コンパクトSUVに乗りたいという希望に応える有力モデルが新たに登場。力強さのある走り味とスタイリングを実感した。(Motor Magazine 2020年2月号より)

新プラットフォームを採用

2019年7月に登場した軽自動車の新型タントから採用が始められたダイハツの新世代のクルマづくりの思想「DNGA (Daihatsu New Global Architecture/ダイハツニューグローバルアーキテクチャー)」。このDNGAによる高い基本性能を備えた新プラットフォームを採用した初の小型車が、待望されていたコンパクトSUVとして登場した新型ロッキーである。そしてこのトヨタ版の兄弟モデルが、ライズ(Raize)である。

モデル名から、1990年にデビューして日本では97年まで販売されていた初代モデルを思い起こす人もいるだろうが、同じネーミングではあるものの、性格的にはまったく新しい、現代的なニーズに合わせたモデルに生まれ変わった。

そのデザインは、SUVらしい力強さをアピールした存在感あるものだが、全長は3995mmで全幅が1695mm。そして全高は1620mm。いわゆる5ナンバーサイズに収まる扱いやすいボディサイズにまとめられている。パワートレーンは横置き搭載で、1L直3ターボエンジンとCVTの組み合わせ。駆動方式はFFがベースで4WDも用意。グレードはベースモデルからL、X、G、Premiumの4種類だ。

画像: 16インチタイヤを装備するミドルグレードのロッキー X。フロントLEDヘッドランプは全グレードに標準装備される。

16インチタイヤを装備するミドルグレードのロッキー X。フロントLEDヘッドランプは全グレードに標準装備される。

用意されていた試乗車はFFモデルのみで、まず16インチタイヤを装着するXのハンドルを握った。着座姿勢は、背筋を伸ばす感じで行儀良いもの。頭上空間の余裕もあって、車内の広さとしては十分な印象だ。SUVらしく、高めのドライビングポジションからの視界も運転のしやすさにつながっている。

走り出すと、ダイハツが誇るスプリットギア(ギアドライブと遊星ギアを組み合わせたシステム+ベルトドライブシステム)技術採用のD-CVTとエンジンの反応も好ましく、十分に活発な印象だ。また最小回転半径4.9mという優れた小回り性能のおかげもあり実に扱いやすい。これは多くのユーザーに支持されるだろう。予防安全機能のスマートアシストとオートハイビームは標準装備、ACCとレーンキープはオプション設定だ(G以上は標準装備)。

17インチタイヤ(195/60R17)仕様のトヨタ ライズZに乗ってさらに驚かされた。荒れた路面などでの乗り味はこちらの方が洗練されている印象なのだ。なおロッキーもライズも足まわりの設定は同一だという。要注目モデルの登場だ。(文:香高和仁)

画像: エンジンは1L直3DOHCターボのみ。最高出力98ps、最大トルク140Nm。

エンジンは1L直3DOHCターボのみ。最高出力98ps、最大トルク140Nm。

■ダイハツ ロッキーX主要諸元

●全長×全幅×全高=3395×1695×1620mm
●ホイールベース=2525mm
●車両重量=970kg
●エンジン= 直3DOHCターボ
●排気量=996cc
●最高出力=98ps/6000rpm
●最大トルク=140Nm/2400-4000rpm
●駆動方式=FF
●トランスミッション=CVT
●車両価格(税込)=184万8400円

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