日本の鉄道はJR線だけでおよそ2 万km に及ぶ。国内の列車が素晴らしい景色の中を日々駆け抜ける様は「珠玉の絶景」の宝庫といえる。ここでは「見たことがない撮影地」や「写真で見たことはあるが、行き方がわからない撮影地」を中心に厳選した。今回は四国地方をご紹介しよう。この記事の詳細については弊社刊ムック「鉄道写真の奥義」をご参照ください。
■文・写真/杉山 慧

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画像: www.motormagazine.co.jp
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高徳線(讃岐相生〜阿波大宮)

大坂峠の頂上付近と、峠道の途中から撮影できる。高徳線は高松と徳島を結ぶ路線で、香川と徳島の県境を大坂峠で越える。香川県側は海沿いの水田地帯、徳島県側では里山が車窓に広がる。下の作品は朝日に染まる瀬戸内海をバックに大坂峠を降りる310D で、海に浮かぶ3 連の島は松島である。

画像: ■ 165mm 絞りF8 1/1000 秒 ISO800 ※ 2019年5月2日6 時24 分撮影

■ 165mm 絞りF8 1/1000 秒 ISO800 ※ 2019年5月2日6 時24 分撮影

国道11 号を高松方面から走ってくると、讃岐相生駅前を過ぎて700m 程で大坂峠入口交差点となる。ここを右折して高徳線をくぐったら、本格的な峠越えが始まる。その途中で線路が度々見下ろせる場所のうちの1カ所が上の作品、地図【36】で記した撮影位置である

画像: 高徳線(讃岐相生〜阿波大宮)

下の作品での撮影は空気が澄んでいて、普通列車の編成が長い朝が良いだろう。作例は下り普通列車では最長の3 両編成で運転の305Dである。上の地図では【35】からの撮影となる。峠の頂上からパラグライダー場に向かう道が分岐している。パラグライダー場とあって視界はよく開けている。滑走場所の手前にある展望スペースが【35】の立ち位置である。

画像: ■ 86mm 絞りF11 1/800 秒 ISO800 ※ 2019年5月2日7時8分撮影

■ 86mm 絞りF11 1/800 秒 ISO800 ※ 2019年5月2日7時8分撮影

予讃線(大浦)

大浦駅付近を俯瞰する。特急「しおかぜ」・「いしづち」や普通列車の7000 系が撮影できる。貨物列車も走る区間だが、未明のため撮影は難しいだろう。

画像: ■ 63mm 絞りF8 1/1250 秒 ISO1250 ※ 2019年5月3日8 時17 分撮影

■ 63mm 絞りF8 1/1250 秒 ISO1250 ※ 2019年5月3日8 時17 分撮影

作例は朝8 時過ぎに通過の「いしづち103 号」。この1 時間半後の「しおかぜ+いしづち1 号」から、特急は7 両ないし8 両で運転される。特急なので左側の通過線を走るが、普通列車はホームのある右側の線路に入る。駅から撮影地までは250m ほどなので、電車移動でも楽に訪れることができる。

画像: 予讃線(大浦)

駅前の道を南へ。200m ほどで坂を登り切ったら、鋭角で線路方向に分岐する道がある。車はこのあたりの広い場所に止めよう。分岐する道に入って50m ほどで大浦駅方向を見渡せる撮影地に到着する。

撮影・解説:杉山慧

1992年11月、静岡県出身。幼少期より鉄道に興味を持ち、日本大学芸術学部写真学科卒業後、ネコ・パブリッシングに入社し月刊誌[レイル・マガジン]の編集に携わる。2017年3月、鉄道写真事務所レイルマンフォトオフィスに入社。2018年12月レイルマンフォトオフィスを退社し、フリーの鉄道写真家として独立。独立後は月刊誌[鉄道ジャーナル]での写真撮影や原稿執筆のほか、レンズメーカー「タムロン」主催するに「タムロン鉄道風景Instagramコンテスト 2019」で審査員を務めた。

画像: 撮影・解説:杉山慧
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