「第46回東京モーターショー2019」は11月4日に12日間の会期を終え閉幕した。主催した日本自動車工業会(自工会)によると来場者は1,300,900人となり、前回を大幅に上回ったが、これは無料エリアを含むもので従来とは異なる集計方法による。一概に比較は出来ないが、新たな時代の東京モーターショーとして、上々のスタートだったと言えるだろう。

来場者数減に歯止めはかかったのか!?

今回の東京モーターショーは「OPEN FUTURE」をテーマに開催された。そして、“自動車”という枠を超えて、様々な企業・団体が参加したのが特徴だ。さらに会場についても、これまでになかった大規模な無料エリアを設け、そこで様々なイベントを開催して集客した。それが奏功してファミリー層や若年層の来場者が増えた。

自工会の豊田章男会長は「2020年、今回の会場のまわりはオリンピック・パラリンピックの選手村になります。そこでは、今回見ていただいたような未来のモビリティが走りはじめます。更に、その1年後の2021年には、次のモーターショーを予定しています。今回、見ていただいたモノたちが、これからの2年でどれだけ進化をするのか、皆さま、想像してみてください」という。

さらに「もし今回、楽しかった、来てよかったと思っていただけたなら、2021年の東京モーターショーにも、ぜひご期待ください。2年後、またのご来場をお待ちしております」とコメントしている。

東京モーターショーは今回が明らかなターニングポイント。海外メーカーの出展はメルセデス・ベンツなどごく少数に留まった。これについて危機感を持つ関係者は多かったが、これからそれが復活、増えることは考えにくい。

となれば、東京モーターショーは日本メーカーやサプライヤーなどを中心に、独自の視点で「未来の豊かなクルマ社会」実現へ向けた情報発信をしていくしかない。もはや海外メーカーの超高級車であったり、スーパーカーに頼った集客は成り立たないわけだ。

そして、今回、新たな東京モーターショーのあり方を模索すべく、第一歩を踏み出したわけだ。その出発点に130万人超の人が訪れたのだから、未来の東京モーターショーに希望が持てると言っていいだろう。ちなみに前回(2017年)は771,200人、2015年は812,500人、2013年は902,800人だった。

自工会は11月5日に発表したニュースレリースの最後を「東京モーターショーは、みなさまの未来の暮らしや生活にいつも寄り添いながら、そしていつまでも“OPEN”であり続けます。これからのチャレンジにも、是非ご期待ください」と締め括っている。いまの時代、2年という歳月に起こる変化は大きい。それをキャッチアップして、2021年の東京モーターショーは何を見せていくれるのか。大いに期待したいものだ。

画像: トヨタのプレスブリーフィングで壇上に立った豊田章男社長。市販車は展示せず、クルマの未来を見せたブースは今回の東京モーターショーを象徴するものだった。

トヨタのプレスブリーフィングで壇上に立った豊田章男社長。市販車は展示せず、クルマの未来を見せたブースは今回の東京モーターショーを象徴するものだった。

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