ブランドの枠を超えてワールドワイドで益々活況を呈するSUVマーケット。この連載企画では、国産・輸入車を問わずSUVの「今」を感じられるモデルを順次紹介していく。今回紹介するのは「レクサスLX」だ。

道を選ばない走行機能を完全装備

レクサスSUVラインアップのフラッグシップモデルとなるLX570は、1996年にレクサス初のSUVとして北米で発売して以来、中近東およびロシアを中心に海外で販売を拡大。2007年には3代目LX570にフルモデルチェンジしたが、3列シートのラグジュアリーSUVとして日本デビューを果たすのは2015年まで待たなければならなかった。

4WDシステムはトルセンLSDで前後輪の駆動力配分を行うセンターデフ式フルタイム4WD。これにモードセレクタースイッチで5つのモード(MOGUL/LOOSE ROCK/MMUD&SAND/ROCK/ROCK&DIRT)の中から路面状態に適したものを選択すると、各モードに応じたブレーキ油圧制御(Active TRC)に自動的に切り替わり、駆動力を4輪に最適に分配する「マルチテレインセレクト」を組み合わせることで、流行のクロスオーバーSUVとは次元の異なる踏破性を発揮するのがLX最大の魅力と言って良い。

このほか、5段階の速度設定が可能な「クロールコントロール」、クロールコントロール走行時に舵角センサーに応じて後輪内側のブレーキ油圧を制御して回頭性を高める「ターンアシスト」、空転した車輪にブレーキをかけ残りの車輪に駆動力を配分する「アクティブトラクションコントロール」、坂道発進を支援する「ヒルスタートアシストコントロール」なども標準搭載される。

面白いのは車両周囲の状況を4つのカメラで確認する「マルチテレインモニター」に、車両下やタイヤ位置を確認できるアンダーフロアビュー機能を設けたこと。悪路走破を前提にしたヘビーデューティ4×4ならではの機能だ。

画像: 車重2730kgとは思えない余裕の走り。

車重2730kgとは思えない余裕の走り。

話題を呼んだ充実の予防安全システム

エンジンは2000rpmから最大トルクの約90%を発生するワイドなトルクバンドを持つ3UR-FE型5.7L-V8。Dual VVT-iなどで吸排気効率・燃焼効率を高め、8 Super ECTと呼ぶ8速ATを組み合わせて、5.7LながらJC08モード燃費6.5km/Lという、4.0Lクラス並の低燃費を達成している。

サスペンションは前ダブルウイッシュボーン/後4リンク+ラテラルロッドで、ノーマル/ロー/ハイの3種類の車高が選べる4-WheelAHC(4輪アクティブハイトコントロール)と、走行状態に応じて減衰力を自動制御するAVS(アダプティブバリアブルサスペンションシステム)機能が標準搭載され、路面を選ばない快適な乗り心地と高い踏破性を実現した。

また、カスタマイズモードでパワートレーン/シャシ/空調の組み合わせを好みの設定にできるドライブモードセレクトも装備。オーナーが求める走り味を自由に作れる楽しさも満喫できる。

安全性はミリ波レーダーと単眼カメラで衝突回避などを支援する予防安全システムLEXUSSAFETY SYSTEM+を標準装備。歩行者保護にも対応した機能を含む、4つの予防安全システムをパッケージ化したもので、国内初採用で話題を呼んだ。

LXは本格SUVとしての力強さとラグジュアリー感を表現したエクステリア、金属/革/本木目と異なる素材のコントラストを際立たせて上質感を演出したインテリア、世界初搭載となる先進の空調システム「レクサス クライメイト コンシェルジュ」など、見ても乗っても走っても、フラッグシップSUVとしての魅力に溢れるモデルであることは間違いない。

2017年には 2列シート5人乗りを新規設定するなどラインアップを拡充し、SUVの王者の地位を揺るぎないものにしている。

画像: レクサスシリーズでもっとも大きな排気量の5.7L V8DOHCエンジンを搭載(最高出力377ps最大トルク534Nm)。

レクサスシリーズでもっとも大きな排気量の5.7L V8DOHCエンジンを搭載(最高出力377ps最大トルク534Nm)。

■レクサス LX570 主要諸元

●全長×全幅×全高=5080×1980×1910mm
●ホイールベース=2850mm
●車両重量=2730kg(8人)
●エンジン=V8DOHC
●排気量=5662cc
●最高出力=377ps/5600rpm
●最大トルク=534Nm(54.5kgm)/3200rpm
●駆動方式=4WD
●トランスミッション=8速AT
●車両価格(税込)=1115万円

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