人生初の日帰りキャンプツーリング。そもそも日帰りキャンプ、デイキャンプの定義がよく分からない……。

12月に入り、風邪をひきました。家で熱を出してボーっとしているとき、怪我の功名とでもいうんでしょうかね、いまさらながら出会いました。

『ゆるキャン△』に!

Amazonプライムビデオで発見。アニメの第1期12話を一気に観てしまいました。なんて癒されるアニメなんだ……と思ったと同時に、具合がよくなるにつれ、キャンプしたい病に。

ただ病み上がりなので、フルキャンはちょっとつらい。そこでデイキャンプをしてみることにしました。

『ゆるキャン△』はちょうど、2020年1月から実写版が放送されるんですってね。楽しみすぎます。

さて、キャンプツーリングは志摩リンちゃんのように原付で高校生の頃からやってきたのですが、「ソロ・デイキャンプ・ツーリング」はやったことがないということに気づきました。

ソロで日帰りキャンプって、いったい何をすれば成立するんだ? 分からん。デイキャンプっていうと普通、バーベキューとか仲間や家族でわいわいする絵が思い浮かびます。

よく分かんないけど、クッカーを持って何か外で食べればいいか。

とりあえず、出発です。

神奈川県藤沢市の実家を出て、海を目指します。伊豆大島がくっきりと相模湾の向こうに見えていました。

画像: 愛車はトライアンフ・ボンネビルT100(2004年式)。

愛車はトライアンフ・ボンネビルT100(2004年式)。

画像: 海の向こうにうっすらと見えているのが伊豆大島。

海の向こうにうっすらと見えているのが伊豆大島。

湘南ツーリングをした際、伊豆大島が見えたらラッキーです。夏場はほとんど見えません。空気が澄んだ季節の晴れた日ならではの景色なのです。

母校・七里ガ浜高校の前を通り過ぎ、海岸線へ。

画像1: 『ゆるキャン△』に!

ここで悩む。今日は西へ行くか、東へ行くか。たぶん湘南在住ライダーにとっては「あるある」でしょう。海に出ると、箱根方面か三浦方面かの2択を迫られます。

この日、僕が選んだのは三浦。デイキャンプにふさわしい場所を思い出したからです。

ずんずん東へ海岸線を走っていきます。最初のデイキャンプ・ツーリングの立ち寄りスポットに選んだのはここ!

画像2: 『ゆるキャン△』に!

横須賀市秋谷の御滝不動尊。つい最近知ったのですが、ここ湧水が汲めるんです。ナルゲンボトルを出すと、なんだか「俺、ちゃんとデイキャンプツーリングしているなあ」という気がしてきます。

続いて秋谷漁港で富士山を愛でる。

湘南ツーリングで富士山が見えたらラッキーです。伊豆大島&富士山が見られればかなり広い範囲で晴れ渡っている証拠。絶好のデイキャンプ・ツーリング日和だあー! 俺はいまたしかにソロ・デイキャンプ・ツーリングをしている!

そのままさらに南下して~、荒崎とか横須賀市長井のソレイユの丘とか見て~、三浦市へ。

画像: 荒崎周辺。漁港が味わい深い。

荒崎周辺。漁港が味わい深い。

画像: 荒崎周辺。広々した景色と京急のバスを見ると三浦半島を旅している感が増してきます。

荒崎周辺。広々した景色と京急のバスを見ると三浦半島を旅している感が増してきます。

画像: ソレイユの丘。この日はバイクもいっぱい駐まっていました。いまはツーリングスポットになっているのかもしれませんね。

ソレイユの丘。この日はバイクもいっぱい駐まっていました。いまはツーリングスポットになっているのかもしれませんね。

愛車の空冷ボンネビルT100は冬場の方が絶好調。最近、借り物のバイクでばかりツーリングしていたから、労いながら、写真も多めに撮りました。

まぐろで有名な三崎周辺は、大根やキャベツ畑が広がっています。

画像3: 『ゆるキャン△』に!
画像4: 『ゆるキャン△』に!
画像5: 『ゆるキャン△』に!
画像6: 『ゆるキャン△』に!

この景色が好きで、数えきれないほど高校時代から通っています。路面はガタガタですが、ようやく信号のない道。ちょっとしたワインディング気分が楽しめるんです。

で、ゴールはここ!

三浦市毘沙門の海岸。神奈川県では希少な海っぺりまでクルマやバイクで降りられる穴場です。

画像: で、ゴールはここ!

ここまで約50km。渋滞にハマったりもしながら、2時間くらいの道のりでした。普段の日帰りなら、「さ、帰るか」もしくは「さ、何か食って帰るか」のどちらかです。

しかし、今回は日帰りキャンプ・ツーリング。テーブルと椅子をバッグから出して……できた!

画像1: しかし、今回は日帰りキャンプ・ツーリング。テーブルと椅子をバッグから出して……できた!

これぞソロ・デイキャンプ・ツーリング! いままさに誰がどう見てもソロ・デイキャンプ・ツーリング! そんな光景に自分では満足しています。

一息ついて、キャンプ飯です。

といっても、皿を洗ったりしたり野菜を切ったりするのが面倒なので、お湯を沸かすだけ。つまりカップ麺。

画像2: しかし、今回は日帰りキャンプ・ツーリング。テーブルと椅子をバッグから出して……できた!

『ゆるキャン△』でも出てきたカレー味をチョイス。

日清カップヌードルって不思議です。

この前までずっと僕は「チリトマト」を食べていたのですが、いまはしばらく「カレー」ブームの真っ最中。その前のブームは「シーフード」、その前は「ノーマル」。これを100周くらい繰り返しています。

画像3: しかし、今回は日帰りキャンプ・ツーリング。テーブルと椅子をバッグから出して……できた!

あえてシェラカップでお湯を沸かします。もちろん使う水はさっき汲んできた秋谷の天然水です。

やることがなさそうだったので、今回、実験をかねて、ストーブを2個持ってきました。

画像4: しかし、今回は日帰りキャンプ・ツーリング。テーブルと椅子をバッグから出して……できた!

OD缶タイプと、カセットガスタイプ。

さて、シェラカップふたつに200mlずつ入れた水は、ほぼ同時に2分50秒で沸きました。

画像5: しかし、今回は日帰りキャンプ・ツーリング。テーブルと椅子をバッグから出して……できた!

OD缶を使うZIPPOのストーブの方が早いかと思ったのですが、SOTOの「レギュレーターストーブ ST-310」は噂通り優秀ですね。

画像6: しかし、今回は日帰りキャンプ・ツーリング。テーブルと椅子をバッグから出して……できた!

名品と言われ続けているSOTOのこのストーブは、つい先日買ってみました。燃料はカセットガスなのに、寒冷地に強く、火力の微調整も可能。五徳の大きさや、収納サイズも申し分なしです。

画像: いつも焚き火に放り込まれている鍋。真っ黒です。これからは安心してガスが使えます。

いつも焚き火に放り込まれている鍋。真っ黒です。これからは安心してガスが使えます。

画像: このツマミで火力を調節します。下についている黒いパーツが着火スイッチ。

このツマミで火力を調節します。下についている黒いパーツが着火スイッチ。

画像7: しかし、今回は日帰りキャンプ・ツーリング。テーブルと椅子をバッグから出して……できた!

ZIPPOの「ALストーブ」はいまでは手に入らないようです。10年くらい前から使っています。

ALストーブの魅力は何といってもコンパクトさ。あんまりキャンプ飯にこだわらない僕はずっとこのストーブだけでキャンプをしてきました。

画像: まるでパズル。この収納方法を考えた人は天才です。

まるでパズル。この収納方法を考えた人は天才です。

画像: 組み立てるとこのとおり。着火スイッチは備わっていないので、ライターやチャッカマンが必要です。

組み立てるとこのとおり。着火スイッチは備わっていないので、ライターやチャッカマンが必要です。

画像: 五徳が小さく、背も高い。鍋を作るときはいつも緊張感があります。

五徳が小さく、背も高い。鍋を作るときはいつも緊張感があります。

ちょうどSOTOの収納袋に一緒に入っちゃったので、これからは夢の2バーナー生活……と思ったけれど、燃料を2種類持たなきゃいけないのは煩わしいので、ケースバイケースですかね。

画像8: しかし、今回は日帰りキャンプ・ツーリング。テーブルと椅子をバッグから出して……できた!

ちなみに今回は実験環境は、気温10℃、標高約1m、風は微風。水は200ml。シェラカップはステンレス製。火力はどちらも全開で、フタをせずに沸騰までの時間を計りました。結果はほぼ同タイムで2分50秒です。

さて、ここで沸かした2杯のお湯をいよいよ「カップヌードルカレー BIG」に投入。そこでちょっとした奇跡が……お湯の量がほとんどぴったり!

画像9: しかし、今回は日帰りキャンプ・ツーリング。テーブルと椅子をバッグから出して……できた!

後で調べたところ、カップヌードルBIGサイズはお湯の目安量410mlノーマルサイズは目安量300mlなんですって。普段自宅でもキャンプでも多めに沸かすため、気にしていませんでした。

キャンプ仲間にウンチクを披露できそうなので、これは頭に叩き込んでおきたい。

「おいおい君、そんな中途半端な量のお湯を沸かしてどうするんだい? カップヌードルBIGを食べるだけなら410mlでいいじゃないか」と、マウントを取れそう。

「うるせえよ。余ったらコーヒー淹れればいいだろうが」って絶対言われるだろうけど……。

そのままのカップ麺では、デイキャンプ・ツーリングにふさわしくないかと思い、今回はこんなものを。

とろけるチーズをぶち込んでいくぅ! いざ実食!

う、美味い!!

7枚入りのうち2枚をはじめに投入。結果からいえば、これがちょうどよかった。余っても仕方ないからと全部入れたら、ぬるくなってしまいました……。

画像1: とろけるチーズをぶち込んでいくぅ! いざ実食!
画像2: とろけるチーズをぶち込んでいくぅ! いざ実食!

それでも、やっぱりキャンプっていいよなあ、とほのぼの思います。

キャンプ・ツーリングライダーには何種類かの人種がいると思っています。

① 貧乏旅の末、キャンプに行きついた人

② 大人になってからキャンプに目覚めた人

③ 小さな頃から家族等でキャンプを楽しんでいて、キャンプが身近になっている人

僕は①に該当します。この人種でありがちなのは、ちょっとお金に余裕ができるとキャンプを卒業し、宿に泊まるようになる。

「ビジホめっちゃ快適!」「駅前の酒場探訪楽しい!」そういった時期が僕にもあり、プライベートでソロキャンプをする頻度は日に日に減っていきました……。

でもそんな月日を経て、いままたキャンプが楽しい。そう思わせてくれたのは「オートバイキャンプ部」だったり『ゆるキャン△』だったりします。そして、純粋に一周回った感もあります。

最近、キャンプをしていると、忘れていた学生時代の頃の貧乏旅を思い出すんです。

豪雨の中で泣きそうになりながら泊まった春の都井岬、自宅の軒先にしか見えなかった岡山県の謎のキャンプ場、明日から北海道だと胸高鳴った秋田県の海岸サイト、熊に怯えた羅臼温泉野営場……。ああ、長野県の陣馬形山もよかった、鳥取砂丘の無料キャンプ場はまだあるのだろうか、石川県の夕陽が綺麗だったところも忘れられない、と思い出が堰を切ってあふれだします。

画像: 2007年3月に訪れた小豆島のキャンプ場。当時20歳。僕の中型バイクライフはホンダ・フュージョンから始まりました。荷物がいっぱい詰めてキャンプツーリングが楽そうだ、というのが選んだ理由。この写真、バイクとテントが近すぎて怖い。さすがに寝るときには離したとは思いますが……。

2007年3月に訪れた小豆島のキャンプ場。当時20歳。僕の中型バイクライフはホンダ・フュージョンから始まりました。荷物がいっぱい詰めてキャンプツーリングが楽そうだ、というのが選んだ理由。この写真、バイクとテントが近すぎて怖い。さすがに寝るときには離したとは思いますが……。

画像: 戻りましてnow。セルフタイマーでパシャ。なんだか寂しいけれど、心は満たされているんです。

戻りましてnow。セルフタイマーでパシャ。なんだか寂しいけれど、心は満たされているんです。

今日のデイキャンプ・ツーリングは記憶に残るか、分かりません。ただここで締めのこいつを……プシュッ。

ノンアルコールビール!!

画像: しかも特保!

しかも特保!

美味ーい! 最近やっとこれの魅力に気づきました。慣れるほどに美味しく感じてきます。そしてツーリングで飲む何とも言えない背徳感。クセになります。

それでは総括。ソロのデイキャンプ・ツーリングは楽しいのか?

予想していたよりも満足感があった。だけど、よりいっそうちゃんとキャンプがしたい気分に。

ガス抜きになるかと思ったけれど、いい意味で逆効果かも。

この冬、ガチ冬キャンを持てる装備と経験を尽くして楽しみたいと思います(あ、雪中とか宗谷岬での年越しとか大それたことは、まだやりません。前、死にかけたので)。

レポート:西野鉄兵

画像: それでは総括。ソロのデイキャンプ・ツーリングは楽しいのか?

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