鳥取県境港市からフェリーに乗船し、ウラジオストクからロシアの大地を走る・・・という冒険旅行もいよいよ終盤を迎えました。しかし、終盤になってからはトラブルが多発! 今回紹介するのは、「こんなトラブルもあるんだな・・・」と驚かされる出来事でした!

大変!! 堀田さんのウラルがはぐれちゃった!

ウラジオストクの南側にあるルースキー島で、レストランにて美味しい海鮮に舌鼓を打ち、軍港としてのウラジオストクの歴史を感じさせる要塞見学を楽しんだ一行は、今宵の宿に帰るために夜のウラジオストクの街を走りました。

画像: ルースキー島の要塞見学で訪れたこちらの要塞は、1903年に建築されたものです・・・。

ルースキー島の要塞見学で訪れたこちらの要塞は、1903年に建築されたものです・・・。

途中、スーパーマーケットで買い物をして、再びサポートカーを先頭に、堀内さんと堀田さん2台のウラルが続く隊列走行で宿を目指します。間もなくして宿に続く路地に着いたとき・・・なんと、後ろをついてきたはずの堀田さんがいません!

あわわ・・・えらいこっちゃ! と心配していると、堀内さんのスマホへ堀田さんからメッセージが・・・堀田さんのウラルが、なんと走行中にエンジンが止まってしまい、立ち往生しちゃっていることが判明しました!

ひとまずサポートカーで、スーパーマーケットからの道を再び走り探索しました。そして、夜の路上に止まっている堀田さんとウラルを無事発見! ひとまず事故などはなくて良かったです!

画像: サポートカー(三菱デリカ)から工具をおろし、早速ウラルのエンストの原因を探りつつ、修理を試みました。

サポートカー(三菱デリカ)から工具をおろし、早速ウラルのエンストの原因を探りつつ、修理を試みました。

堀田さんによると、サポートカーと堀内さんのウラルを追っていたら、次第にエンジンが不調になってエンスト・・・。そして、どうも社外品の日本製のガソリンフィルターが、ダメになっているっぽい・・・とのことでした。

画像: こちら、社外品の日本製のガソリンフィルター。グニャグニャになっており、フューエルラインから取りはずそうとした時に、出口側がポッキリ折れてしまいました・・・。

こちら、社外品の日本製のガソリンフィルター。グニャグニャになっており、フューエルラインから取りはずそうとした時に、出口側がポッキリ折れてしまいました・・・。

原因はガソリンの成分のベンゼン?

振り返ると、ルースキー島から宿に帰る際、ルースキー島にあるガソリンスタンドで燃料を補給しました。そのときに入れたガソリンのベンゼン成分が濃い目で、ガソリンフィルターの樹脂を溶かしてしまったのかもしれません・・・。

「でも、沿海地方へ行く前・・・ルースキー島でメディア取材受けたときも、あのガソリンスタンドで同じ95オクタンのガソリン入れましたよね・・・? あのときは何ともなかったのに・・・」と堀田さんは不思議がります。なるほど、確かにそうでした・・・。ある程度時間をかけて、ガソリンフィルターが溶けていったのかも・・・? 沿海地方からの帰路途中の、堀田さんのウラルのエンジン不調も、これが原因だったのかな・・・? いろいろ疑惑は深まりますが、とにかく再び堀田さんのウラルを走れる状態にするのがまず第一です!

困ったのは、ポッキリ折れたガソリンフィルターの出口側の破片が、キャブレターにつながるフューエルホースに残ってしまったことです。ホースの長さ自体は、なんとか引っ張れば燃料コックに届くのですが、接続するためにはこの折れた破片を取り除かなければなりません・・・。

画像: 夜の帳が下りたウラジオストクの街・・・携帯作業灯とスマホの灯りを頼りに、フューエルホースに残ったフィルターの破片を取り除きます・・・。

夜の帳が下りたウラジオストクの街・・・携帯作業灯とスマホの灯りを頼りに、フューエルホースに残ったフィルターの破片を取り除きます・・・。

残念なことに、手持ちの工具に破片を取り除くのに適した工具(ロングノーズプライヤーとか)がなかったので、取り外したホースの中に数種類のドライバーのシャフトを突っ込んで、ドロドロとなった樹脂片をこじり取ることに・・・。このドロドロ具合が結構難儀でしたが、20分くらい? かけて除去に成功! そしてホースを燃料コックとキャブレターに接続し再始動を試みると、ウラルは再び力強いエキゾーストノートを夜の街に轟かせてくれました! ヨカッタヨカッタ・・・です! (続く)

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