「ターミネーター2」から28年の時を経て、二人のレジェンドがついに再共演を果たした「ターミネーター:ニュー・フェイト」。なぜ奇跡は実現したのか。アーノルド・シュワルツェネッガーが熱い思いを語ってくれたインタビューをお届けします。

アーノルド・シュワルツェネッガー
1947年オーストリア生まれ。ボディービルディングの世界チャンピオンになり映画界入り。「ターミネーター」シリーズの他にも「コマンドー」「プレデター」など大ヒット作多数。2003~2011年にはカリフォルニア州知事を務めた。

これは今までとはまったく違うストーリーのターミネーター作品だ

映画ファンでなくとも誰もがその名を知っているハリウッドのスーパースター、アーノルド・シュワルツェネッガー。彼が世界的名声を手に入れた作品こそ、アクション映画の金字塔「ターミネーター」とその続編「ターミネーター2」だ。後に「タイタニック」「アバター」を生む巨匠ジェームズ・キャメロンのもと、圧倒的迫力で不死身のマシンを演じたシュワが、再びターミネーターの世界に戻ってきた。しかも今回は盟友ジェームズ・キャメロン、リンダ・ハミルトンと共に。

画像: 「ターミネーター」(1984)より Photo by Aaron Rapport/Corbis via Getty Images, Sunset Boulevard/Corbis via Getty Images

「ターミネーター」(1984)より
Photo by Aaron Rapport/Corbis via Getty Images, Sunset Boulevard/Corbis via Getty Images

『これまでとはまったく違うストーリーのターミネーター作品だ。けれどもジム・キャメロンの指紋がいたるところについている。だから「ターミネーター」の昔に戻るようなものだ。そして他のターミネーター作品より断然アクションが多い。それもユニークなアクションがね』

──今回キャメロンは製作と脚本を務めていますが、彼と再び組んでどうでした?

『最高だったよ。初めてターミネーターを演じた時のことを思い出したよ。最初私は、カイル・リース役を演じる話をジムとしていたんだ。ところがターミネーターの話になり、「ウエストワールド」のユル・ブリンナーの役の演じ方がとてもパワフルで本物らしかったから、私だったらあんな風に演じたいと言ったんだ。それを聞いたジムは、ターミネーター役を私にオファーしたんだ』

──彼との関係はどんな感じなのですか?

『ジムとはすぐに意気投合した。二人とも子供みたいで好きなものが同じだった。武器とかバイクの話ですごく盛り上がったよ。いつだったか、一晩中撮影をした朝、二人でバイクを走らせたんだ。素敵な思い出だ。私はまだ「ターミネーター2」で使った古いハーレー・ダビッドソンを持っている。誕生日のプレゼントにジムがくれたんだ。彼は素晴らしい友達だし、一緒に仕事をするのは楽しいよ』

実は一作目ではリンダとはほとんど会話をしなかったんだ

──今回はさらにリンダ・ハミルトンも戻って来ますね。

画像: 「ターミネーター」1、2にてリンダ・ハミルトンが演じたサラ・コナー Photo by Aaron Rapport/Corbis via Getty Images, Sunset Boulevard/Corbis via Getty Images

「ターミネーター」1、2にてリンダ・ハミルトンが演じたサラ・コナー
Photo by Aaron Rapport/Corbis via Getty Images, Sunset Boulevard/Corbis via Getty Images

『2作目での彼女はよく覚えているが、第1作の時はほとんど会話もしなかったんだ。私は自分の殻に閉じこもっていた。セットに行って役を演じ、そして帰った。わざと誰とも話をしなかった。なぜなら私はターミネーターだったから。しかも私の役は映画の後半までサラ・コナーとは会わない。ようやく会ったと思ったら、今度は彼女が私から逃げ出すしね(笑)』

──今回の監督であるティム・ミラーは、「ターミネーター」1、2作をサラ・コナーの話として見ていたと言っています。

『確かにティムは「リンダを呼び戻すんです。そして彼女がストーリーの大きな部分を占めるんです!」と言っていたよ。サラはいつもストーリーの中心だった。しかし大切なのは、それを書いたのがジムだったということだ。ジムは女性をヒーローとして書くために、ハリウッドで最も努力している人物だ。今作を含めた3作で、サラはとても偉大なヒーローだ。それを納得させてくれるのがリンダの存在だ。彼女は強く、その強さがサラにヒーローとしての説得力を与えている』

──最後に、もし映画のように過去に戻ることができて何かを変えることができるとしたら、どんなことを変えますか?

『アメリカでは過去に、電気自動車にするべきか、ガソリンかディーゼルか、どちらに進むべきか争った時代があった。あの時、電気の道を選んでいたらよかったのにと思う。そうしたら、環境問題で我々が今いるような混乱にはなっていなかっただろうからね。気候変動の話じゃないよ、化石燃料のせいで起きた公害の話だ。公害のせいで毎年何百万人もの人が亡くなっている。だから私がタイム・トラベルのできるターミネーターだったら、その当時に戻ってクリーン・エネルギーの未来を選択するよう説得するね』

Photos by John Russo

「ターミネーター:ニュー・フェイト」
2019年11月8日(金)公開

原題:ターミネーター:暗黒の運命/アメリカ/2019年/2時間9分/配給:20世紀フォックス映画
監督:ティム・ミラー/出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、マッケンジー・デイヴィス、ナタリア・レイエス
© 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

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