名作誕生の裏に隠された驚きのエピソードとは?2019年11月8日(金)公開の最新作「ターミネーター:ニュー・フェイト」を観る前に、同シリーズの製作秘話を。きっと新しい発見がありますよ。

すべては監督の悪夢から始まった

画像: 炎の中のロボットがキャメロンの夢に出て来た

炎の中のロボットがキャメロンの夢に出て来た

「ターミネーター」のそもそもの始まりは、ジェームズ・キャメロンが見た悪夢。当時の彼は、初監督作「殺人魚フライング・キラー」が興行的にも批評的にも失敗したことにより、精神的に追い詰められていた。そんなときに見たのが、“炎の中からロボットが出現して自分を殺しに来る”という夢。そこから発想を得た彼は「ターミネーター」を製作。これが世界的にヒットしたことにより、メインストリームを歩むように。

“起こりうる未来”のヒントとなったのは?

画像: “審判の日”は米ソ冷戦の結末をイメージ

“審判の日”は米ソ冷戦の結末をイメージ

キャメロンが「ターミネーター」を作るうえで社会的なベースとしたのが、米国と旧ソ連の、いわゆる冷戦。1980年代前半は両国の緊張が高まっており、1983年には核戦争に発展しかねないミサイル発射の誤報という大事件も発生。そんな未来への不安がドラマの根底に流れている。ちなみに劇中で“審判の日”とされるのは1997年8月29日。この月日は冷戦初期の1949年に行なわれたソ連初の核実験の日に由来している。

ターミネーターはシュワではなかった!

画像: 刑事役に回ったランス・ヘンリクセン

刑事役に回ったランス・ヘンリクセン

ターミネーター役には当初、シュワルツェネッガーではなくランス・ヘンリクセンが予定されていた。当のシュワはカイル・リース役を希望していたが、彼と面談したキャメロンはT-800役は彼しかいないと結論づけ、キャスティングが固まった。この役に就くことができなかったヘンリクセンは、ロサンゼルス市警の刑事役を得る。さらに、キャメロンの後の監督作「エイリアン2」では、より重要な役を演じることになった。

“アイル・ビー・バック”は誰が言う?

画像: クリスチャン・ベールもあの名ゼリフを

クリスチャン・ベールもあの名ゼリフを

「ターミネーター」でシュワルツェネッガーが警察署を去る際に吐く“俺はまた戻ってくる(=Iʼll Be Back)”というセリフが、後にシリーズを通じてお約束のセリフとなるのはご存じの通り。シュワが出演していない「ターミネーター4」では、ジョン・コナー役のクリスチャン・ベールがこのセリフを口にする。ちなみにシュワは、この言葉を自身の決めゼリフとして使っており、シリーズ以外の作品の宣伝の際にもしばし口にしている。

他にもある、お約束のセリフ

“アイル・ビー・バック”以外にも、シリーズお約束のセリフがある。「ターミネーター」でカイルがサラに言った“Come with me if you want to live(死にたくなければ、ついてこい)”は、後のシリーズでT-800やサラのセリフとして使われている。また「T1」でサラがT-800を葬る際に言う“You are terminated(おまえを抹殺する)”という文句も、決めゼリフとしてしばしばアレンジされながら用いられている。

続編まで12年、シリーズの間が空いた事情

画像: 「ターミネーター2」から「ターミネーター3」までは12年のブランクが

「ターミネーター2」から「ターミネーター3」までは12年のブランクが

「ターミネーター」から「ターミネーター2」まで7年の間が空いたが、ハリウッドの続編製作ルールに則ると時間がかかり過ぎた感も。これには"大人の事情"が関係している。というのも、低予算映画だった「ターミネーター」は複数の製作会社が続編製作の権利を持っており、その足並みがそろわなかったから。「ターミネーター2」以後、続編製作の権利は頻繁に売り渡され、「ターミネーター3」まで12年、「ターミネーター4」まで6年、「ターミネーター5」まで6年という長い年月を費やすことになった。

大人気だったファーロングのデビュー秘話

画像: まったく演技経験のなかったファーロング

まったく演技経験のなかったファーロング

新作で久々にジョン・コナー役で登場するエドワード・ファーロングは「ターミネーター2」がデビュー作にして出世作。それまで演技経験はゼロだったが、バスケットボールをしていたときにスタッフの目に留まり、他の子役にはないリアリティを買われて出演するに至った。ちなみにこの頃のファーロングは、実の親ではなく叔父夫婦と暮らしていたから、ジョンと似た境遇にあったのかもしれない。本作のヒットにより人気アイドルに。特に日本での人気は熱狂的で、歌手としてCDデビューしたほど。

キャメロンとシリーズの紆余曲折

画像: シリーズを牽引してきたキャメロン監

シリーズを牽引してきたキャメロン監

2作目を作り終え、シリーズが終わったと実感したことから、後の続編に乗り気ではなかったキャメロン。「ターミネーター3」に対しては批判的なスタンスをとっていた彼だが、「ターミネーター4」ではマックG監督に非公式にアドバイスを与え、「アバター」のサム・ワーシントンの出演を勧める。続く「ターミネーター5」では、完成後に賞賛の声を寄せた。そして久々に製作・脚本として参加した「ニュー・フェイト」。シリーズの生みの親がいったいどんな新章を描くのか!?

Photo by Aaron Rapoport/Corbis via Getty Images, Sunset Boulevard/Corbis via Getty Images

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