 絞りF8 1/500秒 ISO250 ※2019年7月28日15時33分

撮影地は君ヶ野ダムの堰堤道路上。車は堰堤の両岸にある駐車場に止めよう。堰堤の上からはほとんどの位置から名松線を臨むことができるので、好みの立ち位置で撮影しよう。作例の場合は、堰堤中央からやや北へ進んだ地点で撮影した。

画像: 名松線 (伊勢竹原~伊勢鎌倉)

撮影・解説:杉山慧

1992年11月、静岡県出身。幼少期より鉄道に興味を持ち、日本大学芸術学部写真学科卒業後、ネコ・パブリッシングに入社し月刊誌[レイル・マガジン]の編集に携わる。2017年3月、鉄道写真事務所レイルマンフォトオフィスに入社。2018年12月レイルマンフォトオフィスを退社し、フリーの鉄道写真家として独立。独立後は月刊誌[鉄道ジャーナル]での写真撮影や原稿執筆のほか、レンズメーカー「タムロン」主催するに「タムロン鉄道風景Instagramコンテスト 2019」で審査員を務めた。

画像: 撮影・解説:杉山慧

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