バラードスポーツCR-Xとホンダをこよなく愛するカメラマン伊藤嘉啓氏の愛車CR-Xのオドメーターはなんと70万kmを越えている。これまで一体どこへ向かったのか、なぜそこまでCR-Xを愛するのか、そして今後の走行距離は何万kmに到達するのか…この連載を通してCR-Xの魅力とともに徐々に紐解いていく。前回連載の続きはちょっと一休みして、楽しいイベントのお話を先に。(文:伊藤嘉啓/デジタル編集:A Little Honda編集部)

『ホンダ、ホンダ、ホンダ』って知ってる?

1981年、それまでのシビックよりひと回り全長が短くて、背の高いユニークなスタイルのホンダ車が誕生した。それが初代シティだ。若い人たちは知らないかもしれないけど『ホンダ、ホンダ、ホンダ』って連呼するCMがとても斬新で、ある年齢以上の人たちにとっては忘れられないクルマだと思う。

シンプルで愛らしいスタイルと、衝撃的なCMで一斉を風靡したシティは、ターボ、ターボⅡ、カブリオレとその後、バリエーションを広げていった。さらにあの頃はシティ関連のグッズも実にたくさんあった。当時の社会現象にもなったくらいインパクトもあったし、人気も凄かったんだ。あれから、40年近くも経っているというのに、いまだにそんなシティの魅力にどっぷりとハマり込んだオーナーたちが、ツインリンクもてぎに集まるという話を耳にしたので、チョットのぞきに行ってみた。

9月の連休は事前の天気予報じゃ台風の影響で雨、のハズが予報に反して、ツインリンクもてぎの上空は爽やかな青空。ウワサによると、この集まりを企図する熱烈なシティLOVEの女性は『妖怪晴れ女』って呼ばれてるらしいんだけど、この日も見事に本領を発揮したというわけだ。

画像1: 『ホンダ、ホンダ、ホンダ』って知ってる?

そんな好天に恵まれた、ツインリンクもてぎのコレクションホールを見下ろす駐車場には、カラフルで愛らしいシティが各地から集まってくる。今回、ツインリンクもてぎにやってきたのは、極上のターボⅡ、初期型のR、オリジナルなターボ、個性が溢れるカブリオレ、そしてブルドックレースのマシンを彷彿させる迫力満点のシティ、自走できないからローダーに積まれたターボⅡも含めて総勢16台だ。

画像2: 『ホンダ、ホンダ、ホンダ』って知ってる?

例年、当時開発に携わったホンダOBらを招いて、シティに関連する開発秘話などを披露してもらってるみたいだけど、2019年はターボの開発に携わった河本通郎さんが特別ゲストだった。当時IHIと共同で耐久性を確認するために、タービンを天ぷら油で揚げたというウソみたいなホントの開発秘話や、後にターボ時代のホンダのF1開発チームへ異動になって、シティターボの経験が役に立ったとか、シティオーナーじゃなくても興味深い話で集まった人たちは感激しきりだった。

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その後はコレクションホール中庭で、集まったシティ全車を並べて記念撮影。真ん中で日付ボードを手にしてるのが、このイベントを企図した山田さん。その左で座ってるのが、タービン天ぷらの話をされた河本さん。

記念撮影の後は、全車でツインリンクもてぎの中をパレードラン。小耳に挟んだ情報だと、ゆっくり走り過ぎてターボのシティは水温が厳しかったようだ(笑)。そんなこんなで、同じシティに乗る仲間たちとのディープでマニアックな楽しい1日は、アッという間に日暮れを向かえてしまった。発売から40年近く経つのに、いまだにシティは老若男女に愛され続けてるなんて、素晴らしいね。

画像4: 『ホンダ、ホンダ、ホンダ』って知ってる?

前回の連載はこちら

BILSTEINをエナペタルでオーバーホール!前編

連載第1回から振り返ろう

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