去る8月15日に行なわれた「ゲーム・オブ・スローンズ 最終章」と映画「キングダム」のブルーレイ&DVDのリリースを記念する「ゲーム・オブ・スローンズ」の製作総指揮を務めるデヴィッド・ベニオフとD・B・ワイス、漫画「キングダム」原作者の原泰久によるスペシャルコラボ鼎談の様子をお届けする。

今もっとも熱い歴史大河ロマン2作!
クリエイターたちが作品コンセプトを激白!

本年7月発表のエミー賞ノミネートで史上最多の32部門を記録した「ゲーム・オブ・スローンズ」のクリエイターコンビ、デヴィッド・ベニオフとD・B・ワイス、そして現時点で本年の実写邦画興収NO.1の大ヒット映画「キングダム」の原作コミック作者・原泰久。今、もっとも熱い2作のクリエイター3人が、鼎談を敢行! クリエイターたちの意識には思った以上に共通点があることが分かった。

画像: 「ゲーム・オブ・スローンズ 最終章」

「ゲーム・オブ・スローンズ 最終章」

画像: 映画「キングダム」

映画「キングダム」

そもそもこの2作に共通点は多い。共に実際の歴史を意識した大河ロマン。時代背景は、遥か昔。どちらも複数の集団が権力を争う闘争劇。そして、個性的な登場人物が多数登場する群像ドラマなのも共通だ。そんな共通点を持つ「キングダム」の作者・原泰久は、実は「ゲーム・オブ・スローンズ」の大ファン。その魅力をこう語る。

原泰久(以下、原)「群像劇は難しいのに、それを"主人公が誰か分からない"という新しいスタイルで描いているんです。僕が主人公だと思って見ていた人物が、第1シーズンで死んでしまったときに、心を掴まれて離れられなくなりました。"君が主人公じゃないのか?!"って(笑)。そこからはもう興奮の繰り返しです。複数のキャラが登場してドラマが同時進行するのに、どのキャラのドラマも混同することがなく、そして面白い。本当に計算し尽くされた脚本だと思います」

——また原は、映画「キングダム」では脚本打ち合わせの段階からスタッフに「ゲーム・オブ・スローンズ」を見るように勧めたという。中でも参考にしたエピソードは第六章第9話「落とし子の戦い」。

原「僕は合戦のある映画はすべて見るようにしているんですが、斬新だと思ったのは、ジョン・スノウが敵陣に突入するときの演出です。走っていくジョンにカメラマンが付いて行って、ジョンが走りながら戦うのをカメラがずっと長回しで追うシーン。途中でジョンとカメラの間を騎馬の兵士が横切ったり、馬に兵士が跳ねられたりするんですが、その撮り方がすごく印象的で、合戦の演出にはまだまだ新しい可能性があると痛感しました

デヴィッド・ベニオフ(以下、ベニオフ)「影響はお互いに受けあっていると思います。『ゲーム〜』がもっとも意識した作品は黒澤明監督の『乱』なんです。馬が平原を横切っていく遠景や、旗が風にはためく光景などを取り込みたいと思いました。その『乱』の原作はシェイクスピアの『リア王』です。影響には国境がない、ボーダレスなんだと感じます」

画像: 左からD・B・ワイス、デヴィット・ベニオフ、原泰久

左からD・B・ワイス、デヴィット・ベニオフ、原泰久

——この2作は、原作に多くの熱狂的なファンがいるところも同じだ。

原「映画の脚本に参加しましたが、一番に意識したのは、原作好きと、原作を知らない人、両方が楽しめる映画にしなくちゃいけないということです」

ベニオフ「そこは僕らも同じです。原作のG・R・R・マーティンの小説『氷と炎の歌』シリーズには多くのファンがいますから。しかも小説には登場人物の背景を細かく書き込めるけど、ドラマではそれが出来ません。だから、どこまで説明が必要かを見極めるのも難しいところでした」

——また、史実とフィクション、歴史とファンタジー要素についても、クリエイターたちの意識はかなり似ている。

原「紀元前の話で『史記』などの歴史書を原点にしていますが、あまりリアルに中国っぽくすると、
見ている側が距離を感じてしまうので、ある種のファンタジー要素も加えるようにしたんです。『ゲーム~』もそうですよね、架空の世界だけれども歴史を踏まえた説得力のあるビジュアルで」

D・B・ワイス「その通りです。原作小説も、実際の歴史を原点にしていますし、美術も歴史的造形を意識しています。でも、私たちが見る"歴史的建造物"は、当時の人たちの目に映ったものとは違うと思うんです。大昔にフランスの田舎に住んでいた人が、生まれて初めてノードルダム寺院を見たら、まるでこの世のものとは思えないほど大きな衝撃を受けたでしょう。その衝撃を表現するために、僕たちは歴史的な造形にファンタジー要素を加えました。彼らが受けた衝撃を想像して、北の"壁"や、王都の"赤の王城"のデザインを考えていったんです」

【PART2へ続く】

「ゲーム・オブ・スローンズ最終章」&「キングダム」リリース情報

画像1: 「ゲーム・オブ・スローンズ最終章」&「キングダム」リリース情報

「ゲーム・オブ・スローンズ 最終章」
10月2日(水)ブルーレイ&DVDレンタル開始
12月4日(水)ブルーレイ&DVD発売
【初回生産限定】ブルーレイ コンプリート・ボックス 11818円+税
【初回生産限定】DVDコンプリート・ボックス 10000円+税
発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
Game of Thrones © 2019 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and related service marks are the property of HomeBox Office, Inc. Distributed by Warner Bros. Entertainment Inc.
※R-15:本作には、一部に15歳未満の鑑賞には不適切な表現が含まれています。

画像2: 「ゲーム・オブ・スローンズ最終章」&「キングダム」リリース情報

「キングダム」
11月6日(水)ブルーレイ&DVDリリース(同日レンタル開始)
ブルーレイ&DVDセット プレミアム・エディション【初回生産限定】7990円+税(3枚組)
ブルーレイ&DVDセット【通常版】4743円+税(2枚組)
10月9日(水)デジタル版順次先行配信
発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©原泰久/集英社 ©2019 映画「キングダム」製作委員会

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